正しいチャイルドシートの選び方!選ぶときのポイントや注意点
スーパーや公園など、移動手段として車を利用する家庭も多いと思います。小さな子どもを車に乗せるときには、チャイルドシートの着用が義務付けられていますので赤ちゃんが生まれる前に準備しておくことをおすすめします。今回は、正しいチャイルドシートの選び方や選ぶときのポイント、注意点をまとめていきます。
知っておきたいチャイルドシートの知識
チャイルドシートの必要性を知ろう
シートベルトの着用ではだめなのかという声もありますが、子どもの体にそのままシートベルトを着用しても、体が簡単に抜けてしまったり、首を絞めつけて窒息してしまう恐れもあります。シートベルトはしっかりと体を固定することに意味がありますので、子どもの体に合ったベルトを使用する必要がありますね。
チャイルドシートの着用を子どもが嫌がるケースも多いですが、予測できない事故から命を守るためにも常に着用を心がけましょう。
子どもの成長に合わせ3種類に分けられる
チャイルドシートには年齢ごとに種類が分けられており、乳児用ベビーシート、幼児用チャイルドシート、学童用ジュニアシートの3種類に区別されています。乳児用ベビーシートは、新生児~1歳頃まで、幼児用チャイルドシートは1~4歳頃まで、学童用ジュニアシートは4~10歳頃まで使用できます。
ただ、使用年齢はあくまでも目安です。目安年齢と一緒に体重の記載があると思いますので、体重を優先して選ぶほうがなおよいでしょう。
一定の条件を満たすと使用義務が免除される
ただ、一定の条件を満たした場合には、使用義務が免除されるケースもあるのです。
・子どもにケガや病気がある、体重が多すぎる
・車の構造上、チャイルドシートが設置できない
・子どもの人数分のチャイルドシートが設置できない
・授乳やおむつ交換中
・タクシー乗車時
・緊急を要する場合など
これらの場合には必ずしもチャイルドシートに座らせる必要はありません。
ただ、いつなんどき交通事故に巻き込まれるかはわかりません。緊急時を除いてチャイルドシートの着用が難しいときには別の移動手段を考えることも大切です。
チャイルドシートを選ぶ際のポイント
安全基準のついたチャイルドシートを!
2012年7月以降からの安全基準マークは、アルファベットのEが記載されており、それ以前のものは漢字の自という文字が記載されています。現在では、Eマークの記載があるチャイルドシートが販売許可のおりたものになりますので購入する際にはしっかりと確認してくださいね。
また、人からお下がりでもらうこともあるかもしれません。このときにも安全基準マークの記載があるのかを確認してからもらうようにすると安心です。
子どもにあったサイズを選ぶ
どちらのタイプを選択した場合でも、子どもにあったサイズのものを選ぶことが大切です。子どものサイズにあったというのは、チャイルドシートが子どもの年齢や体格にあったものをということを意味します。
子どもによって大きい体格の子、小さい体格の子、同じ年齢、月齢であってもそれぞれことなりますので、年齢はあくまでも目安と考えて、体格が基準に達しているかを意識するとより安心して着用できます。
回転式か固定式か特徴を理解して選ぼう
まず、回転式のメリットとして、乗せやすさという点があげられます。乗せるときにはチャイルドシートをママに向き合うように回転させれば、無理な体勢をとる必要もありません。
ただ、回転式だと本体自体がとても大きくて重たいです。ママ1人だとほかの車への乗せ換えが難しいかもしれません。
固定式の場合には、乗せにくさを感じるのがデメリットでしょうか。特に首がすわるまでは赤ちゃんの体をしっかりと支える必要があります。
メリットとしては、お値段もお手頃で本体が軽いという点です。回転式の半分程度で購入できるものもあります。
チャイルドシートを選ぶときの注意点
車に適合したチャイルドシート選びを
チャイルドシートによっては、車種や年式を限定しているものもあります。購入後に設置できなかったとなると困ってしまいますので、あらかじめ対象車種なのかどうかを見ておきましょう。
購入を検討しているチャイルドシートが車に設置できるのかどうか確認する方法としては、店頭のスタッフに確認する方法もありますが、事前にメーカーのホームページから確認することもできます。自動車検査証と照らし合わせて設置条件を満たせば使用することができますので、購入後のトラブルも避けられますね。