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海の危険性を子どもと行く前に知っておこう。海の注意事項と安全対策

海の危険性を子どもと行く前に知っておこう。海の注意事項と安全対策

夏といえば「海」ですよね!海開きを心待ちにしている子どももいることでしょう。海という大自然の中で遊ぶことは、子どもに様々な感動を与えてくれます。しかし海には危険もたくさん潜んでいるのです。そこで今回は、海での注意点や安全対策などご紹介したいと思います。楽しく海で遊ぶためにも、参考にしてみてください。

海は楽しいだけじゃない!危険も沢山ある

ウミヘビやクラゲなどの「危険な生物」

海にはたくさんの生き物がいます。生き物観察も楽しみの一つですよね。しかしウミヘビやクラゲといった、私達人間にとって危険な生物もいるのです。

日本の海にいる危険生物は、
  • クラゲ(ハブクラゲやカツオノエボシなど強い毒をもつ)
  • ヒョウモンダコ(小さいタコで、唾液にフグと同じ毒をもつ)
  • アンボイナ貝(毒のもりをもち、刺されると命の危険もある)
  • ウミヘビ(強い神経毒をもつものもいる)
  • ガンガゼ(ウニの一種。長い毒のとげは折れやすく抜けにくい)
  • オニダルマオコゼ(猛毒のとげをもち、とげはビーチサンダルを貫通する程鋭い)
これ以外にもアカエイやオニヒトデ、カサゴなども挙げることができます。生息地域など前もって確認しておきましょう。

大人でも危険な「離岸流」

海の危険として忘れてはいけないのが「離岸流(りがんりゅう)」です。離岸流とは、幅10~30メートルほどの岸から沖に一方的に向かう、強い潮の流れのことをいいます。流れの速さは秒速2メートルになることもあるそうです。

波が崩れず白波が目立たない部分や、海水が周囲より濁っている筋、ゴミがたまっている場所、海底がえぐれて深くなっている部分などは離岸流が発生している可能性があります。

もし離岸流に巻きこまれたときは、岸と並行に泳ぐようにしましょう。流れに逆らって泳ぐことは、水泳選手でも難しいそうです。パニックにならず、流されつつ横に脱出することが大切です。離岸流による事故は毎年起きています。とても危険なものなので、頭に入れておきましょう。

気づいた時には沖にいる「潮の満ち引き」

潮の満ち引きの影響で「遠浅だと思い沖の方まで泳いで行ったら、いつの間にか水位が増え足がつかなくなっていた」なんてことも海では起こりえます。これは月の引力の影響で、海面が12時間または24時間周期で上下に動いているからです。これを「潮の満ち引き」といいいます。

海の水が引けている状態を干潮とよび、海面の高さが一番高く潮が満ちた状態を満潮とよぶそうです。そして干潮時と満潮時の水位の差が大きい時期を「大潮」といいます。

場所と時期によって海の水位は違うものです。安全に海を楽しむためにも干潮、満潮、大潮などを確認し、水位の移り変わりを把握しましょう。気象庁などのホームページからも調べることができますので、チェックしてみてください。

海の中だけが危険じゃない!浜辺での危険

踏むと危険!砂に埋もれる「ガラスや貝殻」

さて次は、浜辺での危険を考えてみましょう。小さな子どもであれば海に入るより、砂浜で遊ぶことが多くなるかもしれませんね。しかし浜辺にはケガの原因となる色々な物が、砂に埋もれていることがあるので注意が必要です。

たとえばサンゴや尖った貝殻、また流れついたゴミの中にはガラスやプラスチック片などもあるかもしれません。素足で踏むと危ないですよね。さらに砂浜は日中とても熱くなり、足裏を痛めてしまうことも考えられます。

そのため、できるだけ素足で遊ぶことは避けましょう。ビーチサンダルは、貝殻などが隙間から入ってきたり、波打ち際などで脱げて流されてしまったりすることがあります。足全体を覆うマリンシューズがお勧めですよ。

子どもは自分で気が付きにくい「熱中症」

子どもは遊びに夢中になると、自分の体調の変化に気がつきにくいものです。気づいたときには「熱中症になってしまった」なんてことにならないよう、親がしっかりと体調管理しましょう。

海は水に入るため、熱くてもなんとなく水分補給を忘れてしまいがちです。定期的に休憩や水分補給をするよう、意識しましょう。喉が渇いてから飲むのではなく、早め早めに水分補給をすることがポイントですよ。

熱中症対策としておすすめの飲み物は、塩などのミネラルを含んでいるものです。最近は熱中症対策用に「塩」入りドリンクも売られていますので、利用してみるのもよいでしょう。利尿作用が高い緑茶や紅茶は、体の水分を余計に外に出してしまうので、避けましょうね。

意外と怖い子どもの「日焼けと火傷」

ほとんどの人が経験する「日焼け」。しかし、たかが日焼けと考えるのは危険です。とくに子どもは皮膚が大人より弱く、日焼けが重症化してしまうことがあります。ひどい場合は火傷になり、水ぶくれができたり皮膚が赤くただれてしまったりして、皮膚科での治療が必要になることも。

軽い日焼けでヒリヒリする場合は、冷たいタオルなどで患部を冷やしましょう。こすったりシャワーを強く当てたりすることは、皮膚をはがしてしまう原因になるので避けてください。熱がおさまったら、保湿をしましょう。

海に行く時期は日差しも強く、多くのママが子どもの日焼け対策をしていることでしょう。心苦しいですが、少し早めに遊びを切り上げることも子どもの肌のために必要かもしれませんね。

どうすればいい?危険に対する注意事項

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