
赤ちゃんが号泣する原因は?理由と対処法を知ってイライラ回避
赤ちゃんが泣き止まずに、困ってしまったことはありませんか?なかなか泣き止まない赤ちゃんへの対処法がわからなくてイライラしたり、落ち込んだりするママも少なくありませんよね。赤ちゃんが泣く理由や号泣したときの対処法を知り、育児に活かしてみませんか?
赤ちゃんが泣くのには理由がある

赤ちゃんは泣くことで訴える
はじめての育児は、不安なことばかりですよね。そんなときに、赤ちゃんが号泣してなかなか泣き止まなかったら、ママも悲しくなったり、イライラしたりすることもあるかもしれません。
しかし、「赤ちゃんは泣くのが仕事」といわれているように、言葉を話すことができない赤ちゃんは、泣くことで相手に気持ちを伝えようとします。
赤ちゃんが急に大声で泣き出したり、なかなか泣き止まなかったりすることは、よくあることです。まずは落ち着いて、なにを訴えているのか、その理由を確認してみましょう。
お腹が空いているか、のどがかわいている
それでも泣き止まない場合は、暑い、寒い、痛い、かゆいといった体の不快感が原因ということも考えられますよ。また、眠いのに眠れなかったり、不安になったりしたときに泣き出す赤ちゃんも少なくありません。
ただママに抱っこしてほしくて、泣いている赤ちゃんもいます。
このように、赤ちゃんが泣く理由というのはさまざまです。どうしてほしいのかを理解できれば、適切に対処することができるので、赤ちゃんの様子をじっくり観察してみましょう。
理由がないけれど泣いていることも
黄昏泣きの詳しい原因はわかっていません。一説には腸内にガスが溜まってお腹に痛みを感じているという考えもあるようですが、この黄昏泣きのように、とくに理由がないにもかかわらず、赤ちゃんが泣き出すということも珍しくありません。
また、生後数カ月の小さな赤ちゃんは、泣くことで肺呼吸の練習をするともいわれています。
このように、理由がないのに泣いているという場合には、しばらくすれば泣き止みます。とくに気になる症状がなければ、焦って泣き止ませようとせず、のんびり見守ってみるのもよいかもしれません。
赤ちゃんが泣いているときの対処法

赤ちゃんの不快を解消する
おむつ交換のときには、おしりが赤くなっていないかもチェックしましょう。おむつが汚れていなくても、かぶれて痛かったり、かゆかったりして泣いている場合もあります。
部屋の中が暑かったり寒かったりするときには、室温や衣服、布団などで、適温になるように調整してみましょう。
ゲップやオナラがしたくて泣いていることもあります。授乳後のゲップは忘れずにさせ、お腹が張っているときには、ガス抜きのマッサージや便秘解消の運動などがおすすめです。
眠いのに眠れないときには、部屋を暗くしてBGMを流すなど、赤ちゃんが安心して眠れる環境作りをしてみましょう。
散歩など環境を変えて気分転換
いろいろ試してみても泣き止まないときには、赤ちゃんと一緒に散歩に出かけてみてはいかがでしょうか?
外に出ることは、赤ちゃんだけでなくママの気分転換にもなります。空を見上げたり、綺麗に咲く花を見たり、公園で遊ぶ近所のお兄ちゃんお姉ちゃんの姿を見たりしているうちに、赤ちゃんもママも気持ちが少し落ち着くはずですよ。
散歩は、1カ月健診を終えたころからできるようになります。数分程度の短い散歩から始めてくださいね。
いつもと違う方法で抱っこしてみる
抱き方を、横抱きから縦抱きに変えるとか、前向きに抱っこしてみるという手もおすすめです。いつもと違う方法で抱っこするだけで、泣き止む赤ちゃんもいますよ。
それでも泣き続けるときには、水が流れる音や、掃除機の音など、いろいろな音を聴かせてみるのも効果的です。ママが妊娠中に聴いていた音楽を聴かせることで、安心する赤ちゃんもいるようです。
いつも同じ方法で泣き止む赤ちゃんもいれば、その日の気分で効果のあるものが違う赤ちゃんもいます。対処法をたくさん知っていれば、ママのストレスも軽減されそうですよね。
それでも号泣して泣き止まないときは

体調などいつもと違うところはないか確認
食欲がない、発熱、嘔吐や下痢、咳や鼻水といった症状がみられたり、どこかを痛がったりしているような場合には、風邪やその他の病気や怪我が原因で泣いている可能性があります。
なかには、鼠経(そけい)ヘルニアや、腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)、小児肘内障(しょうにちゅうないしょう)といった、急を要する病気の場合もあるのです。
しかし、とくにいつもと違うところがないのであれば、焦って泣き止ませようとせず、これまでにご紹介した対処法を試しながら、しばらく様子を見てもよいでしょう。