子育てにおすすめはピアノ!教室の選び方や練習のコツについて
子どもに習い事をさせたいと思ったとき、「ピアノ」を考えるママも多いのではないでしょうか。昔から人気の習い事ですが、最近ではメディアなどでも「子どもの脳によい」といわれていますね。そこで今回は、幼児期からピアノを始めることの効果や、教室の選び方、練習のコツなどを紹介していきます。
ピアノから得られる効果や始める時期
音感、記憶力、集中力が身につく
ピアノを弾くときは、楽譜を見て一時的に音符を記憶し、記憶した通りに指先を動かして音を奏でます。これを繰り返すことで、脳が刺激され、記憶力が高まることが期待できます。
また、ピアノを弾く際は一定時間椅子に座って鍵盤に向き合う必要があります。落ち着きがない、といわれていた子どもでも、継続することでだんだんと集中力が身についてくるでしょう。「記憶力」や「集中力」は、学童期以降に必ず必要になる力です。早いうちから習得しておけば、子どもの自信にもつながりますね。
脳が刺激され、地頭がよくなる!
脳が刺激され、鍛えられることで、「運動機能」や「感情機能」「知的機能」など、さまざまな機能が向上します。ピアノを習うことでスポーツが得意になったり、学力が向上したりすることが期待できるのです。
また、ピアノを習うことで目標に向かって努力する姿勢や、達成したときの喜びを味わうことができます。幼児期にこのような成功体験をすることも、「地頭をよくする」とこに一役買ってくれるでしょう。
絶対音感を身につけたいなら6歳までに!
脳や聴覚機能の発達段階にある幼児期を過ぎてしまうと、どんなに訓練しても絶対音感の習得は難しくなるそうです。5歳でピアノを始めれば9割、6歳半で始めれば5割程度の子どもが絶対音感を身につけることができるというデータもあります。
絶対音感が身につくと、将来ピアノ以外の楽器を始めるときにも役に立ちますね。また、絶対音感を持った人は、「空間認知能力」や「数学的な能力」が高いともいわれています。ピアノを習うことに迷っているなら、早めにスタートすることをおすすめします。
ピアノ教室選びと楽器の置き場所が大切!
子どもの性格や目的に合った教室を選ぼう
せっかく習い始めても、子どもがいやいや通っていたり、長続きしなかったりするようではもったいないですよね。子どもがどんな性格なのかによっても、選ぶ教室はかわります。チャレンジ精神旺盛な子であれば、積極的に発表会に参加させてくれる教室がおすすめです。反対に、人見知りな子なら、優しくて子どもの扱いに慣れている先生がいるところがよいでしょう。
どんな教室があるの?大手と個人の特徴
【大手の教室】
・全国に教室があり、引っ越し先でも引き続き習うことができる
・しっかりとしたホームページがあり、教室を見つけやすい
・レッスン料が明確
・大規模な発表会がある
【個人の教室】
・口コミ以外では探しにくい
・子どもに合った先生が選べる
・子どもに合わせたレベルで進められる
・レッスン代は先生によって差がある
・発表会は小規模
一番大切なのは先生と子どもの相性
「はじめの一歩」で、どれだけピアノが好きになれるかによって、将来的に継続していけるかどうかが変わってきます。先生との相性はとても重要ですね。入会前の体験教室で、「今日の先生はどうだった?」と、子どもに聞いてみるとよいと思います。また、ママがピアノ経験者の場合、教え方や弾き方など、ママとの相性を考慮してもよいかもしれません。
ピアノの置き場所やピアノの種類
【設置場所の注意点】
・搬入できるか(エレベータやドアなど)
・床が重量に耐えられるか
・防音設備
・ご近所の理解は得られているか
【ピアノの種類】
・グランドピアノ…主にホールなどで使用
・アップライトピアノ…グランドピアノよりもコンパクトで自宅用に適している
・電子ピアノ…消音設定などが可能で、安価なものもある