兄弟でママの取り合い!ケンカの原因やママの対応方法を知ろう
「ケンカするほど仲がよい」という言葉もありますが、たびたび起こるケンカにママは困ってしまいます。ママの愛がより多く欲しいという意味では兄弟はライバル同士で、ママを取り合う様子は真剣そのものです。そのようなときにママはどうすればよいのでしょうか。ここでは、ケンカの原因や対応方法をご紹介します。
ママを悩ます兄弟ゲンカにもよい面がある
兄弟ゲンカは仲がよい証拠!
また、誰がママのとなりに座るか、どちらが先にママに本を読んでもらうかなど、ママの取り合いでケンカになり困ってしまうこともあるでしょう。
しかし、ケンカをするのはお互いの距離が近いということで仲がよい証拠です。ケンカをしていると思ったら、ケロッとして仲よく遊んでいたりしませんか。
また、下の子がママに怒られていたら、上の子がかばったりするなど、微笑ましいこともあるのでは。「なんでうちの子どもたちはケンカばかりするの」「なにが悪いのかしら」などと、心配しすぎる必要はありません。
安心感があるからこそケンカができる
しかし、家の中でもケンカをしないのであれば、ケンカをすると親に怒られる、ママに嫌われるのでないかという恐怖感がある可能性があるそうです。
思いっきりケンカができるのは、ケンカしても大丈夫という安心感がある証拠なのかもしれません。
ケンカしながらちょっと押したり、蹴ったりしている限りは見守ってください。たいてい、どちらかが泣いて訴えてきて終わります。ママのところにきたときは、いきなり叱らないよう気をつけてくださいね。
兄弟ゲンカはしなくてはいけないものではありません。性格的にケンカをしない子もいますし、兄弟ゲンカをする理由がないということもあります。
兄弟ゲンカは人との関わりかたを学べる機会
本来子どもは自分の欲求で自我を育てていきます。ケンカは自分の欲求を通そうとすることで起こりますが、ケンカをしながら自分の気持ちをコントロールすること、我慢することを覚えていきます。
兄弟ゲンカは他人とケンカをするのとは違うようです。兄弟という信頼関係があるからこそ、思いっきり自分の欲求をぶつけることができるのでしょう。
思ったことをいったりいわれたりするうちに、相手の気持ちを考えていけるようにもなっていきます。
兄弟ゲンカの回数が多くて問題だと悩むのではなく、兄弟ゲンカは人との関わりかたを学べる機会と前向きにとらえましょう。
ケンカの原因はストレスからくることもある
親に不満があり、認めてもらいたい
兄弟ゲンカは相手に対する不満が原因ではない場合があります。親が自分をちゃんと見てくれていない、自分の存在がほかの兄弟より小さく感じるなどの親への不満が、兄弟ゲンカを引き起こすことがあるのです。
そのため、「私のほうがすごいんだよ」「◯◯はできないけど、僕はこれができるよ」と優位に立ち、ママやパパの気を引き、認めてもらおうとします。つまり、ママとパパの注目の取り合いがケンカの原因になっているのですね。
友だち関係で嫌なことがある
とくに家庭での環境の変化もないのにイライラしているようなら、外でのできごとが原因の可能性が高いでしょう。
さりげなく保育園や幼稚園のことを聞いてみましょう。お友だちとケンカしてしまった、意地悪をされたなど、友だち関係で嫌なことがあったのかもしれません。
そのストレスから兄弟にあたってしまったり、ケンカをすることで発散しているという可能性も考えられます。
お友だちのことで悩んでいることが分かったら時間をかけて話を聞いてあげてください。ママと話せたことで安心し、ケンカが減ることがありますよ。
好きなことをする時間がない
兄弟がいると、上の子や下の子の習い事や用事へ一緒に行かなくてはいけないこともあり、意外に自由な時間がとれないようです。
子どもたちがゆっくり好きなことができる時間がありますか。上の子は外で活発に遊ぶのが好きでも、下の子は家でお絵かきや車で遊ぶのが好きかもしれません。
どちらかに偏ると、不公平感が生まれストレスがたまります。兄弟全員が好きなことをする時間を均等に作ってあげることが大切ですよ。