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新生児の正しい爪の切り方を知ろう!爪を切るタイミングや注意点を紹介

新生児の正しい爪の切り方を知ろう!爪を切るタイミングや注意点を紹介

爪切りに失敗したときの対処方法

深爪した場合の対処方法について

赤ちゃんの爪を切るときは、白い部分が1mm程度残るように切ればよいですよ。しかし、爪切りを失敗して深爪をすることがあるかもしれませんね。

もし、深爪をしたとしても、指から出血していないのであれば、とくに心配する必要はありません。指先の痛みで赤ちゃんが不機嫌になる可能性がありますが、2日もあれば治るでしょう。

また、深爪をしたときは、切り過ぎた場所に合わせて周囲の爪も短く切らないようにしましょう。爪の形が少し変になるかもしれませんが、形を整えようとすると深爪の範囲を広げかねません。

深爪した部分の角が尖っている場合は、爪やすりで優しく削りましょう。ワセリンを塗って指先を保護すると、痛みを軽減することができますよ。

出血した場合の対処方法

深爪が原因で出血したときは、まずは落ち着いて止血しましょう。ティッシュやガーゼで傷口をしっかり押さえれば、数分で止血できますよ。

ただし、出血の範囲が広いときや出血が止まらないときは、迷わず病院を受診しましょう。傷の大きさや状態によっては、縫う必要があるかもしれません。ですから、安易な自己判断は避けましょう。

また、出血はすぐに治まったものの、数日たって指先が腫れてきたり、黒や緑に変色したりしている場合も病院を受診しましょう。傷から菌が入り、化膿し始めている可能性があります。

新生児は、あまり指しゃぶりをしませんが、口に手が当たったときは指をしゃぶってしまいます。傷口を舐めてしまわないよう、傷が治るまではミトンで保護してもよいでしょう。

絆創膏や消毒液は使って大丈夫?

傷の手当といえば絆創膏や消毒液を使うイメージがありますが、赤ちゃんに使ってもよいのでしょうか?

指しゃぶりをする赤ちゃんの場合、指に貼った絆創膏を誤飲してしまう可能性があります。指が細い新生児は絆創膏が外れやすく、誤飲リスクも高いので使用しないでおきましょう。

傷口の消毒は「したほうがよい」とされてきましたが、近年は「傷の回復を遅くする」といわれており、傷の手当てに消毒液は使わない方がよいとされています。

また、赤ちゃんは消毒液を舐めてしまう可能性も高いので、消毒液の使用も避けた方がよいでしょう。病院で塗り薬やワセリンなどを処方されたときは、傷を水で洗って清潔な状態にしてから塗るようにしましょう。

爪切りが原因で起こる病気について

爪が外に反ってしまう「匙状爪甲」

「匙状爪甲(さじじょうそうこう)」とは、爪が外に反ってスプーンのような形に変形する病気で、スプーンネイル、スプーン爪とも呼ばれます。

匙状爪甲は、爪が薄くなっているときになりやすい症状です。大人に比べて爪が薄い乳幼児は、生理的に匙状爪甲を起こしやすく、とくに爪が薄い新生児ではよく見られます。

痛みなどはなく、成長して爪が厚くなると自然と治りますが、爪が反っているため衣類などに引っかけやすくなります。やすりで削るなど、爪が尖らないように注意するとよいでしょう。

また、爪の中央が大きくへこんでいるなど、不安な場合は病院を受診しましょう。赤ちゃんの匙状爪甲は、生理的なものがほとんどですが、皮膚の病気や貧血が原因になっていることもあります。

爪の周りが炎症を起こす「爪周囲炎」

爪の周りが赤くなって腫れ、炎症を起こす「爪周囲炎(そうしゅういえん)」は、深爪や指しゃぶりなどでできた傷から菌が入ることで起こります。

痛みがあるため、気になって触ってしまったり指をしゃぶったりすると、悪化する可能性があります。炎症がひどくなって化膿すると、切開して膿を取らなくてはならないので注意が必要です。

