年子で幼稚園に通うのは大変?メリットと入園前に考えておきたいこと
年子だと、幼稚園の入園費用や送迎方法をどうしようかと悩むママもいると思います。子ども2人の送迎をママ1人でするのは大変なことです。今回は、年子で幼稚園に通うメリットと入園前に注意しておきたいことなどをご紹介します。先輩ママの声を参考に、年子の幼稚園生活を楽しみましょう。
年子で入園すると費用はいくらかかる?
公立と私立の幼稚園の費用の違い
文部科学省の調査によると、公立の学校教育費(教材費、通学費など)の年間平均は約12万円、私立は約31万円となっています。これは1人当たりの費用なので、年子で幼稚園に入園しようと思うと、この2倍はかかることになります。
小学校受験を意識しているママは、私立の幼稚園を選ぶ傾向にあるようです。また、ほかにも習いごとに通わせている場合も多く、教育費はその分高くなっています。幼稚園はママとパパが経済的に無理のない範囲で、子どもの将来を考えて選ぶようにしましょう。
同時入園や費用の確保について考えよう
まずは、幼稚園に通うと、費用がどのくらいかかるのかを計算しておきましょう。幼稚園には何歳で入園するかによっても、トータルの費用は変わってきます。
例えば、2人目の子どもが入園できるようになる年齢まで1人目の子どもの入園を待ち、同時に入園させると、その分費用を抑えることができます。
さらに、入園前に幼稚園に問い合わせると、必要な費用を細かく教えてくれます。候補の幼稚園が決まっているのであれば、その金額を目指して貯金を始めるのもおすすめです。
奨励金や助成金など補助を受けよう
政府は「幼児教育無償化」を目指し、2014年からは「第3子保育料の無償化制度」を打ち出しました。この制度では第1子が小学校3年生までの場合、幼稚園にかかる費用が第2子は約半額、第3子以降は無料になります(私立は奨励金を支給)。
そして2019年10月(一部の地域では4月)より、幼児教育の無償化が全面的にスタートします。
子育て世代からは期待の声が多く集まっている制度です。無償化の対象になるためには、いくつかの条件を満たしている必要があります。また自治体によっては独自の助成制度があるので、詳しくはお住まいの自治体に問い合わせてみてくださいね。
幼稚園までの送迎はどうしたらよい?
自分で送迎するメリット
自分で送迎する場合、園バスの迎えの時間に合わせる必要がないため、それぞれの子どものペースに合わせながらゆっくりと朝の身支度をすることができます。2人分の用意を慌ててしなくてもよいため、ママも気持ちに余裕ができそうです。
また、園バスで最初の方に乗車する場合は、長いルートを移動することになるため、子どもが疲れてしまうかもしれません。さらに、下の子どもは幼稚園生活に慣れるまで、園バスに乗ることを嫌がる可能性もあります。慣れるまでは一緒に通園する方がよいかもしれませんね。
園バスを利用するメリット
雨の日は足場が悪く、履きなれない長靴や傘を使うので歩きにくくなってしまいます。もし登園の途中でどちらかがぐずついてしまったらママも大変ですよね。園バスは家の近くまで迎えに来てくれるのでその心配がありません。
ほかにも、バスでのマナーも自然と身につけることができます。子どもとお出かけするときは車を利用することが多く、バスを利用する機会が少ないというママも多いと思います。園バスを利用すると、バスの中では「立ち歩いてはいけない」「騒いではいけない」ということを自然に学ぶことができますよ。
子どもの成長を楽しみながら送迎しよう
道の途中で「トイレ」と子どもが慌て始めたり、絵本や上靴などいつもより荷物が多い日はへとへとになりながら帰ったり。雨の日にレインコートを着て、1時間かけて送迎した経験のあるママもいるようです。
しかし、次第に上の子どもが下の子どもの荷物を持つのを手伝ってくれるようになったり、協力しながらレインコートに着替えるようになったりする姿が見られるようになるなど、子どもの成長を感じることもあります。
今は必死かもしれませんが、子どもが大きくなるとよい思い出となります。楽しみながら送迎ができるとよいですね。
年子で幼稚園に通ってよかったことは?
教育の場なので社会性が身につく
子どもは幼稚園で遊びを通して、社会性を身につけていきます。友だちや先生と集団生活をすることで、相手の気持ちを考えたり、自分の気持ちに折り合いをつけたりすることができるようになります。
思いやりのある子どもになってほしいと願うママも多いですよね。集団生活を早くから経験することで、相手の気持ちを考えて行動できるようになっていきますよ。