水耕栽培で簡単に野菜を作ろう!手軽に始められる野菜や栽培方法
水耕栽培で野菜を育てるときの注意点
こまめに新鮮な水に入れ替える
水耕栽培は土の代わりに水で育てるので、「水」はとても重要なポイントになります。水耕栽培に使う水は、川のように流れがないため雑菌が発生しやすく、腐りやすいのです。また、浸かった根から古くなった細胞や呼吸による老廃物が入ります。さらに肥料も水に溶かすので、水が汚れやすい状態といえるでしょう。
容器の大きさや日当たりにより汚れる速さは違うものの「水が濁る」「ぬめりが出る」は、取り換えのサインです。こまめに新鮮な水に入れ替えましょう。水の量が多すぎても根から呼吸ができないので、根の上1cmは水から出るようにしてくださいね。
日光や照明を使い光を十分に与える
光合成は太陽の光だけではなく、照明の光によっても行うことができます。日照不足のときは、照明を使って植物の成長を促しましょう。おすすめの照明は「LED」です。
LEDはランニングコストが低いだけでなく、太陽光と光の質が同じで、光量や植物が育ちやすい光の波長(赤色LED照明)も選ぶことができる照明です。光の照射が広がらず、植物に直接届きやすい点もよいですよ。
光の当たる場所にむらがあると、育ちにばらつきが出ます。全体にまんべんなく光が当たるようにしましょうね。
肥料を使って栄養を与える
水耕栽培に使う肥料は、液体の物を水で薄めたり、粉末状の物を水に溶かしたりして使用するのが一般的です。肥料の種類には「化学肥料」と「有機肥料」がありますが、水耕栽培の場合は、水が濁りにくく腐りにくい化学肥料を使いましょう。
液肥は吸収が早く即効性があるので、植物の状態に合った量を与えることが大切です。肥料ごとに決められた量がありますので、表示されている規定量を守って使用しましょう。
まとめ
水耕栽培は手軽に始められるだけではなく、入れ物によってはインテリアのグリーンとしてもお洒落に飾ることができます。また、ハーブ類も簡単に育てられるので、料理のときにサッと摘んで使用することもできますね。水耕栽培で育てた野菜を使えば、料理の味を一段と引き立ててくれることでしょう。