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フォローアップミルクの必要性はある?飲み方や気をつけたいこととは

フォローアップミルクの必要性はある?飲み方や気をつけたいこととは

フォローアップミルクは、離乳食が3回食になった赤ちゃんの不足しやすい栄養素を補うために飲むものです。しかし、中には必要のない子もいるので、与え方に迷うママもいるでしょう。この記事では、フォローアップミルクの与え方や活用の仕方、与える際の注意点などをご紹介していきますので、参考にしてくださいね。

フォローアップミルクの必要性を考えよう

完母の赤ちゃんの卒乳を助けてくれる

赤ちゃんに母乳を与えるのはママにしかできない仕事です。しかし、フォローアップミルクなら、パパが作って赤ちゃんに飲ませることができます。ママが外出するときなど、赤ちゃんを家族に預ける際にも役立つでしょう。

このように、母乳の代わりに飲めるものがあると、卒乳のときに助かりますね。なお、完母の赤ちゃんの場合、フォローアップミルクの味に慣れやすくするために、母乳やミルクと併用しながら少しずつ飲む量を増やしたというママもいますよ。

しかし、フォローアップミルクはあくまでも、栄養の補助的役割をするものです。もし赤ちゃんが嫌がって飲んでくれない場合でも、離乳食をしっかり食べられていれば、無理やり与える必要はありません。

鉄分やカルシウム不足を補う働きがある

急速に体が成長する乳幼児期には、多くの鉄分が必要です。しかし、食事からの鉄分の摂取量が十分でなければ鉄欠乏になる可能性があります。こうした栄養は離乳食から摂取できるとよいですが、好き嫌いがあったり、食べる量自体が少なかったりすると、なかなか思うようにはいきません。

そこで役立つのが、フォローアップミルクです。フォローアップミルクには、発育に必要な鉄分やカルシウムが配合されています。

さらに、DHAやビタミン、ミネラルが配合されているものもあるため、食事だけでは足りない栄養をサポートしてくれるのです。栄養バランスを考えた離乳食を与えつつ、食べムラから栄養面が心配な赤ちゃんには、フォローアップミルクで栄養を補いましょう。

離乳食がしっかり食べられていれば必要ない

赤ちゃんが離乳食や母乳から十分な栄養を摂れていて、成長や発達が順調であればフォローアップミルクを与える必要はありません。そもそもフォローアップミルクというのは、離乳食では摂りきれない栄養を補うことを目的とした、育児用の栄養補完食品の一つとされています。

そのため「すべての赤ちゃんに必ず与えなくてはならないもの」というわけではないのです。しかし、順調に食べていた離乳食を嫌がるようになったり、体調や気分でまったく口をつけなかったりなど、赤ちゃんの栄養の偏りが気になるときには与えてみてもよいかもしれません。

鉄分やカルシウムなど、離乳食期の赤ちゃんに欠かせない栄養を補うことができれば、ママも安心ですよね。

フォローアップミルクの飲み方や活用方法

ストローマグやコップで飲む練習をしよう

フォローアップミルクを与え始める時期である生後9カ月以降は、ちょうど哺乳瓶を卒業し、ストローの練習をするようになってくる時期でもあります。赤ちゃんによっては、すぐにコップ飲みの練習を始める子もいるでしょう。

赤ちゃんを完母で育てていたママの中には、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がったため、フォローアップミルクは最初からストローマグを使って与えたというケースもありますよ。このように、フォローアップミルクは哺乳瓶で飲ませる必要はありません。

フォローアップミルクを飲ませるタイミングで、ストローマグやコップを使うようにすると、ストローやコップ飲みの練習にもなりますね。赤ちゃんの成長に合わせて、飲みやすい方法で与えてください。

牛乳に切り替えるまでの代用品として

早い段階で赤ちゃんが牛乳を飲み過ぎると、「牛乳貧血」というアレルギー症状が起こる可能性があります。これは、腸管に出血が見られ鉄分が損失するというものです。

そのため現在は、牛乳が飲めるようになるのは1歳以降とされています。ちなみに、離乳食に少量の牛乳を材料として使う程度であれば問題はありません。

しかし、生後9カ月以降では自然と鉄不足になりやすいとされ、鉄分の多いメニューを積極的に取ることが望ましいです。そこで、牛乳に切り替えるまでの代用品として、フォローアップミルクがおすすめです。もともとは牛乳の代用として開発されたので、1日3回の離乳食期は、牛乳の代わりにフォローアップミルクを飲むのがよいでしょう。

離乳食のレシピとしてアレンジができる

フォローアップミルクは、基本的に食後に飲むものですが、食後ではほとんど飲むことができないという場合には、離乳食の材料としてアレンジしてみてはいかがでしょうか?「離乳食のシチューやリゾットなどに使うと、子どもが喜んで食べた」というママの声もありますよ。

ほかにも、白菜のミルク煮、ミルクうどんなど、牛乳を材料に使うようなレシピであればほとんどのメニューに使えるでしょう。ホットケーキやフレンチトーストに入れて作り、おやつに出したり、ゼリーにして食後のデザート感覚で出したりなど、様々なアレンジレシピが楽しめるようです。

ただし、たくさんの量を摂取し過ぎると腎臓に負担が掛かってしまうため、与え過ぎには注意してください。

フォローアップミルクの注意点とは?

寝る前に飲んでいると虫歯の可能性

母乳やミルクなどを長期間与えていると、赤ちゃんが虫歯になる可能性があるといわれています。これは、乳糖が含まれているフォローアップミルクも同様です。

しかし、単純にこれらを飲ませ続けていることが原因というわけではなく、寝る前に飲んでいると虫歯の可能性が出てくると考えられているようです。睡眠中は唾液の分泌量が低下することによって、口の中の自浄作用が低下し、母乳やミルクが口腔内に残りやすくなるためです。

もし虫歯が気になるのであれば、赤ちゃんが寝る前には、できるだけ飲ませないようにするとよいかもしれません。飲んだとしても、その後に綿棒や濡らしたガーゼを指に巻きつけて、歯と歯茎の境目を優しく拭き取るとよいでしょう。
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