1歳児の髪の毛が薄いのは問題ない?髪の毛が薄い原因と対処法
生まれたばかりの新生児ではあまり髪の毛が生えていなくても問題ありませんが、1歳を過ぎても髪の毛が薄いと心配になってしまうママもいるのではないでしょうか。「このまま髪の毛が増えなかったらどうしよう」と不安な気持ちを抱えるママに、赤ちゃんの薄毛の原因と対処法をご紹介します。
1歳の子どもの髪の毛が薄い原因とは
産毛が抜け、新しい髪が生える時期だから
時々、生まれたばかりでも黒々とした髪がたくさん生えている赤ちゃんがいますが、赤ちゃんの頭に生えている髪の毛の差は、この段階ではまだ産毛の質が違うだけなので心配いりません。1歳ごろになると、だんだんと産毛から大人のような頭髪に切り替わっていきます。
ただし、最初は1本1本の毛が細いこともあるので、1歳の段階でまだ薄毛だとしても焦らなくて大丈夫です。3~4歳になると毛質もしっかりしてくるので、気長に髪の成長を見守りましょう。
頭皮の湿疹により髪が一時的に減ってしまう
乳児脂漏性湿疹になる時期や症状の強さには個人差があり、すべての赤ちゃんが頭皮にダメージを受けるわけではありません。また脂漏性湿疹は発症から数週間続くこともありますが、自然に治る場合が多いので、症状が落ち着いて頭皮が元の状態になれば髪の毛がまた生えてきます。
赤ちゃんの皮膚はデリケートなので湿疹が出ることも多いですが、なかなか治らない場合や、ひどい症状が出てしまったときはアトピー性皮膚炎である場合も考えられるので小児科や皮膚科を受診しましょう。
子どもが自分で髪の毛を抜いてしまうことも
髪の毛を自分で引き抜く行為は、病的にも感じられ心配してしまうママも多いかもしれませんが、まだ遊びの延長で髪を引っ張っているだけなのであまり心配はいりません。赤ちゃんも「髪の毛を引っ張ると痛い」ということが分かれば自然とやらなくなります。
それでも髪は抜いてほしくないですね。もしも髪を抜いている場面に遭遇してしまったら、声かけやおもちゃを見せるなどして赤ちゃんの気をそらすようにしてみると効果的です。
髪の毛が薄い1歳児は成長に問題はないの?
1歳の子どもの髪の毛が薄くても大丈夫
このように、産毛の色や質の違いによって濃く見えたり薄く見えたりすることがありますが、大人になってまでこの産毛の状態が続くことはないと考えて大丈夫です。ごくまれに、髪の毛だけでなくまつげや眉毛、体毛もないという病気がありますが、髪の毛以外がしっかりあれば単に「まだ薄い」というだけですのでしっかりとした髪の毛が生えてくるのを待ちましょう。
子どもの髪が生えそろうのは3~4歳ごろ
1歳ごろまでには大人のような毛髪に生え変わるといっても、まだ完全な状態ではなく3~4歳ごろまでは生え変わりながら徐々に強く太い髪の毛に生まれ変わっていきます。そのため、3歳ぐらいになって急に髪の毛が伸び始めることもあります。
また、それまで天然パーマでくるくるだった髪の毛の子がストレートに変わったり、茶色だったのが真っ黒に変わったり毛質も変化する場合があります。4歳ごろにはヘアアレンジもできるようになるでしょう。
髪の毛が薄いのも個性!気長に見守ろう
髪の毛を早く生やそうと昔は丸坊主にすることもありましたが、現在ではその有効性は認められず、赤ちゃんの頭皮にとっても危険といわれているのでやめておきましょう。それよりも、髪の毛が少ないのも個性と考え、ボリュームのあるヘアバンドでおしゃれをしたり、キャップや帽子をコーデに取り入れたりしながら、薄毛ならではのファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。