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子育て中でも俳句に挑戦しよう!ルールやメリット、俳句の募集情報

子育て中でも俳句に挑戦しよう!ルールやメリット、俳句の募集情報

俳句に興味ありますか?子育てしながら俳句をはじめてみませんか?子どもは俳句のネタの宝庫です。日常がそのまま俳句の世界になったりします。継続して続けていけば、子育て日記がわりにもなりますよ。子育て中に楽しく読める俳句の本や親子で楽しめる俳句カルタ、さらには俳句の作品募集情報までご紹介します。

俳句のルールや子育て中おすすめの本と商品

意外と知らない俳句のルール

最初に、俳句のルールについて押さえておきましょう。「俳句」というと、なにやら細かいルールがたくさんありそうですが、ルールは意外にシンプルで、「五・七・五の十七音で作る」「季語を入れる」の二つだけですよ。季語が入っていないものは「川柳」と呼ばれます。

「季語」は季節を表す言葉ですが、どの語がどの季節を表すのか、ある程度決まっています。すべてを覚える必要はなく、「歳時記」という季語の辞典をそばに置いておけば、いつでも調べることができますよ。

季語が分かると、ほとんどの場合、すぐにどの季節を詠んだものかが分かりますが、イメージと違う季語もあるので注意が必要ですよ。例えば「西瓜(すいか)」は夏のイメージですが、季語としては秋を表します。

子育て中の気分転換におすすめの俳句の本

育児に振り回されて疲れぎみのパパやママには、俳句の本はおすすめです。俳句の世界に触れると、気持ちが落ち着き、リラックスできるようになります。育児と俳句はとっても相性がいいのだそうですよ。

「子育てをうたう 松村 由利子(著)」は、子育てに関する歌を多数集めてあり、初心者にもわかりやすく解説してあります。子育てで気持ちが沈んだときに読む本です。

「生まれてバンザイ 俵 万智(作)」は、自分自身も母である俵万智さんが、子どもを愛する親なら誰でも感じたことのある言葉を集めて、歌にしています。子どもが生まれる前から持っておきたい本です。

ほかにも「ハッピー子育て川柳 和光堂(編)」「俳句のすすめ 若き母たちへ 西村 和子(著)」などがあります。

子どもと一緒に楽しめる「俳句かるた」

子どもと一緒に楽しめる「俳句かるた」というものもあります。かるた形式なので、遊びながら俳句に親しめます。親子で楽しい時間が過ごせますよ。

「教科書にでてくる! 俳句かるた ポプラ社」は、俳句の世界観と内容を、子どもでも十分理解できるようやさしく解説してくれるので、かるたを楽しみながら、俳句の世界も同時に味わうことができます。

小学校では、三年生から俳句が教科書に登場します。小さいうちからこのかるたで遊んでおくと、子どもの学習にも役立ちますね。

付録の小冊子には、季語や俳句の作り方が紹介されており、自分で俳句を作ってみたいパパやママ、子どもにも参考になる冊子になっていますよ。かるたの後には、親子で俳句会などいかがでしょう?

子育て中に俳句にチャレンジするメリット

俳句は子どもの育児記録として最適

子どもの成長に合わせて、継続して俳句を作っていくと、子どもの育児記録としても残っていきます。しかも俳句なので、そのとき感じた感動も残りますね。

「育児俳句」という方法があります。「育児の中にこそ、たくさんの俳句の題材が転がっている」という考え方です。

確かに、子育てしていると、「あ、このこと誰かに話したい」とか「これは、後々まで記録しておきたい」と感じる瞬間がありますよね。育児は大変ですが、子どもの一挙一動に感動する瞬間もたくさんあるのです。

そんな成長の記録を、俳句で残していくのが「育児俳句」です。「初めて立った日」「初めて笑った日」などの感動を、俳句に残しておくと、いつまでも印象に残りますよね。写真やビデオだけが成長の記録ではありませんよ。

視野が広がり、毎日新鮮な気持ちで過ごせる

俳句は、対象を細かく見つめる観察力、表現する言語力、伝えるためのコミュニケーション力、対象を思いやる優しい心などを育ててくれます。そして作品が認められると、自己肯定感が高まり、やがて俳句以外のことにも自信を持てるようになりますよ。

また、俳句を考える中で欠かせない季語は、季節感を敏感にしてくれます。例えば植物であったり、人であったり、風景であったり、風であったり、身のまわりには季語がたくさんあります。「これを季語に使ってなにかできないかな?」と考えるだけで、きっと毎日楽しく過ごせるでしょう。

俳句を学ぶことで、視野が広がり、毎日新鮮な気持ちで過ごせるようになります。俳句は、パパやママの心も育ててくれますよ。

子どもも一緒に楽しめるから親子仲が深まる

俳句は子どもも一緒に楽しめるので、親子仲が深まります。楽しい経験を共有すると、家族の信頼関係が強くなるのですね。

子どもは親の俳句を聞くことで、お手本にしようとします。初めは真似から始まって、やがて自分の言葉で表現できるようになっていきますよ。目標にされる親としてもちょっと嬉しいですよね。

親は子どもの俳句を聞いて、その新鮮な感性にドキリとさせられたりします。子どものストレートな表現は、大人が忘れてしまっていたなにかを思い出させてくれるのかもしれませんね。

俳句は年齢に関係なく同じ土俵で語り合えるので、親子で取り組むと、お互いに刺激しあって、より表現力が磨かれていきます。ときには、俳句の中にお互いの本音が出たりして、それはそれで楽しいですよね。

公の場で俳句の発表に挑戦する方法

子どもが一緒でもOKの俳句会に参加する

作品作りになれてきたら、公の場で俳句を作ってみませんか?たくさんの人に自分の俳句を聞いてもらえるのは、いい経験になりますよ。

最初は、親子で参加できる会がいいかもしれませんね。気楽に参加できそうな、子どももOKな俳句会を探してみましょう。

例えば、現代俳句協会が主催している「かぞ句会」は、子育て世代のための俳句会です。子どもの同席がOKで、託児所も設置してありますよ。

子育て中のパパやママだけでなく、現在妊娠中のママも参加でき、スタッフ自身も子育てまっただ中のメンバーばかりなので、安心して参加できそうですね。

こういう親子参加型の俳句会が、あちこちで開催されています。ネットで検索してみると、結構見つかりますよ。
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