赤ちゃんが爪周囲炎を起こしていると気づいたら、できるだけ早く病院を受診して炎症を抑える薬をもらいましょう。

また、あまり指しゃぶりをしない新生児の場合は、深爪が原因になっているケースがほとんどでなので、爪を切り過ぎないように注意しましょう。切り過ぎてしまったときは、指をできるだけ清潔にしておくことが大切ですよ。

爪が皮膚に食い込み炎症を起こす「巻き爪」

爪の端が皮膚に食い込み炎症を起こす「巻き爪」は、サイズの合わない靴を履いていいるときなどに起こりやすい症状です。しかし、靴を履かない新生児でも巻き爪になることがあります。

赤ちゃんの巻き爪は「深爪」や「爪の切り方」が原因です。

爪の端は衣類などに引っかからないよう少し丸くなるように切りますが、角度を深く切ると爪が伸びたときに巻き爪になりやすいのです。ですから、爪の端は「角を少し落とす程度」を心掛けるとよいでしょう。

また、巻き爪を起こしやすい足の爪の場合、顔を引っかいてしまう可能性も低いため、丸みをつけずまっすぐ切ってもかまいません。角の引っかかりが気になるときは、やすりで少しだけ削ると気にならなくなりますよ。

新生児の爪を切るときに注意すること

お風呂上がりの爪切りは控えよう

骨ではなく皮膚の一部である爪は、水分を含むと柔らかくなるという特徴があります。そのため、硬く厚みがある大人の足の爪を切るときは入浴後が適しているといわれています。

一方、赤ちゃんの爪は、元々薄く柔らかいため、入浴後は爪がフニャフニャにふやけていることがあります。爪と皮膚の境目も分かりづらくなるため、爪を切り過ぎてしまうかもしれません。

ご機嫌なときに爪を切りたいという気持ちも分かりますが、深爪しやすい状態なので、お風呂上がりの爪切りは控えた方がよいでしょう。

また、指しゃぶりをした後も爪がふやけていることがあります。赤ちゃんの爪を切るときは、爪がしっかり乾いていることを確認してから切りましょう。

爪の先は尖らないようにしよう

爪の先が尖っていると、赤ちゃんが自分の顔やパパ、ママを傷つけてしまうほか、衣類などに爪が引っかかるなどの原因になります。

中でも、赤ちゃん用品に使われることが多い「ガーゼ」や「タオル」は、爪を引っかけやすく、引っかかったときに爪が割れたり、めくれたりするかもしれません。爪を切ったあとは、指で触って尖っている部分が残っていないか確認することが大切です。

また、気になる部分があったときは、爪切りで切るのではなく、爪やすりで削るとよいですよ。尖った部分にやすりを45°傾けて当て、一定方向に動かして削りましょう。

力を入れると皮膚を傷つけたり、爪が割れたりします。目の細かいやすりで、優しく丁寧にかけてくださいね。

深爪にならないように気をつけよう

深爪が原因で傷から菌が入ると、炎症や化膿を起こすことがあります。巻き爪の原因になることもあるため、爪を切り過ぎないよう気をつけましょう。

赤ちゃんの爪は、こまめなケアが必要ですが、ケアをし過ぎると深く切り過ぎてしまうこともあります。「爪の手入れは白い部分が2mm以上になったら」など、目安を決めておくと切り過ぎの防止になりますよ。

また、男性は女性に比べて深爪の人が多いため、赤ちゃんの爪も短く切ってしまう可能性があります。パパに爪切りをしてもらうときは「白い部分を1mm残す」など、数字で具体的に伝えておくとよいでしょう。

赤ちゃん用の爪切りを使うことも重要です。大きな大人用爪切りは指を切ってしまう可能性があるので使用しないほうがよいでしょう。

まとめ

伸びるペースが速く、あっという間に長くなっている赤ちゃんの爪は、伸びたままにしていると危険です。赤ちゃんやパパ、ママが傷つかないよう、忘れず定期的に爪切りをしましょう。

赤ちゃん用の爪切りには、様々な商品があります。大きさや使い心地がそれぞれ違うため、使う人ごとに爪切りを購入しておくのもよいかもしれません。

また、爪トラブルの原因になる深爪には注意し、爪の変形や変色、爪の周囲の腫れなどが見られた場合は、迷わず病院に相談しましょう。
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