親子なのに相性が合わない。子どもとの距離が近づく接し方と対処法
子どもにイライラすることが多くて、親子の相性が悪いのかと感じたことはありませんか。子どもを大切にしたいのにうまくいかなくて自分を責める方もいるかもしれません。ここでは、相性に不安を感じたときに子どもにどう接したらよいかや、親子の距離を縮める接し方について対処法をご提案します。
目次
親子の相性が合わないと感じる原因
子どもの性格は親の接し方の影響が大きい
確かにもともとの子どもの性格や性質というのはありますが、それをよい方向にもっていくのも悪い方向にもっていくのもママの接し方が大きく影響しているといわれています。
子どもを支配したり否定ばかりしていませんか。反対になんでも子どもの言うことに従っていませんか。
本来、子どもはママが大好きなはずです。そのママに相性が合わないとまで感じさせるのは、性格というよりは何かしら子どもの心に不満があるのかもしれませんね。
合わないという感覚に過剰に反応してしまう
すると、過剰に反応してしまいどんどん子どもの欠点ばかりに目が行きます。失敗や親の意向にそぐわない態度などを見つけるとすかさず怒るので、やがて子どもも反発するようになるのです。
また、ママは無意識に兄弟、姉妹を比べてしまうことがあります。比べる態度によって、子どもの性格や育ち方までもが影響されてしまいます。
相性が合わないと感じているのなら、今までその子に対してどのように接してきたか、振り返ってみる必要があります。そして、優しく接することができなかったのならどうしてそうなったのか考えてみましょう。
ママが合わせようと意識することが大事
しかし人は誰でも違って当然です。そのため自分の子どもであっても個人を尊重することは大切ですよね。
意見が食い違ったりイライラしたりする場合は、大人であるママが少し冷静になって合わせるとうまくいきます。これは子どもの言うとおりにするというわけではなく、一度子どもの気持ちを受けとめてから、落ち着いてお互いの意見を話して理解し合うということです。
お互いが尊重し合える関係を築くことが大切です。
相性の悪さを放置すると起こる問題
情緒不安定になり自己肯定感が低くなる
たとえば、心の底では子どものことを愛しているのにも関わらず、それが子どもにうまく伝わっていないと、子どもは愛情不足になり情緒不安定になるかもしれません。子どもが大きな理由もなくイライラしていたり、ぐずったりしているようであれば危険信号です。
また、子どもとの相性がいまいちだと、子どもが頑張ったときに素直にその努力を褒められないこともあるかもしれません。これを繰り返していると子どもの自己肯定感が低くなり、自分自身に自信が持てない大人になる可能性があります。
コミュニケーション能力が育たない
ママとのコミュニケーションがうまくいかない場合、子どもは他者とどうやって交流をしたらよいのか学ぶことができません。このままにしておくと、上手に友だちが作れなくなる可能性もありますよ。
人とコミュニケーションをとるのが苦手になり、将来的に社会に出ていくのが不安な状態になるかもしれません。子どものコミュニケーション能力を育てるためにも、ママは子どもに歩み寄る努力をしたいですね。
思春期に子どもとの接し方に困る
思春期を穏やかに過ごすためにも、今のうちから子どもとの関係を見直すようにしましょう。相性が悪いからといって距離を開けたままでいると、反抗期にどのように接したらよいのかさらに迷ってしまいますよ。
今から子どもへの接し方についてよく考え、子どもが安心してママのそばで成長できるよう、信頼関係を築くようにしましょう。
また、ママがワンオペ育児をしている場合、子どもはパパと過ごす時間が少なくパパとの心的距離が開くこともあります。パパと子どもの関係にも注意したいですね。