子どもはいつから一人遊びする?ひとりで遊ばない場合の対処法も紹介
子どもが一人遊びをするようになると、ママは家事がはかどって助かりますよね。そこで、「子どもはいつから一人遊びをするの?」「一人遊びができる子どもになるためのサポート方法って何?」「ひとりで遊ばないときの対処法は?」などのママの疑問にお答えします。
一人遊びの基本について知っておこう
一人遊びのスタートは0歳から
赤ちゃんは、生後2~3カ月ごろになると周りのものに興味を示すようになります。音がする方向に顔を向けたり、手足を動かしたりしている赤ちゃんをよく見かけますが、これらは一人遊びと考えてよさそうです。
首がすわって寝返りができるようになると、一人遊びをする時間が増えていきます。おもちゃを手に取って遊んだり、口に入れて感触を楽しんだりするのもこのころです。
生後7~9カ月になるとお座りやハイハイができるようになって、夢中で動くものを追いかけたりするなどの一人遊びが始まります。
一人遊びが多くても大丈夫
一人遊びが多いか少ないかは、子どもの性格と関係しているようです。友だちに積極的に声をかけて遊ぶ子もいれば、ママから離れようとせずにひとりで遊ぶことを楽しむ子もいます。
我が子がどのようなタイプかを知るためにも、遊んでいる様子をしばらく観察してみてください。どのような性格の子どもでも、やがてはママから離れて友だちと遊ぶようになるものです。それぞれの子どもの性格を尊重して、子どもの成長を温かく見守りましょう。
独り言が増えるのも成長のプロセス
よく、子どもが一人遊びをしているときに独り言をつぶやいている様子を見かけます。このような独り言は成長のプロセスで、頭の中で考えていることを声に出しているのです。声に出すことで自分が考えていることを整理し、筋道立てて考える力を身につけているのだと考えられています。
子どもが独り言をつぶやいているときには、脳が活発に働いている証拠です。その結果、話す言葉の数が増えて表現力も豊かになっていくようです。
ママのサポートで一人遊びがもっと楽しく
子どもが集中して遊べる環境を整える
子どもが集中して遊べる環境を作るためには、安心・安全な環境作りが必要です。安心・安全な環境であれば、邪魔されることなく遊びに集中できますよね。ですから、遊びの環境を意識し見直してみましょう。
子どもが小さいときには、ベビーサークルなどを使えば自由に動けるスペースを作ることが可能です。2歳を過ぎたら、カーペットやマットを利用するだけでも安心して一人遊びができる空間になります。スペースを区切ることで子どもは安心して遊び、集中力を高めることができるようですよ。
声かけはせず近くで見守る
もし子どもが一人遊びをしているときにママが不用意に声かけすると、子どもだけの世界が壊れてしまうことだってあります。ですから、子どもが一人遊びをしているときには近くで見守りましょう。子どもが一人遊びをしているからといって、目を離さないでくださいね。ママが近くで自分のことを見守っていることで、子どもは安心して遊びに集中することができるのです。
また、子どもの集中力や想像力を育てるためには、子どもが失敗しないように先回りをしてアドバイスをしないようにしましょう。
ママが共感すると子どもはうれしい
慣れないハサミを使って色紙を切っているようなときにも、怪我をするからとすぐに注意するのは我慢しましょう。「きれいな色紙だね」と子どもに共感しながら、ハサミの使い方を伝えてください。新聞広告など切っても差し支えのない紙をたくさん用意しておけば、子どもは夢中でハサミを使うかもしれません。
外で砂遊びをしているときに「お団子ができたよ!」とママに話しかけてきたら「一つ食べてもいいかな?」と言って、遊びに参加するのもよいでしょう。
子どもが一人遊びをしない場合には
子どもが興味を示すものを探ろう
ポイントは「与える」というスタンスではなく、ママが遊びを楽しもうとする姿勢です。ママ自身が子どもの気持ちになって、どのような遊びなら楽しめるのかを探ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。
ママが夢中で遊んでいる様子を見れば子どもが興味を示し、一緒に遊び始めるようになるかもしれません。もし子どもが夢中で遊ぶようになったら、その場をそっと離れて見守りましょう。