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新生児におしゃぶりは必要?効果と注意点を知って上手に使おう

新生児におしゃぶりは必要?効果と注意点を知って上手に使おう

体調が悪いときに使うと中耳炎になるかも

乳幼児がなりやすい病気の一つが中耳炎です。耳が痛くなり、高熱が出ることでも知られていますが、一度かかるとくせになりやすいのも厄介ですね。

赤ちゃんがおしゃぶりを使うと耳の中の圧力が変わり、風邪をひいているときなどは中耳炎になるリスクが高まります。鼻が詰まっているときや鼻水が出ているときなどはとくに息苦しくなり、おしゃぶりの使用は危険です。

具合が悪いときこそ使いたくなってしまいますが、体調不良があるときはおしゃぶりの使用は控えましょう。

おしゃぶりでカンジダ感染症のリスクがある

「赤ちゃんがカンジダになる」と聞くとびっくりしてしまいますが、カンジダ真菌は誰でも身体の中に持っている菌で、抵抗力が弱くなると感染する可能性があります。新生児は抵抗力がまだ弱いので、不潔なおしゃぶりや哺乳瓶を使用することで発症します。

症状としては赤ちゃんの口の周りや舌に白いミルクかすのようなものが付着します。鵞口瘡(がこうそう)と呼ばれ、1週間ほどで治ることが多いですが、長引くようであれば病院に行く必要があります。

おしゃぶりは清潔に保ちましょう。

デメリットを最小限にして上手に使おう

使用後は消毒して衛生面に気を付けよう

赤ちゃんに触れるものはどんなものでも清潔であることが望ましいですね。とくに新生児期は抵抗力が弱いので「ちょっと神経質かな」と思うくらいでもちょうどよいことがあります。

おしゃぶりは日常で何度も使うものですし、哺乳瓶のように使用前、使用後がはっきり区別しにくいアイテムでもあります。使用後はこまめに消毒したいですが、一つのおしゃぶりを使いまわしていると消毒のタイミングが分からない場合もありますね。

レンジで手軽に消毒できるものなら手間もかかりませんし、いくつかスペアを用意しておくというのもアイデアです。夜まとめて消毒しておけば、翌日おしゃぶりを落としたり汚したりしてもサッと代わりのおしゃぶりが使えますよ。

使用時間を決めて使い方にメリハリを

おしゃぶりのメリットを最大限生かすためにも、デメリットを最小限にするためにも使用時間にメリハリをつけることが大事です。一日中赤ちゃんにおしゃぶりを使用するのが、もっとも避けなければいけない使用方法です。

使用時間は短く、使用期間も短く設定するのが上手なおしゃぶりとのつき合い方のポイントです。SIDS予防のためにおしゃぶりを使っているママは、寝ているときにもおしゃぶりを使いますが、いつまでも寝かしつけに使っているとおしゃぶりなしには眠れなくなることも考えられます。

月齢による使い分けも考えながら、徐々に使う頻度を落としていくなど、無理なくおしゃぶりを卒業できるように長期的な計画を立てることも大事です。

赤ちゃんとの触れ合いの時間を大切に

「おしゃぶりで大人しくしてくれる赤ちゃんは手がかからなくてママも嬉しい」と思ってしまいがちです。ですが、赤ちゃんは無意味に泣いているわけではなく、ママの興味を引きたい一心ということもあるのです。

おしゃぶりの使用に罪悪感を抱く必要はありませんので、おしゃぶりをしている時間であっても積極的に赤ちゃんに声をかけましょう。「おしゃぶりを使おうかな」と思ったときも、時間の許す限りはママがあやしてみてください。

おしゃぶりで泣き止まない赤ちゃんのお世話は確かに大変ですが、その分ママが時間を割いて一所懸命あやす時間が必要になってきます。おしゃぶりが使えるとママに少し余裕ができますので、その分笑顔で遊ぶ時間が増えるとよいですね。

まとめ

機能的なおしゃぶりや可愛いおしゃぶりなどたくさんの選択肢がありますが、「使う」「使わない」も大きな選択であり、自由に選ぶことのできるものです。メリットやデメリットを目にすると迷いが出てきますが、自分のよいと思った方が正しい選択です。

やめる大変さもママの頭によぎるかもしれませんが、意外と苦も無くやめられる子が多くいます。どうしてもやめるのが難しいと感じるときは専門家の助けも借りることができますので、覚えておくとよいですね。
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