大部屋の母子同室はママがつらい?個室との違いや良し悪しを解説
出産後のママは、退院するまでに赤ちゃんと一緒に過ごす母子同室生活をすることになるケースがほとんどですが、この時に選択できるのが個室と大部屋どちらを選択するのかという点です。大部屋での母子同室はつらい、個室は気が楽という声もあがりますが、実際のところはどうなのでしょうか。
大部屋で母子同室だと眠れなくてつらいの?
産後の育児は大部屋でも個室でも忙しい
これに加えてママの診察や食事、入浴、育児指導などの教室に参加する必要があります。とにかく1日があっという間に過ぎてしまい、ゆっくり体を休めることなどほとんどできないといってもよいかもしれませんね。
とにかく慌ただしい生活を送ることになるので、大部屋であっても個室であっても、どちらでもよかったと感じる先輩ママも多いようですよ。初めての育児ということであれば、よりハードな入院生活になるかもしれませんね。
同室ママの物音やいびきで寝つけないことも
ですので、幅広い年齢層の女性が同室になる可能性があります。同室になる患者さんは、おそらく顔も名前も知らない人ばかりでしょう。
日中はカーテンを開けなければ耐えられないような大きな問題はないと思いますが、夜にはつらいと感じてしまうことがあるかもしれません。その原因としてあげられるのが、物音やいびきなど音の問題です。
音に敏感なママの場合、ほかのママの物音やいびきが気になって寝つけず、睡眠不足が蓄積されてしまうこともあります。
来客の声で昼間も仮眠できないことがある
個室の場合には、来客や看護師などの出入りがない場合、音の問題でストレスを感じることはないでしょう。しかし、大部屋の場合だと、昼間の人の出入りがどうしても多くなりますので仮眠が難しくなってしまいます。
来客があるとママも嬉しくなってしまい自然と声のトーンが大きくなってしまいがちですよね。面会時間内であれば基本的には自由に出入りできることがほとんどですので、我慢するか、個室へ移動するなどの手段をとるほかないのかもしれません。
大部屋の母子同室は夜泣きに気をつかう?
夜泣きに気をつかうママは多い
しかし、赤ちゃんは泣くということが当たり前だとわかっていても、いざ自分の赤ちゃんが夜泣きをしはじめると、ママは同室のママに対してとても気をつかいます。赤ちゃんの夜泣きがほかの赤ちゃんに移ってしまったらどうしよう、逆に自分の赤ちゃんは寝ているのにほかの赤ちゃんの泣き声で起きてしまったらどうしようと感じることもあるかもしれませんね。
夜泣きを早くなんとかしなければと焦れば焦るほど、赤ちゃんの夜泣きはヒートアップしがちです。そして、やっと落ち着いたと思うころに次の授乳時間がくるのが入院あるあるなのかもしれませんね。
気をつかうかどうかは同室のママによる
積極的に挨拶をしてくれたり、話かけてくれるママであれば自分の思いも伝えやすいですし、緊張もほぐれますよね。逆に、一切交流をしないママが多く集まっていると、常に気がはっていますし、なんとなく部屋の中が重たい雰囲気に感じてしまうかもしれません。
ただ、逆にいえば、自分が積極的に話かけることで同室のママと楽しく過ごせることもあるかもしれませんよ。少しでも楽しく入院生活を過ごしたいということであれば自ら明るく接することも必要なのかもしれませんね。
気疲れしてつらいときは看護師に相談を
しかし、本来の目的は赤ちゃんのお世話に慣れることとママの早期回復です。これがほかのママへの気疲れのせいで難しくなる場合には別の大部屋に変更してもらったり、個室に移動させてもらったりなどといった対応が必要になることもあるでしょう。
どちらの場合も必ず対応してもらえるという訳ではありませんが、つらいと感じたときにはすぐに看護師に相談することが大切です。話を聞いてもらえるだけで気持ちがスッキリすることもあるでしょうし、別の対応を検討してもらえるかもしれませんよ。