新生児の正しい爪の切り方を知ろう!爪を切るタイミングや注意点を紹介
新生児の爪は驚くほど小さくやわらかいですよね。爪切りを嫌がる赤ちゃんもいるため、爪切りが怖いと感じるママも多いのではないでしょうか。そこで今回は新生児の爪の切り方や注意点、爪を切るタイミング、万が一失敗してしまったときの対処法など、新生児の爪切りに関する情報をまとめました。
目次
- 新生児の爪切りで知っておきたいこと
- 新生児の爪について詳しく知っておこう
- 新生児の爪切りを始める時期とは
- 爪を切る頻度は伸びるペースに合わせよう
- 新生児用の爪切りの種類について
- 簡単に切れて使いやすい「はさみ型」
- 安全で安心して使える「クリップ型」
- 新生児の爪に負担が掛からない「爪やすり」
- 新生児の爪の切り方や姿勢について
- 新生児が仰向けに寝ている姿勢がベスト
- 新生児の手をしっかりと固定しよう
- 爪の角から切るのがポイント
- 手足の爪を切るコツや後処理の方法を知ろう
- 手の爪を切りやすい順番とは
- 足の爪は形にも気をつけよう
- 爪を切った後はきちんと処理をしよう
- ママが使いやすい新生児用の爪切り三つ
- 安定感があり使いやすい「赤ちゃんツメキリ」
- 切りやすく安全な「新生児つめきりはさみ」
- ママも一緒に使える「ネイルケアセット」
- 爪切りを嫌がる新生児の爪を切るコツ
- 新生児が寝ている間に切る
- テレビやおもちゃに集中しているときに
- 無理をせず少しずつ切ろう
- 爪切りに失敗したときの対処方法
- 深爪した場合の対処方法について
- 出血した場合の対処方法
- 絆創膏や消毒液は使って大丈夫?
- 爪切りが原因で起こる病気について
- 爪が外に反ってしまう「匙状爪甲」
- 爪の周りが炎症を起こす「爪周囲炎」
- 爪が皮膚に食い込み炎症を起こす「巻き爪」
- 新生児の爪を切るときに注意すること
- お風呂上がりの爪切りは控えよう
- 爪の先は尖らないようにしよう
- 深爪にならないように気をつけよう
- まとめ
新生児の爪切りで知っておきたいこと
新生児の爪について詳しく知っておこう
そのため、大人に比べて皮膚が薄い子どもの爪は大人の爪よりも薄いことが特徴です。新生児の爪はとくに薄くなっていて、カミソリほどの厚みしかないともいわれています。爪の先がうっすら透けて見えることもあります。
また、大人の爪は先の方から見ると中心が盛り上がった「アーチ型」ですが、赤ちゃんの爪は平らになっています。爪の先を触るとグニャっと曲がるなど、大人の爪よりも薄く柔らかいことも特徴です。
赤ちゃんの爪はもろく、衣類などに引っかけて割れやすくなっています。伸びるペースが速いため、こまめにチェックして切り揃えましょう。
新生児の爪切りを始める時期とは
しかし、爪を切り始める時期に決まりはなく、伸びるペースも個人差があるため、具体的に「いつから」ということもいえません。時期などは気にせず、爪が伸びていたら切るようにしましょう。
赤ちゃんの爪は、生まれた後で生えるのではなく、お腹の中にいるときから伸び始めています。そのため、生まれた時点で爪が長いこともあれば、短いこともあります。
爪が伸びていると服などに引っかかって爪が割れたり、顔を引っかいて傷がついてしまったりするかもしれません。赤ちゃん用の爪切りを入院準備品として持っておくとよいでしょう。
爪を切る頻度は伸びるペースに合わせよう
しかし、赤ちゃんは大人に比べて新陳代謝が活発なため、爪が伸びるペースも早くなります。平均すると3日に1回程度切っているというママが多いようですよ。
手のひら側から指を見たときに、白い部分が見えたら爪を切るタイミングです。手のひら側からチェックしづらい場合は、爪の白い部分が2〜3mm程度になったら切りましょう。
