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胎動ってどんなもの?赤ちゃんがママに伝える元気のサイン

胎動ってどんなもの?赤ちゃんがママに伝える元気のサイン

逆子は胎動の位置が低いことも

通常、赤ちゃんは頭が下向きの状態でお腹のなかに入っています。赤ちゃんの体の中でもっともよく動くのは脚なので、胎動を感じるのも高い位置が多いようです。

しかし、赤ちゃんが逆子の場合、脚が下側に向くため胎動の位置も低くなります。膀胱や脚の付け根など、おへそより下の位置での胎動が多い場合、逆子になっているのかもしれません。

ただし、赤ちゃんは脚だけではなく顔や腕も動かしますので、低い位置で胎動があったからといって逆子とは限りません。

また、妊娠30週くらいまでは3人に1人の赤ちゃんが逆子だといわれていますが、妊娠35週までに治ることが多いようです。自己判断で逆子体操を始めたりせず、医師の指示に従いましょう。

ダイナミックな胎動に困るママも

赤ちゃんの胎動には個人差があり、妊娠後期に入っても「あ、動いているな」くらいの感覚のママもいる一方、胎動が激しくて痛いと感じるママもいるようです。

さらに、胎動がダイナミックすぎると「こんなに動いて大丈夫なの?」「赤ちゃんが苦しんでいるのでは?」と不安になってしまいますよね。「破水したらどうしよう」と不安を感じることもあるでしょう。

しかし、息が苦しいなどの状態になっているとしたら、赤ちゃんは激しく動くことはできません。胎動が激しいのは元気な証拠ですので心配する必要はありませんよ。

また、胎動が原因で破水することはないといわれています。心配しすぎるとストレスになり、赤ちゃんにもよくありませんので、「今日も元気だな」と前向きに考えましょう。

よく聞く、気になる胎動のウワサ

胎動が激しいと男の子説

現在、赤ちゃんの性別はエコーで判断することができますが、判断できなかった頃は、ママのお腹の形や食べ物の好みで性別を知ることができるといわれていました。

これはいわゆる「迷信」で、科学的な根拠はとくにありません。赤ちゃんの性別は「男の子」か「女の子」しかありませんので、当たる確率は1/2と高く、「当たったから正しい」と思われていただけです。

胎動が激しいと男の子というのも、赤ちゃんの性別に関する迷信一つです。

性別が女の子でも胎動が激しいと感じることはありますし、性別が男の子でも胎動が大人しいこともあります。胎動の位置によって性別がわかるという説もありますが、これも迷信ですので、あまり気にしなくてもよいでしょう。

胎動で赤ちゃんの性格がわかる説

胎動で性別だけではなく、赤ちゃんの性格もわかるという説もあります。

目で見て判断できる性別とは違い、性格は見る人の主観によって変わるため、判断がしづらいものです。しかし、「活発な子は胎動が激しかった」というママも多く、胎動に性格が出る可能性はあるかもしれません。

例えば、「胎動が激しかった赤ちゃんは、生まれてきてからもなかなか寝ない子だった」「姉妹のうち、活発な方は胎動も激しかった」と話すママもいます。

もちろん、胎動が激しいからといって性格が活発とは限りませんが、「元気な赤ちゃん」ということは確かです。「この子はどんな性格かな?」と想像しながら、胎動や妊娠期間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

出産が近いと胎動が少なくなる説

出産が近いと胎動が少なくなるというのもよく聞く話ですが、これは「胎動が少ないと感じることがある」といった方が正しいでしょう。

出産が近づくと赤ちゃんは子宮口の方に移動し、骨盤のなかに頭がすっぽり収まった状態になります。頭が固定されると体を動かしにくくなるため、それまでのような激しい胎動が減ることが多いようです。

とはいえ、胎動が感じられないだけで赤ちゃんは動いており、「胎動が少なくなった」というわけではありません。リラックスした状態なら、胎動を感じられるのではないでしょうか。

また、出産直前まで激しい胎動が続いていたというママもいます。「胎動が激しいから出産はまだ先」とは考えず、予定日が近づいたら出産に備えてくださいね。

胎動が少ない、感じないときには?

赤ちゃんがじっとしている、眠っている

胎動が少ない、感じないときは、まず落ち着いて20分程度待ってみましょう。赤ちゃんは眠っているときはあまり動きませんので、胎動を感じないこともあります。

赤ちゃんの睡眠サイクルは成長によって変化しますが、20分程度待つと赤ちゃんが目を覚まし、普段どおり胎動を感じられる場合がほとんどです。

起きてはいるけれどじっとしているという可能性もあります。ママがお腹をポンポンと叩いたり、お腹をマッサージしたりすると、赤ちゃんが動いて返事をしてくれるかもしれませんよ。

また、ママが忙しいときは胎動を感じにくいこともあります。感じていないだけで赤ちゃんは動いていることも多いので、姿勢を変えてお腹の様子を見守ってみましょう。

リラックスした状態で、胎動10カウント

赤ちゃんの胎動が少ないのでは?と不安なときは、赤ちゃんの胎動を10回感じるのにかかる時間を計る「胎動10カウント」を試してみてはいかがでしょうか。

【胎動10カウントのやり方】
1.体を横にするなど、ママが楽な姿勢でリラックスする
2.胎動を1回感じたらストップウォッチをスタートし、時間を計測していく
3.胎動を10回感じたらストップウォッチを止め、かかった時間を確認する

10カウントが20分以内に終わる場合はとくに問題ありませんが、20分以上かかる場合は少し時間をおいてからもう一度カウントしてください。

毎日同じ時間帯にカウントすれば、赤ちゃんが普段どのくらい動いているのか知ることができますよ。

「おかしいな」と感じたときには病院へ

胎動10カウントに1時間以上かかるときや、2~3回カウントしていずれも30分以上かかる場合は、念のため病院で診てもらうことをおすすめします。

普段は活発に動いている赤ちゃんの動きが急に弱くなったとき、胎動10カウントにかかる時間が極端に長くなったときも診察した方がよいでしょう。

また、胎動がまったく感じられず、お腹の強い張りや痛みを感じるときは切迫早産などの可能性もあります。お腹の張りがなくても、胎動がまったく感じられない場合は「胎児機能不全」の可能性もあるため、すぐに受診してくださいね。

お腹のなかを見ることができないママにとって、胎動は赤ちゃんからの重要なサインです。「おかしいな」と感じたときは病院へ行ってくださいね。
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