趣味として注目されている盆栽!ママにぴったりな理由と始めるコツ
趣味として幅広い世代から注目されている盆栽は、子育てや仕事で忙しいママにもぴったりの趣味です。盆栽を育てるメリットは多く、初心者でも気軽に始めることができるんですよ。そこで、今回はおしゃれでかわいい盆栽の魅力や、ママが盆栽を始めるときのコツについて解説します。
ママの趣味として盆栽が注目されている理由
五感が刺激され心にも余裕ができる
葉や枝に触ったり土をいじったりすることで、触感が刺激されます。また、植物のにおいや美しい色彩などが、嗅覚や視覚に働きかけてくれることでしょう。
これらの刺激は脳内のアルファ波を高め、心と体をリラックスさせてくれます。近年は緑の癒し効果についての研究が進んでおり、心拍を安定させて緊張を和らげる、血圧を正常に整えるなどの結果が得られているようです。
さらに、土の中にいる微生物が免疫反応を活性化させ、セロトニンを多く出すのだといわれています。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれていて、気持ちを明るくしてくれます。
ママも子どもも早寝早起きの習慣ができる
毎日の世話を欠かすことのできない盆栽は、少しでも手を抜いてしまうと枯れることがあります。夜遅くまで起きていて朝寝坊をするようでは、盆栽を育てることはできません。
盆栽を育てるために早起きをするという生活リズムは大変そうに感じますが、心に余裕が生まれてくると楽しいリズムに変わってくるようです。ママと子どもがおしゃべりをしながら毎朝盆栽に水やりをすることで生活リズムが整う上に、健康増進に役立つなんて素敵ですね。
人と比べずに自分自身と向き合える
盆栽というと知識と高い技術が求められる趣味というイメージがありますが、実は育てるのはそんなに難しいことではありません。枝の剪定にしても基本的なルールがあるだけで、自分の感覚を大切にすればよいのです。
毎日盆栽の手入れをすることで、穏やかな気持ちで自分自身と向き合える時間を持つことができます。育児や仕事に忙しいママにとって、心を落ち着かせることができる盆栽は、きっと心と体を癒やしてくれることでしょう。
盆栽の特徴や魅力と植物の種類とは
ガーデニングや鉢植えとの違いとは
ガーデニングは植物を育てて美しい庭を造ることをいいます。庭に柵を作ったり石を敷き詰めたりすることも、ガーデニングの一部です。一方、盆栽は自然の草木を鉢に植え、枝などを整えて季節の景色を作り上げていきます。
また、盆栽と鉢植えはどちらも鉢に植えられているという共通点がありますが、育て方には違いがあります。鉢植えが植物本来の美しさを楽しむのに対して、盆栽は植物をデザインすることが目的です。
鉢植えは植物の成長に合わせて鉢を大きくすることがあり、地植えにすることだってあります。しかし、盆栽は植物と鉢とのバランスを大切にし、途中で鉢を変えることはしません。
花が咲いたり実をつけたりする盆栽も
花が咲く盆栽の代表が、梅や椿、ぼけです。梅の木は枝が伸びるのが早く、花や香りだけではなく剪定の楽しさも味わうことができます。椿は成長が遅いので、育てやすいというメリットがあります。
実をつける盆栽の代表がヒメリンゴやカリン、ピラカンサなどです。育てたり眺めたりすることのほかに、食べられる種類のものは収穫して味わう楽しさがあるので、女性に人気があります。
ヒメリンゴは、冬に赤い実をつけます。酸味が苦手な方には「国光」と交配した「姫国光」がおすすめです。ピラカンサは実が多く、病害虫にも強いので初心者でも育てやすいですよ。
ミニ盆栽なら手軽に始められる
ミニ盆栽の魅力は、姿の可愛らしさといえるでしょう。広い場所も必要ではなく、お部屋に季節の移り変わりを取り入れることだってできるんですよ。自分に合ったミニ盆栽をみつけてくださいね。ミニ盆栽の鉢の形は種類が多く、それぞれのお部屋に合わせて楽しむこともできます。
1年を通して緑を楽しみたいのであれば、松や椿、杉などのミニ盆栽がよいでしょう。桜や梅であれば、花を楽しむことができますし、柿やリンゴのミニ盆栽は花と実の両方を楽しむことができます。
初心者ママが盆栽を始めるコツ
まずは道具と盆栽を用意しよう
盆栽と道具は、ホームセンターや園芸店で購入できます。必要な道具として、盆栽バサミとジョウロ、霧吹き、肥料、殺菌防虫剤、ピンセットが必需品です。
盆栽バサミは家庭用のハサミでも代用できますが、切れ味の良さを考えたら盆栽バサミを用意した方がよいでしょう。ジョウロは、竿が長くて水が霧状に出るタイプが便利です。
肥料は置き肥でも液体肥料でも構いません。ピンセットは、虫や葉を取り除くときに使います。盆栽の病気や害虫対策として、殺菌防虫剤も用意した方が無難です。