お食い初めのお金は誰が準備する?かかる費用やお金のマナーを紹介
お食い初めをする場合、お祝いに必要なものを揃えたり招待した方への食事を準備したりしますが、その費用は誰が出すものなのでしょうか?また、招待された人もご祝儀やお祝い品を持って参加しますので、相場やマナーが気になりますよね。そこで今回は、お食い初めに関するお金事情について、詳しくご紹介します。
生後100日!お食い初めの準備をしよう
お食い初めとはどんなお祝いの儀式?
祝い膳を用意し「子どもが生涯、食べ物に困らないように」という願いを込めて、ご馳走をで祝う儀式をします。もちろん赤ちゃんはまだ固形物を食べられないので、ご馳走を口元まで運び食べさせる真似をします。
100日ごろに赤ちゃんの歯が生え始めるとされていることから「石のように固く丈夫な歯になるように」との願いをこめて、「歯固め」と呼ばれる儀式も一緒に行うことが一般的です。
お食い初めに準備するもの
・お食い初めの料理
ご飯(赤飯)、椀物(はまぐりのお吸い物)、主菜(祝い鯛)、副菜1(野菜の煮物、黒豆の煮物など)、副菜2(香の物、紅白なますなど)の5品。
・お食い初め用の食器
正式には漆器や素焼きの高足のお膳を使います。男の子用は全体が赤い朱塗り、女の子用は外側は黒塗り、内側は朱塗りが基本です。
・祝箸
柳で作られた両側が細くなっている箸で、縁起がよいとされています。
・歯固めの石
歯固めの儀式で使う石は、お宮参りの際に神社でもらった石が一般的です。なければ拾ってきた石でもよいですが、綺麗に洗いましょう。
赤ちゃんにかわいい洋服や着物を着せるパパやママもいますよ。
赤ちゃんの両親が準備をしお金を払う
通常、招待された人はご祝儀のお金やお祝い品を持ってきます。そのお金で費用をまかなうことや、食事代の一部にあてることもできるでしょう。
また、お祝い膳に使う食器は母方の実家が贈るという習慣があるため、祖父母が食器を用意してくれるかもしれません。
しかしお食い初めは両親が我が子のために行うお祝い事です。祖父母の援助やお祝い金をあてにしたりせず、無理のない予算で計画することが大切ですよ。祖父母からお祝いをいただいたうえに、費用を出してもらうようなことがないようにしましょう。
お食い初めにかかるお金はいくら?
食事の費用は祝う場所によって異なる
自宅で行う場合は、宅配サービスが人気があります。お食い初めの膳は、5,000~10,000円、招待客への食事は3,000~10,000円と幅広いコースから選べます。品数や食材、食器の利用有無などにより、金額が変わります。
ホテルや割烹料理店で行う場合は、祝い膳が5,000円前後、招待客の食事は8,000~10,000円を目安にしましょう。ホテルを利用する場合は、別途個室の利用代金がかかることがあります。
自分で料理を作るのが一番安上がりですが、小さい赤ちゃんを抱えての準備は大変です。かかる手間や時間を考えると、宅配サービスの利用やホテルなどで行った方がストレスが少ないでしょう。
自宅で祝う場合は食器の費用もかかる
プラスチックの簡易的なものであれば3,000円前後で買えるので、使う機会は少ないと割り切ってリーズナブルなものにしてもよいでしょう。
また、お宮参りで神社から簡易的な食器がもらえる場合もあります。もしくは、使わなくなったお食い初め食器を持っている親戚や親しい友人がいれば、借りてもよいでしょう。
最近は伝統的な食器にはこだわらず、離乳食でも使える陶器や木の食器セットを使う場合もあります。祖父母の理解が得られるようなら、赤ちゃんのイメージに合うかわいい食器を用意してはいかがでしょうか。
ご祝儀の相場は5,000~10,000円
お食い初めを行う場所が自宅なのか、もしくはホテルや料亭なのかによって金額に違いが出てきます。事前にお食い初めをどのような場所で行うのか確認し、包む金額を決めるとよいでしょう。
祖父母だからと多めに包む必要はありません。ママの実家が食器を贈る場合は、それだけで充分なこともありますよ。
ご祝儀の金額と食事の金額にあまりにも差があると、申し訳ない気持ちになるかもしれません。当日思ったより豪華な食事が出てきたときは、赤ちゃんのお誕生日などの機会にプレゼントを贈ってもよいでしょう。