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夫婦のコミュニケーションの重要性。子育て中ならではのポイントとは

夫婦のコミュニケーションの重要性。子育て中ならではのポイントとは

お願いは素直に、ポジティブな言葉で表そう

掃除しないといけない場所やたまっている洗濯物を畳まないといけないのに、パパはなにも手伝ってくれないと、文句をいいたくなるときがあるかもしれません。

ただ、「ちょっとは手伝ってよ!」「どうしていつも脱いだ服をすぐに片付けてくれないの?」とパパを責めても、突然機嫌の悪い感じでいわれたパパにはしてほしいことが伝わらないので、お願いは素直にいいましょう。

お願いしたいことがあれば、具体的にいうと伝わりやすいですよ。また、責める感じではなく「◯◯してくれると助かる!」とポジティブな言葉にしたり、「◯◯してくれないかな?」と疑問系にしたりすると、パパに不快感を与えることなく、お願いを聞いてもらいやすくなりますよ。

「察してほしい」「分かるはず」はNG

「料理中で手が離せないから、赤ちゃんのお世話をしてほしいのに」「疲れているから自分のことは自分でやってよ」と、パパに対して「こんなこといわなくても察してほしい」と思ったことはありませんか。まったく気づかないパパを見るとイライラしますよね。

しかし前述したように、男女の脳には違いがあります。女性にしてみれば「いわなくてもわかるでしょう」ということも、男性にとっては「いわないとわかるはずがない」ということがあるのです。

「察してほしい」「分かるはず」という考えでは、お互いの気持ちが伝わらないですし、無駄な時間を過ごすだけなので、パパになにかお願いしたいことや、気付いてほしいことなどがあったら、言葉にして伝えることが大切です。

すれ違い生活のときのコミュニケーション

時間がないときこそスキンシップが重要

パパとあまり話す時間がないと思ったらスキンシップを積極的にとってみるのもよいですよ。

仕事に行く前や帰ってきたときにハグをしたり、寝る時間が違っても一緒のベッドで寝たり、ソファでもたれあって座ったりなど、スキンシップをとる機会はたくさんあります。慣れていないと恥ずかしいかもしれませんが、会話のきっかけにもなりますし、喧嘩しているときなら仲直りのきっかけになるかもしれませんね。

子どもも一緒に家族みんなで手をつないだり、ハグしあうのも盛り上がりますよ。

友人ママは、パパと話すときは向かい合って、お互い相手の両ひじに触れながら会話しているそうです。「お互いの表情を見ながら話せる大切な時間になっている」といっていました。

お互いのスケジュールを共有しよう

お互いのスケジュールを分かっていれば、少しでもすれ違いを少なくできますよ。ただ、育児や仕事などで忙しい生活を送っていると、全部の予定を覚えておくのは難しいので、共有できる方法を考えましょう。

友人ママ何人かに聞くと、「家族みんなの予定を書くためのカレンダーをリビングの壁に張っている」「スマホのカレンダーアプリでスケジュールを共有している」「パパと交換日記をしていて、そこに予定も書き込んでいる」などの意見がありました。

忙しさで自分の予定を忘れたり、子どもの予防接種の日を忘れてしまったりするママもいるようなので、夫婦で確認し合えるのもよいですね。また、夫婦の時間を合わせやすく、買い物やお出かけの予定も立てやすくなりますよ。

会話が生まれやすいような部屋にアレンジ

たくさんコミュニケーションをとるには、同じ空間にいて顔を合わせる機会を増やすことが大切です。

同じ部屋にいるときに顔を合わせやすいよう、部屋をアレンジしてみるのはいかがでしょうか。たとえば、ママがキッチンで料理をしている姿が見えるように、リビングのソファの位置を調整したり、ダイニングのイスを横並びにして距離感を近くしたりすると顔を合わせやすくなります。

話したいことがあっても、目が合わないと声をかけにくいですし、わざわざ近くまで歩み寄って話をしに行くこともないですよね。目が合うだけで自然と会話が生まれやすくなるでしょう。

部屋をアレンジしても別々の部屋にいると効果がないので、別々のことをするときでも同じ部屋にいる時間を増やすとよいですね。

円満で充実したコミュニケーションのために

パパとママが一緒に育児を楽しもう

パパとママのどちらかに育児をまかせっきりになってしまうと、夫婦で会話を楽しむ時間が自然と少なくなってしまいます。一緒に育児をすることで、子どもについての話や家族でのお出かけについての話など、共通の話題もできますので楽しいですよ。

子どもの成長を間近で感じられるのは嬉しいことですが、疲れたりイライラしたりすることもありますよね。そんな気持ちを夫婦で共有できると安心しますし、ママのストレスも軽くなるのではないでしょうか。

寝返りすらできなかった赤ちゃんが、自力で転がれるようになったり、ハイハイできるようになったりするのはあっという間です。そんな成長を見られるのは育児をしているパパとママの特権なので2人で楽しみましょう。

あいさつや感謝の気持ちは言葉にして

結婚当初は朝起きたら「おはよう」、家を出るときは「行ってきます」などのあいさつが自然とできていたのに、何年か経って子どもが生まれて…となってくると、そんなあいさつをする習慣は薄れてしまう夫婦も多いのではないでしょうか。

育児や仕事が忙しくて、お互いの顔すら見ていないという夫婦の話も聞きます。ちょっとしたあいさつはコミュニケーションのきっかけになりますので、積極的にあいさつをするとお互いの気持ちも伝わってよいですよ。

思っていることは言葉にしないと確実には伝わりませんし、言葉にしてくれたほうが嬉しい気持ちになりますよね。
「お仕事お疲れさま」「ごはんおいしかったよ」「手伝ってくれてありがとう」などの感謝の気持ちを伝えることも夫婦円満のコツです。

相手を思いやり、尊敬することが大切

夫婦円満に過ごすためには相手を思いやり、尊敬することも大切です。

たとえば、パパがなにか話したいことがありそうなら、面倒くさがらずにゆっくり聞いてみたり、疲れていそうだなと思ったら、元気が出るように好きな料理を作ってみたりなど、相手が喜びそうなことを行動に移してみましょう。きっと思いが伝わりますよ。

「今日、疲れていない?」とパパのことを考えて声をかけるだけでもよいですね。

育児や家事などで自分ばかりが大変だと感じて、パパのことを思いやる余裕がなくなってしまっているママもいるでしょう。しかし、パパは仕事を頑張ってくれているだけでもありがたいので、協力してくれるのが当たり前だと思わず、いつも尊敬する気持ちをもって過ごしてくださいね。
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