里帰りしないで出産と育児を乗り切る!ママを支援する体制を整えよう
出産をするときに里帰りするママは多くいますが、里帰りしないで出産と育児を乗り切ることを選択するママもいます。そこで今回は、なぜ里帰りしないで出産することを選ぶのか、また里帰りしない場合にはどのようにして産前産後を乗り切っていけばよいのかついてご紹介します。
里帰りしない出産を選ぶ理由とポイント
「里帰り出産」をしないママが増えている
とはいえ、産後しばらくは母体の回復も大切です。子宮が元の大きさに戻るときに後陣痛といわれる痛みが現れたり、悪露(おろ)という子宮内膜からの出血が続いたり、帝王切開後に痛みが出たりと、様々な悩みが出てきます。
そのため、少し前までは赤ちゃんのお世話をしながらママが体を休められるようにと、出産前後の時期に里帰りをする「里帰り出産」が一般的でした。ところが最近は、出産前後を自宅で過ごす「マイタウン出産」が増えているようです。
里帰りしない理由は人それぞれ
・実家が遠方である
実家と自宅がかなり離れた場所にある場合、産後赤ちゃんを連れて自宅に戻るのが大変になります。
・新生児期からパパと一緒に子育てしたい
お産に立ち会ってもらったり、ミルクやおむつ替えをお願いしたりすることで、パパに親になる自覚を持ってもらいやすくなります。
そのほか、慣れている自宅で過ごしたい、親が高齢なので頼りにくい、上の子の通園や通学があるなどの理由も挙げられます。
決めかねているママのためのチェック項目
里帰り出産をするかどうか迷っているママは、以下の五つのポイントを確認してみましょう。
・里帰り先は、ママと赤ちゃんをサポートできる環境か
・里帰り先は、ママ自身が心身ともに安らげる場所か
・サポートしてくれる親には、育児や体調の悩みを気軽に相談できるか
・パパはどのような選択を望んでいるか
・産後、パパは家事や育児に協力できるか
ママと親の関係があまりよくない、親が多忙であまり協力が望めない、パパが産後の家事や育児に対して協力できるなどの場合には、里帰りしないで出産する方がよいかもしれませんね。
二人目出産の場合も便利なサポートサービス
一時保育を利用するなら早めの事前登録を
とくに二人目出産のママの場合には、上の子のことが気がかりですよね。新しい家族が増えることが楽しみな一方で「ママを取られてしまうかも」と不安も抱くことでしょう。「ママはあなたのことが大好きよ」と声をかけ、上の子が安心することが大切です。
またそれと同時に、緊急時の預け先として一時保育の利用を検討してみるとよいですよ。一時保育とは、一時的に保育所で子どもを預かってもらえるサービスのことで、入院などの緊急時やリフレッシュしたいときなどに利用できます。利用するのであれば早めに事前登録を済ませておきましょう。
ファミリーサポートやベビーシッターの利用
・ファミリーサポート
各自治体が主体となって運営している、民間人同士で地域の子育てを助け合うシステムのことです。上の子の面倒みてもらったり、幼稚園や保育園への送迎を頼んだりすることができます。
・ベビーシッター
ベビーシッター会社や個人が運営している、家庭への訪問型の保育サービスのことをいいます。自治体によっては利用料金の一部を補助してもらえますよ。
産前産後のママに寄り添う「ドゥーラ」とは
そんな精神的に不安定になりやすい産前産後のママのケアをしてくれるのが「ドゥーラ」です。ドゥーラとは一般に、産前産後のママを支えるための専門知識を持った有資格者の女性のことを指します。ヘルパーやベビーシッターとも違い、産前産後の生活をまるごと支えてくれる頼もしい存在です。
医療従事者や専門家から育児や産後ママのケアに関する知識や技術を学んでいるため、ママの心に寄り添いながら様々な悩みに耳を傾けてくれます。赤ちゃんのミルクや沐浴、上の子のお世話、料理、掃除など、暮らし全般をサポートしてくれますよ。
家事が苦手なパパにも協力してもらおう
日中仕事で疲れているパパのことも考えて
そこでおすすめしたいのが便利家電です。一口に便利家電といっても様々な商品がありますが、パパやママが少しでも楽に家事ができるように、妊娠中から少しずつ揃えていくとよいでしょう。
パパには仕事帰りにスーパーに寄ってもらう、休みの日に沐浴やおむつ替えを担当してもらうなど、可能な範囲で協力を仰ぎ、そのほかの家事に関しては便利家電を使って手抜きするのがよいですよ。ロボット掃除機や食洗機、乾燥機能付き洗濯機、時短調理ができる圧力鍋などがあると便利ですね。