赤ちゃんの命名は誰がする?祖父母や神社に依頼するポイントや手順
赤ちゃんの命名は、親から赤ちゃんへ贈る最初のプレゼントです。そのため、責任の重さを感じるパパやママも多いのではないでしょうか。中には、神社などに依頼して名前の候補を絞ることも少なくありません。そこで、ここでは神社などに名付けを依頼する場合の手順や、依頼にかかる費用などをご紹介します。
名前を考え始める時期や命名のポイント
性別が判明したころから考えることが多い
多くのママたちは、妊娠中期から後期ごろにかけて名前を考えることが多いといわれています。この頃になると、赤ちゃんの性別も判明し、具体的に考えやすくなりますよね。
お腹も大きくなり始め、胎動を感じることが多くなったママは、名前が決まっているとお腹の赤ちゃんに向かって話しかけやすくなります。名前を呼びかけて、赤ちゃんの反応を感じることができたら嬉しいですよね。
中には、妊娠中に決めていた名前があったけれど、出産して赤ちゃんの顔を見たらイメージと違って考え直したというママや、妊娠が分かって性別が判明する前から決めていたというママもいるそうです。
季節や音の響きなどからイメージを広げよう
特に名前の最初の音は、赤ちゃんの雰囲気やイメージに影響を与えるものです。例えば、「さ行」で始まる名前には爽やかさを感じ、「ら行」で始まる名前には知的な印象を抱くといわれています。
また、ニックネームのような愛称もあわせて考えるとよいでしょう。「いっくん」や「すーちゃん」といったように、パパやママ、友だちになんと呼ばれるか想像しながら考えるのも名付けのポイントです。
名前は一生涯呼ばれ続けます。子どものイメージに合う素敵な名前を考えたいものですね。
出生届の提出は生後14日以内に
出生届には、赤ちゃんと父母との続き柄や生まれた病院の住所、パパやママが住民登録している住所、世帯主の氏名、届出人の署名押印などの記入があります。また、出生証明書欄があり、これは出産に立ち会った医師や助産師に記入してもらいます。
出生届に記入された赤ちゃんの名前が戸籍に載るので緊張しますが、書き損じのないよう丁寧に記入しましょう。手続きの際には、印鑑や母子健康手帳なども必要になるので、忘れないように持っていきましょう。
赤ちゃんの名前は誰がつけるもの?
パパとママが命名するのが一般的
中には、先祖代々使わなければならない漢字が決まっている場合や、地元の有力者などの意見を仰ぐ場合もありますが、9割以上のケースでパパやママが名付けの本を参考にするなどして決めています。
パパとママには、出生届けの提出義務があるので、当然赤ちゃんの命名権もあるといえるでしょう。
赤ちゃんの名前を考える時間はとても楽しい時間です。漢字のイメージから将来性を想像したり、音の響きから呼びやすい名前かと考えたりします。赤ちゃんのことを想って一生懸命考えましょう。
祖父母と命名でトラブルになる可能性も
特に、同居などで普段から祖父母と両親が密にコミュニケーションを取っている場合、名付けに関する助言をもらうことも多いようです。パパやママの考えに沿わなかった場合や、祖父母が出してきた名前候補を却下する場合など、トラブルになってしまう可能性もあるようです。
祖父母の助言はありがたいことですが、赤ちゃんの命名はパパとママで行うことをはじめに伝えておいたほうがよいこともあります。祖父母たちにも不快な思いをさせずに、気持ちよく名付けをしていけるとよいですね。
寺社や命名の専門家などに命名してもらう
そのため、名前の候補なしで相談に行くと、突拍子もない名前が候補に挙がってくることもあるようです。寺社や命名の専門家などに相談する際は、ある程度パパとママで話し合って名前の候補や使いたい漢字を挙げておき、その中から最もよいものを選んでもらう方法もよいでしょう。
ただし、姓名判断で用いられる画数は、さまざまな考え方があります。画数が悪いからこれからの人生が心配と思い詰める必要はなく、パパやママが判断結果をどう受け取るかが大切になるのではないでしょうか。
神社やお寺に命名を依頼する場合
依頼するときの手順や流れ
大切な赤ちゃんの名前を考えてもらうので、神主さんなどの顔を見て話したいと考えるパパやママも多く、近所の氏神様になる神社やお寺に依頼するケースも少なくありません。氏神様となる地元の神社やお寺に依頼する際、口コミの情報や実際に依頼した人の体験者の話を聞けるメリットがあります。
命名を依頼する神社やお寺が決まったら、直接出向いて名付けのお願いをしましょう。その際に使いたい漢字や両親の希望などを伝えられるよう準備しておくとよいですよ。