男の子のおむつはいつまで?基本やトイトレの疑問、成功させるコツ
男の子のトイトレ(トイレトレーニング)。異性だからこそ、ママにとってはわからないことだらけですよね。「いつからトイトレを始めるべきなの?」「立ってするべき?座ってするべき?」「気をつけることって?」「成功するためのコツはあるの?」など、男の子ならではのトイトレ事情をご紹介します。
男の子のおむつ外しの時期!基本や特徴
2歳前後に練習を開始することが多い
年齢だけをスタート時期の目安にするのではなく、なによりも子どもの成長・発達の様子を見て始めることが大切といえます。
・おしっこの間隔が2時間程度空くこと(膀胱の発達)
・おしっこやうんちを認識した上で自分の言葉で訴えられること(神経伝達の発達)
・自分で歩いてトイレに行けること(歩行の発達)
この三点がトイトレスタートの準備ができているかどうかの目安となります。おしっこの間隔が空いているかどうかは、おむつをチェックして判断しましょう。
女の子に比べて長くかかる場合がある
理由の一つは体の違いです。男性の尿道は長くてS字型をしており、前立腺など周囲の組織によって固定されています。女性に比べて尿が出にくく「おしっこが出た!」という感覚がつかみづらいのです。
また、一般的に女の子の方が言葉や歩行の成長が早いこと、おしっこを飛ばす位置を操作しなくてよい分、女の子の方がトイレでの動作が難しくないことも理由として考えられます。
主にトイレを教えるママも、同性の女の子の方が教えやすいですよね。これらのことから、男の子のトイトレの方が、長くかかることが多いのです。男の子の特徴を頭に入れつつ、その子の成長にあわせて、あせらず取り組むことが大切です。
パパの参加でスムーズにいくことが多い
立ってするタイプのトイレは、公共の男性トイレにしかありません。たまに、女性トイレにも子ども用の立ってするタイプが設置してありますが、ママが立ち会える機会は多くないでしょう。
特に外出先では、パパが積極的に担当して、立ってするやり方やおしっこの飛ばし方など、男性だからこそ教えられる細かな部分を伝えてもらいましょう。「パパと僕の特別なトイレ」と位置づけると子どももきっとうれしいですよ。
男の子によくあるトイトレの疑問
男の子がトイレに行きたいサインは?
一般的に男の子は、おしっこがしたくなると「おちんちんを触る」「足をモジモジ動かしたり、股をぎゅっと閉じる」「足踏みをする」といった下半身を触ったり、動かしたりするしぐさを見せます。ほかにも、「顔がこわばる」「ブルブル震える」という子どももいるようです。
子どもの様子を観察して、このようなしぐさが見られたら、「トイレでおしっこしてみようか!」とやさしくトイレに誘ってあげましょう。
ただし、これらのサインが表れてからでは間に合わないことも充分考えられます。ママやパパが2時間に一回くらいの間隔でトイレに誘ってあげて、我慢する前にトイレに行くことを教えてあげましょう。
おしっこをするときの体勢は?
立ってする場合、ズボンを少し下げればでき、トイレの時間が短いのがメリットです。トイレが混み合っているときも早めに順番がまわってきます。ただし、飛び散りやすく、トイレや服を汚しやすいです。
座ってする場合は、立つよりも飛び散りにくく周囲を汚しにくいです。うんちも一緒にできます。ただし、すべて脱いで便座にまたがらなくてはならないため、着脱に時間がかかり間に合わないリスクがあります。
うんちへの導入もしやすいのでまずは座ってすることから始めるのがおすすめです。ただし、幼稚園や小学校にあがったときのために、最終的には立ってできるようになった方がよいでしょう。
おしっこが飛び散るときの対策は?
おちんちんを持っておしっこをしないことと、持っていても的確な位置を定められずにいることが主な原因。対策としては、座っておしっこをすることが最善です。座った上で、おちんちんの先を下に向けて、おしっこすることを教えてあげましょう。
家庭で立ってする場合は、便器内の飛び散りにくい箇所に専用のシールやスタンプタイプの洗浄剤などの「的」を用意するのがおすすめです。おちんちんをしっかり持って的を狙うように伝えましょう。トイレットペーパーを便器内に敷いておしっこすることで、飛散量を1/50ほどに抑えられますよ。
男の子のトイトレを成功させるコツ
かっこいい「お兄ちゃんパンツ」を見せる
年上の同性に憧れを持ちやすいため、お兄ちゃんだけが履ける特別な「お兄ちゃんパンツ」の存在は男の子心をくすぐります。一緒に買いに行くことで、「パンツを履きたい!」という気持ちも一層ふくらみますよ。「かっこいいね!」「お兄ちゃんだね!」と大げさなほど盛り上げることも大切です。
プライドが高い男の子にとってお気に入りのパンツが濡れることは悲しいこと。「大事なパンツが濡れちゃう前に、トイレに行こうね」などと促してあげましょう。
パンツを履くことを嫌がるようなら無理強いはせず、履きたくなるタイミングまで待ってあげましょう。