姿勢を意識して歩き方を美しく!きれいなママでいるためのポイント
立ち姿や歩き方など、産後に姿勢の悪さが気になりだしたというママは多いでしょう。実は、ママの姿勢の悪さは妊娠や出産、日々の子育てによる影響が大きいのですが、ちょっとした心掛けで美しい歩き方をすることは可能です。姿勢の良し悪しはその人の印象までも左右するため、正しい姿勢できれいなママを目指しましょう。
産後に姿勢が悪くなってしまうのはなぜ?
妊娠中の「反り腰」が影響する
反り腰は、腰を反らせるだけでなく背中も丸まって猫背になるので姿勢が悪くなります。現代社会では、デスクワークが増えたり、車などの乗り物に頼ってあまり歩かなくなったりと、もともとの筋力が弱い妊婦さんが少なくありません。
そのため、妊娠前から反り腰であるママも多く、反り腰の姿勢を続ければ続けるほど姿勢の悪さが悪化するでしょう。結果的に産後も反り腰の影響によって、姿勢が悪い状態となってしまうのですね。
育児の姿勢で「猫背」になりやすい
授乳中は赤ちゃんがおっぱいを咥えやすいように、背中を丸める姿勢になっていませんか?また、おむつ替えの際にも、やはり体が前かがみになりやすいでしょう。
抱っこひもを使って赤ちゃんを抱っこするときも、赤ちゃんの重みから前傾姿勢になりがちですね。さらにベビーカーを押すときも、自転車に乗るときもハンドルを両手で前に持つため、無意識に前傾姿勢になっています。
産後は妊娠前よりも腹筋が弱っているのでお腹に力が入りにくく、これも猫背になってしまう要因の一つです。
骨盤と姿勢の関係性を知ろう
しかし、背骨が「I」字のようにまっすぐになると、背中と腹筋の筋肉のバランスが崩れ、姿勢が悪くなってしまいます。これは、骨盤の歪みが引き金となるケースが多く、反対に姿勢が悪いから骨盤を歪ませているともいえるのです。
このように、骨盤と姿勢には密接な関係があります。特に、産後は骨盤が出産で大きく開きゆるんだ状態です。産後のママの姿勢が悪くなりやすいというのは、ある意味では自然なことなのかもしれません。
正しい姿勢に整えればメリットもたくさん
肩や腰からくるぶしまでのラインが一直線
正しい姿勢で立つには、肩の力を抜き、体の重心を足の土踏まずから親指のつけ根にかけて置くようにします。次に、お腹を引き締めてお尻に力を入れましょう。こうすると太ももの内側とお尻の筋肉が使われ、すらっとした直線的な脚のラインを作れます。
上半身は、胸を開き、腕は体の横に沿わせるようにして、背筋は天井に向かって高く吊り上げられるイメージで、まっすぐ伸ばしましょう。
横から見たときに、肩や腰からくるぶしまでのラインが一直線につながるのが正しい姿勢、理想的な姿勢といえます。
関節などの痛みの軽減が期待できる
わかりやすいイメージでは、仙骨座りといわれる姿勢があります。これは立ち方や歩き方ではなく一つの座り方ですが、背もたれのある椅子に浅く腰掛けた状態で、背もたれに寄り掛かる姿勢です。背もたれがあるので一見楽そうに見えるものの、背骨や腰など関節に大きな負担を掛けているので痛みを引き起こします。
正しい姿勢を保つよう心掛ければ、関節の負担を減らすことができ、結果的に関節などの痛みの軽減が期待できるのです。
ヒップアップでスタイル向上も目指せる
正しい姿勢で立つには、肛門を引き締めるように意識しながら、お尻に力を入れることがポイントです。正しく立つだけで筋肉が鍛えられることになるので、ヒップアップを目指せますよ。
また、肩に力を入れず、下腹部にしっかりと力を入れて立つよう心掛けると、後傾していた腰が持ち上がり曲がっていた背中や膝が伸びるため、背筋がまっすぐになるでしょう。胸が開かれ、あごも引けるので若々しい姿勢となり、スタイル向上にもつながります。
意識するだけでOK!美しい姿勢で歩こう
体の重心を移動させて肩幅の間隔で歩く
美しく歩くためには、足裏の重心移動にコツがあります。歩くときはかかとから着地しましょう。重心は、かかとから足の外側(小指側)を通り、親指のつけ根に移動し、最後は親指に抜けるようにするのがポイントです。
歩幅は肩幅くらいを目安にした間隔でやや広めに保ちましょう。このように歩くと、脚の内側にある筋肉が正しく使われます。
さらに、脚の前ではなく後ろ側の筋肉を意識しながら歩くとふくらはぎから太もも、お尻の筋肉もしっかりと使われて、全体的に脚がほっそりするという嬉しい効果も期待できますよ。