幼児のことばの教室について知ろう。ママにもできる言語発達の手助け
ことばの発達ぐあいは、幼児期の子どもを育てるママにとってとても大きな心配事ではないでしょうか?特に幼稚園の参観日や発表会に行くと、どうしてもほかの子どもと比べてしまいますよね。 今回は、そんなママに幼児のことばの教室がどんなところで、子どもにどんな影響があるのかをご紹介したいと思います。
ことばが遅れる原因とママの心がけについて
幼児のことばの遅れとは
例えば、1歳6カ月の子どもの場合、意味のある単語を三つ以上話せるという目安があるようですが、三つ未満でもママの話をしっかりと認識して行動する子どももいます。この場合、ことばを表現することが遅れているだけなので、ママとパパが意識して話しかけることで、3歳までに伸びていくことが多いようです。
ことばの遅れや発達の問題をママが区別することはとても難しいことです。まずは、1歳6カ月健診や3歳健診などで相談してみてはいかがでしょうか?
ことばの発達が遅れる原因
まず、障害がある場合ですが、聴覚の障害や自閉症、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)などがあります。場面緘黙症というのは、家では普通に話したりできている子が、幼稚園や学校に行くと話せなくなってしまう症状のことです。
環境による場合とは、家庭内であまり話す機会がない子どもや、ママやパパが先回りすることで、話す機会を失いがちな子どもに起こりやすいようです。どちらも、子どもが話す機会を減らしてしまうので、ことばの発達が遅れることがあります。意識して子どもの話す機会を作ってあげられるとよいですね。
ことばの発達を助けるために心がけたいこと
そんなとき、子どもの「ことば」と「心」の成長を助ける方法があったとしたらどうしますか?そんな方法があれば、ぜひやってみよう!と思うことでしょう。
子どもがことばを話すようになるために、身体的な機能や知能もそうですが、子どもが話したいと思う欲求がとても重要な要素になります。幼児期の読み聞かせやママとのおしゃべりはピッタリですよね。
家事やお仕事でママもパパも忙しいと思いますが、ことばの発達を助ける時間だと思って、積極的におしゃべりや読み聞かせの時間を作ってみましょう。
ことばの教室とはどんなところ?
ことばの発達について気軽に相談できる
ことばの教室というのは本来、言語障害がある子どものための特別支援学級や通級指導教室の呼称です。小中学校に設置されていますが、幼児や就学に向けての相談も受けてもらえますし、最近では幼稚園に設置している自治体もあります。
また、民間やNPO団体などが主催する教室もことばの教室と呼ぶものが増えてきています。
気軽に相談できる施設でも、いざ相談しようと思うと気が引けるかもしれませんね。でも大丈夫です。相談したからといって、必ず通うことになるわけではありませんので、まずは気軽に相談してみましょう。
ことばに関する課題に応じて指導してくれる
ですが、幼児向けのことばの教室は基本的に1対1で、専門の技能を習得した保育士や言語聴覚士の方たちが指導にあたってくれます。その子の苦手な発音や発音の誤り、ことばの遅れなどを確認しながら進めていくので、とても馴染みやすいと思います。
また、指導内容は遊びと会話が中心になるので、子どもの話したいと思う気持ちを引き出しやすくなっています。これなら安心してお任せできますよね。
言語発達上の問題が早く見つかることもある
そんなときは、ことばの教室に相談してみてください。ことばの教室では相談や指導、検査によって言語発達上の問題を早い段階で見つけてくれることがあります。
言語発達上の問題とは、構音障害(ことばを理解できているのに、赤ちゃんことばが続いたり、ことばをうまく発声できないなど)や、情緒障害(自閉症など)などで、症状がとてもわかりにくく、ことばが遅れているだけと勘違いされやすいので注意が必要です。
ことばの教室なら、検査の後の指導も行ってもらえるので、ことばの遅れに悩むときは、まず相談してみましょう。
悩むママにおすすめのことばの教室
DVD教材と個別指導の荒関式ことば発達法
荒関さんは、発達障害や自閉症などで、ことばが話せなかった子どもに知能教育を行い、ことばを引き出してきた方です。そんな荒関さんが、6歳までの子ども向けに制作されたDVD教材があります。
このDVD教材は、荒関さんが個別指導で行っている方法を家庭でも行えるように制作されているので、定期的に教室に通うのが難しいというママにおすすめです。