子どもがストローを噛む!理由や対処法とストローマグ以外で飲む方法
マグカップとストローが一体化しているストローマグ。ひっくり返しても中身がこぼれずお出かけのときにはとても助かりますよね。しかしこのストローマグ、いつの間にかストロー部分がぐちゃぐちゃになっていることはありませんか?どうしてなのでしょう?子どもがストローを噛む理由やその対処法についてまとめていきます。
子どもがストローを噛むのはなぜだろう?
歯の生え始めで歯がむずがゆい
どうしてこの時期に色々なものを噛みだすのでしょうか?それは、この6カ月の頃に歯が生え始めることが原因です。歯茎がむずがゆくて、なにかをくわえたくなるのですね。
大人でも、蚊に刺されたりすると、その部分を押さえたりつまんだりしたくなりますよね。その感覚に似ているのかもしれません。
また「口で噛むことで、そのものの感触を確かめている」ともいわれます。手や足や皮膚からの情報だけでは分からないことを、噛んで確かめているのかもしれませんね。これは、歯が生えてしまってからではできません。
指しゃぶり感覚で気持ちが落ち着く
子どもが指をしゃぶるのは、お母さんのお腹の中にいる頃からの習性なので、自然なことであり、小児科の先生の中には「無理してやめさせなくてもよい」といっている人もいますよ。ママのおっぱいをくわえているようで、安心するのでしょうね。
だから、指の代わりにストローを噛んでいたとしても、気にすることはなさそうです。行動範囲が広がるにつれて、母子分離が進み、しだいに指しゃぶりがなくなっていきます。それと同時に、ストロー噛みも少なくなっていくそうです。
指の代わりにストローで気持ちが落ち着くのであれば、指よりも衛生的でよいかもしれませんね。
パパやママに甘えたい気持ちの表れ
「抱っこして」や「ギュッとして」と言葉でいえればよいのですが、子どもは甘えたい気持ちをうまく表現できません。伝える手段として「ストローを噛む」という表現をしているのかもしれませんね。
「甘えたい」という感情は「むしゃくしゃする」という感情とよく似ているそうです。だから「甘えたい=噛む」という結びつきは、ごく自然なことなのだそうですよ。深層心理の奥深くで、なにかしらつながっているのかもしれませんね。
保育園や幼稚園で、パパやママとしばらく離れていたときに、よく見られる行動だそうです。寂しかったということなのかもしれません。
子どもがストローを噛むときの対処法
成長の過程だと思って気にせず見守る
口や口の周りの筋肉は、毎日母乳やミルクを飲むことで、どんどん鍛えられていきます。それと同時に感覚器官としても発達していくので、噛むことで感触を確かめられるようになるのです。ある意味、口は、未発達な指先や手のひらのかわりをしているのですね。
だから、ストローを噛んでいても、成長の過程だととらえて、気にせず見守ってあげる方がよさそうです。子どもがなんでも口の中に入れてしまうのは、大人の「食べる」とは違う意味があることを知っておきましょう。
子どもの関心をほかのことへ向ける
例えば、なにかを持っていれば指しゃぶりができないのと同じで、なにかをくわえていれば、ストローを噛むことはできません。
退屈だったり、手持ち無沙汰でストローを噛んでいるのであれば、なにか別の、子どもが好きそうなことへと誘導してみましょう。夢中になっている間、ストロー噛みを忘れてくれるかもしれませんよ。
無理やりやめさせるのではなく「ストローの代わりになるものを与えるのだ」ということを忘れないようにしましょう。
子どもとの時間を増やし愛情を伝える
そんなときには、子どもとの触れ合いの時間を増やし、愛情をいっぱい伝えてあげて下さい。すでにたっぷり愛情を注いでいたとしても、子どもは今、もっとパパやママの存在を必要としているのかもしれませんよ。
一緒にいるだけでもよいのですが、スキンシップの時間を増やすなどして、分かりやすい愛情表現を心がけましょう。「パパやママが近くにいる」という安心感で、ストロー噛みが治まるかもしれません。