また、足の爪は手の爪に比べて伸びるのが遅く、伸びる速さは手の爪の半分くらいだといわれています。手の爪を切るのが3日に1回程度なら、足の爪は1週間に1回チェックするとよいでしょう。
新生児用の爪切りの種類について
簡単に切れて使いやすい「はさみ型」
赤ちゃんの指に合わせて小さく作られているため、赤ちゃんの指先が刃で隠れて見えないということがありません。刃先も丸くなっているため、赤ちゃんの肌を傷つける心配もなく安全に使うことができます。
また、赤ちゃん用のはさみ型の爪切りは刃が薄くなっており、薄く柔らかい新生児の爪を切るのに適しています。
眉毛カット用のはさみは、赤ちゃんの爪切りに代用できそうですが、刃に厚みがあるため爪をきれいに切ることはできません。赤ちゃんを傷つける危険もあるので代用しないようにしましょう。
安全で安心して使える「クリップ型」
はさみ型の爪切りは慣れていないと使いづらさを感じやすく、深爪をしそうで怖いと感じるママも多いようですが、大人用と同じ形のクリップ型は自分の爪を切る感覚で使えることが大きな特徴です。
クリップ型の中でも、切った爪を受け止めるキャッチャーつきの爪切りは、赤ちゃんの爪が周囲に飛び散ることを防げます。はさみ型よりも爪が飛び散りにくいのも魅力ですね。
ただし、クリップ型の爪切りは爪に掛かる負担が大きく、爪が柔らかいと「二枚爪」になることがあります。新生児や低月齢のうちは「はさみ型」、ある程度成長したら「クリップ型」という風に使い分けてもよいでしょう。
新生児の爪に負担が掛からない「爪やすり」
爪やすりを使って爪を少しずつ削る方法は、爪への負担が少なく二枚爪などになる心配が少ないです。深爪しにくく「爪切りが怖い」というママにぴったりですよ。
ただし、爪切りに比べるとお手入れに時間がかかるのがデメリットです。はさみと併用する、電動の爪やすりを使うなど、時短することでママと赤ちゃんの負担を減らすことができますよ。
大人用爪切りについているやすりは、肌を傷つける可能性があるので使用は避けましょう。ガラス製の爪やすりなら肌に優しく、丸洗いできて清潔です。
新生児の爪の切り方や姿勢について
新生児が仰向けに寝ている姿勢がベスト
そのため、新生児の爪を切るのは、赤ちゃんが仰向けに寝ているときがよいでしょう。赤ちゃんの体に掛かる負担が少なく、自然な姿勢で爪を切ることができます。
ママやパパは、寝ている赤ちゃんの頭側に座り、逆さまに見下ろすような姿勢で切ると自分の爪を切る感覚に近く、失敗しにくくなります。
ただし、赤ちゃんの上に覆いかぶさる形になるため、光の当たり具合などによっては手元が暗くなることがあります。このようなときは、赤ちゃんの横に座って切るなど、手元を見やすい姿勢に変えてみましょう。
新生児の手をしっかりと固定しよう
爪を切るときは、赤ちゃんが急に動いたときに指を傷つけないよう、赤ちゃんの手と指をしっかり固定しましょう。
まず、軽くこぶしを作った赤ちゃんの手を包み込むように握ります。次に、赤ちゃんの指を1本だけ立てて大人の人差し指側面に乗せ、親指で赤ちゃんの指の関節を優しく挟んでください。
指だけを固定すると、赤ちゃんが手を動かしたときに骨折する可能性があります。手全体を固定するとケガをしにくいだけではなく、赤ちゃんが安心できるというメリットがありますよ。
爪の角から切るのがポイント
爪の角は爪のなかでも一番鋭く、顔をかいたときに傷を作ってしまったり、衣類に引っかけてしまったりします。まずは両端の角を切るようにしましょう。
角が切れたら残りの中心部分を指先のカーブに沿うような形で切ります。白い部分が1mm程度残るように切るとよいですよ。
また、切れ味がよくない爪切りを使うと、切った部分に「バリ」ができることがあります。バリができたときは軽くやすりをか掛け、爪の先が滑らかになるよう仕上げましょう。