子どものかんしゃくに悩む!かんしゃくの原因と対処する方法
毎日泣き叫んでいる子どもの姿を見て辛く感じたり、つい怒ってしまい自己嫌悪に陥ってしまったりすることもありますよね。子どものかんしゃくには何かしら原因があり、適切な対応をすることで改善されるといわれています。この記事では、かんしゃくの原因や対処法についてご紹介します。
成長過程でもあるかんしゃくについて知ろう
どのくらいからかんしゃくが始まるの?
一般的にかんしゃくが始まるのは1歳ごろからといわれていて、自我が芽生えて「なんでも自分でしたい」と思い始める2~4歳ごろになると、より激しくかんしゃくを起こす子どもが多いそうです。
頻繁に子どもがかんしゃくを起こすと、ママはへとへとに疲れてしまうこともありますよね。かんしゃくは子どもの成長過程に欠かせない行動ですので、イライラせずに対応するよう心がけましょう。
子どものかんしゃくの種類と行動
またかんしゃくを起こす原因は、子どもの年齢によって異なります。1歳ごろの場合は、自分の思いどおりにならないことに対するもどかしさから、かんしゃくを起こしてしまうそうです。2歳ごろの場合は、ちょうどイヤイヤ期と重なっていて、何かにつけて怒っているケースが多いでしょう。
3歳を過ぎると、家の中でだけでかんしゃくを起こす子どもが増えるそうですよ。保育園や幼稚園では問題なく過ごしていても、我慢していたことが家で爆発してしまうのでしょう。
かんしゃくは子どもの気持ちの表現方法
子どもがかんしゃくを起こしていると、ママはイライラしてしまうこともありますよね。たまにであれば我慢ができるかもしれませんが、悲鳴のような泣き声を毎日聞いているとママも腹が立ってしまうこともあるでしょう。
かんしゃくは、子どもの気持ちを表現する一つの手段です。ただ怒っているのではなく、「どうして分かってくれないの」「上手にできなくて悔しい」などの理由があるはずなので、子どもの気持ちに寄り添うように心がけてくださいね。
かんしゃくを起こしているときの対処法
怒っては逆効果!落ち着くまで静かに見守る
そんなときは一緒にイライラせずに、子どもが落ち着くまで静かに見守るとよいでしょう。かんしゃくを起こしているときに「どうして泣いているの」「早く泣きやみなさい」などときつい口調で声がけをしたために、かえって子どもが激しく泣きだしてしまうケースも多いそうですよ。
子どもの気持ちが落ち着くまでは、どんな言葉であっても子どもは拒否してしまいます。怪我をしないよう見守って、落ち着いてから子どもの話をゆっくり聞くとよいでしょう。
ママは気持ちに余裕を持つように心がける
子どもはママの気持ちの変化を敏感に感じ取ります。ママが怒っていると子どもにママのイライラが伝わって、さらにかんしゃくが激しくなってしまうこともあるので注意が必要です。ママはできるだけ気持ちに余裕を持つように心がけましょう。
真摯に向き合いすぎるとママが疲れてしまうこともありますので、無理に子どもを落ち着かせようとせず、様子を見るようにするとよいですよ。子どもの安全を確認して、落ち着くまで少し離れると心に余裕ができるかもしれませんね。
おもちゃやお菓子などを与えるのは控えて
スーパーや児童館など人目につく所でかんしゃくを起こすと、子どもを早く落ち着かせたいと焦ってしまい、ついおもちゃやお菓子を与えてしまうこともありますよね。やむを得ない場合もあるかと思いますが、そのようなことはできるだけ控えましょう。
「泣きわめくとおもちゃがもらえる」「暴れるとお菓子が食べられる」というように、子どもが勘違いをしてしまいます。おもちゃやお菓子をもらうために、さらに激しく泣いたり暴れたりすることもありますので注意してくださいね。
かんしゃくがおさまった後の対応方法
落ち着けたことをしっかり褒めて抱きしめる
大好きなママに抱きしめられながら「我慢できてすごいね」「落ち着くことができたね。頑張ったね」などと褒められると、子どもは安心感を持ち始めます。かんしゃくをやめる方がよいことがあると気づくきっかけになり、かんしゃくの予防にも効果的だそうです。
このとき時間が経ってからではなく、落ち着いてすぐに褒めるように心がけてくださいね。小さな子どもの場合は、あまりにも時間が空いてしまうと、かんしゃくを起こして落ち着いたという一連の流れを忘れてしまうケースが多いです。