夫婦の価値観の違いを乗り越える!離婚を考える前にお互いに理解を
夫婦は子どもが生まれてパパママの立場になると、お金や教育についての価値観の違いから衝突が増える場合があります。衝突が大きくなるとお互いのよくないところばかり目につくようになり、離婚を考えることがあるかもしれませんよね。ここでは夫婦が離婚を考える前にやれること、理解し合える方法などをご紹介します。
夫婦の価値観のズレは少なくない
お金の価値観の違いを感じる夫婦は多い
単純に浪費家と倹約家の夫婦というケースもあります。しかし旅行は予算度外視のパパが毎日の食事は安く済ませ、予算内の旅行を考えるママは毎日の食事にお金をかけているということもありますよね。
お金をかけるところが違うのも価値観の違いです。そして自分がお金をかけているところは許せても、相手がお金をかけるものは許せないという場合も多いのです。
お金の価値観の違いで心の中に不満をためていると、いつか爆発して離婚に発展する可能性がありますよ。
育児の価値観のズレは子どもの混乱の原因に
育児に対する夫婦の価値観がズレているとパパとママで判断基準が異なるため、子どもは混乱します。そして自分にとって都合のよい方の意見を主張するようになりがちです。「パパはいいって言った!」などと、厳しいことを言うママの注意を聞かなくなるかもしれませんよね。
あえて夫婦で優しい役と厳しい役を分担しているケースもありますが、生活習慣などの大切な部分は夫婦で方針を決めた方がよいかもしれません。
パパママが教育方針の違いで喧嘩すると、それを見た子どもの心は傷つきます。価値観は違っても夫婦仲良くできるとよいですね。
育った地域や環境で異なる食事の価値観
夫婦で料理の味つけや食べ方が異なる場合もあります。たとえば関西出身のママと関東出身のパパでは味つけの濃さが違ったり、ママの実家では夕食に丼物も出ていたけれど、パパの実家では丼物は夕食には出ないという違いもあるでしょう。
すると「丼物は夕食ではない」と主張するパパに対して「丼物だって立派な夕食」と反論するママがぶつかり合って、楽しく食事ができないことがあるかもしれません。
笑い話に変えられるとよいのですが、お互いに味覚や習慣に対する価値観を譲り合えないと食事中に喧嘩になり、せっかくの家族の楽しい時間が台無しですよね。
価値観の違いで離婚を考える前に
離婚が最終手段なのか再度確認を
けれども相手が自分の価値観を否定してばかりいたり、自分がどうしても相手の価値観を受け入れられなかったりすると離婚を考えるようになります。そんなときは本当に離婚をしてよいのかを再度確認してみましょう。
法的にも「価値観の違い」だけでは離婚が認められるのは難しいです。どうしても離婚したい場合は相手の同意が必要があり、泥沼の話し合いになる可能性があります。
その前に離婚が子どもにどういう影響を及ぼすのか、経済面はどうするのか、そして価値観の違いを埋めるために取り組めることはないのかを考えられるとよいですね。
多かれ少なかれ価値観が違うことは当たり前
結婚前は相手に多少の浪費癖があっても「部下にすぐ奢ってしまうけれど、頼もしい性格」とよい方に捉えられる場合もあります。けれども子どもが生まれてお金がかかるようになれば、「教育費がかかるのに、飲みにばかり行ってお金を使う」とよくない部分に焦点を合わせがちです。
もちろん、結婚前には分からなかったDV癖などがあって離婚するしかない場合もあります。けれども修正の望みがある価値観の違いに関しては、お互いに歩み寄ることも必要かもしれませんね。
その場の感情で離婚すると大変なことも
まずは住む場所です。自宅があってもパパが売却したいと言ったらママはそこでまた、いろいろな話し合いをする必要があります。
家を探すとしても専業主婦や収入が少ないママの場合、思ったような家に住めないかもしれません。親権がママに行っても子どもを育てて生活するだけのお金を稼ぐために、職探しに奔走するケースもあります。
子どもの友達関係に影響が出たり、経済的なことから子どもの進路が制限されたりする可能性もありますよね。離婚後の生活を考えず、その場の感情で離婚するのは避けた方がよいかもしれません。
価値観の違いを乗り越えてお互いを理解する
「こんな考えもある」と視野を広げてみよう
けれども自分を認めない相手のいうことは、なかなか聞き入れられません。ママは怒りではなく純粋な疑問として、リラックスした雰囲気のときに「どうしてそんな飲みに行くの?」などと、相手への疑問を率直に尋ねてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら「こんな考え方がある」と視野が広がるかもしれませんよ。すると相手の考えに歩み寄ることができます。それは価値観の違いを乗り越える第一歩になりますよ。