産後はパパを嫌いになるママが続出?産後の心理状態や対処法
妊娠中はこれから始まる赤ちゃんとの生活をパパと協力して楽しく生活して行きたいと思っていたのに、産後にパパの何気ない一言や態度に苛立ちを感じるママは少なくありません。その状態が長引けば、パパを嫌いになってしまうことも。産後ママを取り巻く心と体の状態、夫婦の心理的距離を埋めるためにできることをお伝えします。
産後のママの心身はとてもデリケート
妊娠出産によるホルモンバランスの乱れ
産後は産前と異なり、母乳を作る体にし、産前の体に戻していくためのホルモンが分泌されます。妊娠出産により、産前産後とホルモンバランスは体内で目まぐるしく変わっていきます。
このホルモンバランスの乱れにより、ママは肉体的にも精神的にも不安定になってしまうことがあるのです。特に産後のママはイライラしやすくなったり、疲れて何もしたくなくなったりすることがあります。
急激なホルモンバランスの乱れは産後1カ月くらいまで強く続くといわれています。産後の1カ月までは特に無理をしないようにしましょう。
赤ちゃんの育児で慢性的な睡眠不足
赤ちゃんが夜中に起きれば、眠いのに授乳やミルクの用意をしなければならない。眠いのに赤ちゃんがなかなか寝てくれない。睡眠不足による肉体的な疲労から、イライラしてしまうことがあるものです。
その睡眠不足によるイライラが、パパの言動や行動に向いてしまうことがあるのです。「夜中に私ばかり授乳やミルクで起きなければならないのに、パパは何もしなくてずるい」といった心理が働いてしまうこともあるのです。
育児への不安や世間からの孤立
赤ちゃんが小さい頃は外出することもなかなかできない期間があります。赤ちゃんとママだけの小さな世界で、世間から孤立してしまっている感覚になるママも少なくありません。
世間とのつながりが薄れ、会話をする相手がいない時間は、さらにママを不安にさせることがあります。祖父母のサポートやパパとの会話がママの孤独感を解消してくれるものです。そこで、パパとコミュニケーションがうまく取れないときにイライラしてしまうことがあるのです。
ママがパパを嫌いになった言葉や行動
妊娠中や出産の際のデリカシーのない言動
出産はママにとっては命懸け。パパにはこういうときこそ不安なママのそばにいて優しくしてほしいのです。パパがママの体を気遣ってくれていないと感じたり、ママの気持ちを理解してくれていないと感じたりする言動がでると腹が立ってしまうのです。
もちろん浮気や不倫などもってのほかですが、ほかの女性に関する言動や、ママへの肉体的な変化に関する言動は嫌なもの。また、体調不良で家事がなかなかできないときの、パパの自分勝手な言動も配慮してほしいところです。
自分だけ今までどおりの生活を送っている
もともとママは赤ちゃんといる時間が多いこともあり、すぐに母性本能を持って育児を行うことができるのですが、日中仕事をしているパパは子どもの世話をしたり、父子関係をすぐに築くことができなかったりすることがあります。
そのため、今までと変わらず仕事帰りに同僚と飲んできたり、休みに友達と予定を入れたりして、ママや赤ちゃんのことを考えない行動をとってしまうことがあるのです。ママの気持ちや体調を理解してくれないパパの行動に、ママは腹が立ってしまうものです。
家事や育児に協力しないどころか文句をいう
ママは育児に追われ、夕飯の準備ができていなかったり、洗濯物の片付けができていなかったりすることがあるかもしれません。
育児で大変なママは労ってほしいのに、パパが仕事から帰ってきて、「仕事をしていないのだから、家事をちゃんとやっておいてくれ」というような言動や態度をとることがあります。
ママは家事をできなかったことを申し訳なく思っているのに、頭ごなしに文句をいわれたらパパ嫌いになってしまうかもしれません。パパも仕事で疲れているのは分かりますが、ママは育児の大変さをパパにも理解してほしいのです。
産後のパパ嫌いはいつまで?対処法とは
イライラがいつ落ち着くかはパパの協力次第
ママは育児や家事が大変なことをパパに理解・共感してもらい、一緒に協力して育児をしていきたいのです。ここで、パパが今までどおりの態度のまま変わらないと、関係性はさらに悪化してしまうかもしれません。
「仕事で疲れて帰ってきている。ママは仕事をしていないのだから、家事と育児はうまくやってほしい」と考えているパパもいます。
パパとママがお互いのことを認め合うことが大切です。パパがママの大変さを理解し、育児や家事を協力してくれると、ママもパパの仕事を労うことができ、イライラが落ち着いてくるものです。