出産でできた妊娠線が気になる!妊娠線の原因やできたときの対処法
妊娠や出産によって「妊娠線」ができるママは多くいます。妊娠線は一度できるとなかなか消えないといわれるため、仕方がないと諦めていませんか?しかし早期に対処することで悪化を防いだり、目立たなくすることはできますよ。今回は妊娠線の原因と合わせて、できてしまったときの対処法を紹介します。
約8割のママが妊娠線に悩んでいる!
急に体重が増えるのと乾燥が妊娠線の敵
妊娠線は急激な肌の伸びに真皮や皮下組織が追いつかず、亀裂ができることで起こるものです。妊娠すると赤ちゃんの成長とともにお腹が膨らみ、体重も増加しますよね。また、妊娠中のママの体は皮下脂肪を蓄えやすく、食べづわりやつわり後の食べ過ぎなどによって体重が増加しやすい状態です。短期間での体重増加は急激に皮膚を引っ張るため、妊娠線ができやすくなります。
さらに妊娠すると、ホルモンバランスの影響で肌が乾燥します。すると肌は弾力がなくなり、亀裂が起きやすくなるのです。そのため肌の乾燥も妊娠線に影響しているといえるでしょう。
お腹のほかに足やお尻にできるママも
たとえば、妊娠中は体重増加だけでなくむくみも起こりやすくなるため「足」に妊娠線ができる場合もあります。とくに大きなお腹で見えにくい太ももの内側は気づかぬうちにできてしまう部分です。また出産に向けてどっしりしてくる「お尻」もできやすい場所といえるでしょう。
さらに乳腺の発達により大きくなる「胸」や、体重が増えると太くなりやすい「二の腕」にできてしまったというママもいます。妊娠すると体のいたるところで変化が起こるものです。そのためお腹に限らず全身のケアが必要となりますね。
妊娠線ができやすい人とできにくい人の違い
妊娠線ができやすい人としては、
・子宮が伸びやすくお腹が大きくなるスピードが速い「経産婦」
・よりお腹が大きくなる「双子などの多胎妊娠」
・加齢によって肌の弾力低下が起こる「高齢出産」
・妊娠による体型の変化が大きい「細身や小柄な人」
・皮膚に弾力があまりない「皮下脂肪が多い人」
・乾燥により皮膚が硬く伸びにくい「乾燥肌の人」
などの特徴があります。
妊娠線ができやすいかどうかは、体質や肌質など人によって異なります。できやすい条件に当てはまるという場合は、早めの対策を心がけてみましょう。
妊娠線ができたと思ったらすぐに対処を
かゆみを感じ始めたら妊娠線予備軍
兆候としては、急に肌が引っ張られるため「かゆみ」を感じるママが多いようです。また肌のつっぱりや赤みなどが兆候として現れるママもいます。そのためこのような症状が見られたら、すぐに対処をして発生や悪化を防ぎましょう。
お腹が大きくなるとお腹周りがかゆくなる症状は、妊娠線の兆候だけでなく「妊娠性皮膚掻痒症(そうようしょう)」や「妊娠性痒疹(ようしん)」の場合もあります。そのためかゆみが収まらない、ひどいという場合は病院に相談しましょうね。
悪化する前に始めたい保湿ケア
保湿には妊娠線専用のクリームがおすすめです。もともと乾燥肌のママや乾燥が気になる季節の場合は、朝の着替えのときやお風呂上りなど1日数回塗るとよいですよ。クリームを使用するときは、少量をのばして塗ろうとすると肌に負担がかかります。そのためたっぷりの量を取って、全身に優しくのばすのがポイントです。
お腹や太もも、お尻など妊娠線が気になる部分は重点的に保湿をしましょう。妊娠線に負けない肌を作るためには、毎日続けることが大切になりますよ。
体重管理とむくみ対策も行いたい
お腹が大きくなり始める妊娠中期以降は、つわりも落ち着き食欲も徐々に出てきますよね。また臨月になると赤ちゃんが下にさがってくるため、胃の圧迫感が和らいで食欲が増すこともあるでしょう。そのため食欲にまかせて食べてしまうと、必要以上の体重増加につながってしまいます。
また妊娠すると、大きくなったお腹に圧迫されたり運動不足になったりしてむくみやすくなります。むくみが起きると血流が滞り肌の新陳代謝も悪くなるので、妊娠線ができやすくなってしまうのです。そのため適度な運動などを取り入れて、むくみ防止対策も行いましょうね。
気になる妊娠線を目立たなくする方法は?
産前だけでなく産後も保湿でボディケア
まずは自宅でできるケアとして「保湿」があります。保湿クリームには、できてしまった妊娠線専用に作られたものもあり、それらを使用すればより症状の改善に期待ができるでしょう。
クリームは皮膚表面に塗るものなので、ダメージを受けている皮膚の奥まで浸透して改善するためには根気よく続けることが大切です。乾燥が気になるときはクリームで肌への水分補給をした後に、オイルを使用して水分の蒸発を防ぐと肌への潤いをしっかり保つことができますよ。