幼児と秋のちぎり絵を楽しもう!製作するメリットと作り方のポイント
ママが幼いころ、ちぎり絵を楽しんだことはありませんか。ちぎり絵は、小さな子どもから大人まで、簡単な道具を使って一緒に楽しむことができる知育です。ちぎり絵が幼児にもたらすメリットや、作るときのポイントをふまえて、秋にぴったりのちぎり絵をご紹介します。
幼児がちぎり絵をつくるメリット
紙やのりで遊ぶことで五感が育つ
物を見ているだけでは実際の感触などは分りません。ちぎり絵は、実際に紙やのりで遊ぶことで、五感を育てることができますよ。
紙は触ると、つるっとしていたり、ざらっとしていたりしますし、丸めるとグシャグシャ、ちぎるとビリビリというような音がします。また、軽い紙がひらひら落ちたり、舞ったりすることも、子どもにとっては面白いかもしれませんね。
のりも同様で、使ってみると、べたべたしたり、のりの独特なにおいがしたりします。また、のりを使うことで紙を貼ることができるという発見にもつながりますね。
手先の器用さが鍛えられる
習い事をするにはまだ早いと感じるママは、家庭でも簡単に取り入れることができる「ちぎり絵」で、子どもと遊んでみてはいかがでしょうか。
ちぎり絵は、たくさんの色の画用紙や折り紙を使うので、視覚に刺激をあたえます。また、紙を小さくちぎったり、好きなところに貼ったりを繰り返すことで手先が器用になります。
手先を使うことを目的とした知育のおもちゃも、たくさん見かけますね。それらも効果的ですが、ちぎり絵は自分の創造力を発揮しながら、手先の器用さを鍛えることができますよ。
脳が活性化して頭がよくなるかも
指先を使う触覚が発達することは、脳が刺激されて、脳の活性化を促すことに効果的です。普段の遊びのなかから、簡単にできることが多いですよ。
赤ちゃんの頃は、物を握ったり振ったりという動作が効果的ですが、指先を動かすことができるようになると、シール貼りや積み木、折り紙などで遊んでみましょう。
紙をちぎったり、貼ったりというように、指先を使う作業がどんどんと細かくなることで、自然と集中力も身につくので、頭がよくなるかもしれませんよ。
ちぎり絵の作り方と作るときのポイント
基本的なちぎり絵の作り方
初めに画用紙を用意して、ちぎり絵にしたい絵の下描きをしましょう。まだ、小さくて上手に絵を描けない場合は、ママが子どもの描きたい絵を描いたり、手伝ったりしてあげましょう。
次に、紙をちぎって画用紙に貼っていきましょう。色や形、大きさなどを変えることを意識しながら作業をするとすてきな仕上がりになりますよ。
また、「ちぎる」と「やぶく」には、違いがあります。ちぎるは、指先の力で初めから終わりまで細かく切っていくことで、やぶくは勢いよく紙を切りおろすことです。
どちらの方法も子どもと試してみるとよいですね。
いろんな紙やのりの感触を体感して
まずは紙に触れて、触感やにおい、硬さなどの感触を楽しみましょう。紙にもさまざまな種類があるので、フルに五感が働くでしょう。
のりには、つぼのりや水のり、スティックのりなどいろいろなタイプがありますね。ちぎり絵では、直接のりの触感を感じることができるつぼのりを使うとよいですよ。
手で触れることで、のりの触感を知ることができますし、のりを使うときの加減を判断できるようになります。手先を使うので、集中力がつき、創造力も高まるでしょう。
年齢に合わせてちぎりやすい工夫をしよう
1~2歳の場合、まだ手先を上手に使うことができないこともありますね。そのような場合はママがあらかじめ、紙に少し切り込みを入れておくと、ちぎりやすくなります。
大きさや形がバラバラでも、子どもの個性が出たすてきな作品になるでしょう。子どもの創造力に任せて自由にさせてみるとよいですよ。
3歳以上になると、自分で紙をちぎることができるようになります。あらかじめ、使用する紙を細長く切っておくと、さらにちぎりやすいですよ。
年齢が大きくなるにつれて、規則的な大きさや形、配列を自分でできるようになるので楽しみですね。