幼児もいっしょにスキーデビュー!簡単な教え方と気をつけたいこと
子どもと行くスキー旅行は想像しただけでも楽しくなります。実際に銀世界を見ただけで、日常とは違う環境に現実を忘れさせてくれますよね。子どもと初めてスキーに行くなら、まずは雪遊びから。幼児用のおもちゃのスキー板で遊びながら滑る楽しさを教えてあげると、子どもも興味を持ちやすいですよ。
簡単3ステップ!幼児へのスキーの教え方
雪とスキー道具で遊んでみよう
スキーのブーツは硬めで足が固定されるので歩きにくい感じがします。スキー板は普段履くことのない長さのものなので、子どもは自由がきかないことに不安をおぼえるかもしれません。そうなる前に、ブーツの留め金をゆるめにし、雪の上を走り回ってブーツになれるとよいですよ。
なれてきたところで、ブーツの留め金を止め、片方の板だけをつけて片足で滑ってみると板にもなれることができ、滑る感覚を感じながら楽しくスタートすることができます。
緩やかな斜面になれたらリフトに挑戦
しかし、緩やかな斜面では、ほとんど自力で斜面の上側にのぼらないといけません。初めはパパやママがひっぱるか、後ろから押してのぼりましょう。パパ、ママは疲れますが、子どもは楽に斜面をのぼれるので楽しさが倍増します。
パパやママの疲労度を考え、緩やかな斜面になれてきたらリフトに挑戦しましょう。最初はリフトに乗ることを恐がるかもしれません。しかし、リフト乗り場のスタッフがリフトをいったん止めてくれたり、スピードをゆっくりにしてくれたり、抱きかかえて乗せてくれたりするので、安心してリフトに乗せることができますよ。
安全のため「止まる」「転ぶ」を練習しよう
上手に止まったり転んだりができないと事故やケガにつながり、上手に滑ることも難しいかもしれません。上手に止まるということは、スピードをコントロールすることにもつながるので、暴走せずに滑れるようになるということです。また、上手に転ぶということはケガをしないということにつながります。
安全な滑りをするためには止まる練習、転ぶ練習をしっかりとしたほうがよいでしょう。滑る前の練習をすることは、上手に滑る近道にもなります。
スキーを教えるときに気をつけたいこと
スキー板とブーツはジャストサイズのものを
ブーツは普段の靴のサイズよりも、1cmぐらい大きいサイズを選ぶようにしましょう。寒さ対策として厚手の靴下を履いたり、靴下を重ね履きしたりする際、少し余裕があったほうがよいためです。どうしても大きいサイズになってしまう場合は、中敷きなどを入れて対応するとよいですよ。
ストックは、子どもの場合は持たないことが多いようです。転んだときに自分にぶつかってケガをするケースがあります。滑りながら無意識に振り回してしまう危険性などを考えると、最初は持たないほうが無難です。
決して目を離さないように気をつけよう
ほかの人とぶつかりそうになったり、止まっている人たちに突っ込んでしまったりということもあります。スピードが出すぎてコントロール不能という事態がおこらないとも限りません。
そんなときは自分から上手に転んでくれればよいのですが、恐くて自分から転ぶということもできなくなるものです。安全に楽しく滑るためにも、子どもたちとの距離が遠くならないように、一定の距離をたもって滑りましょう。
怒らず褒めるを実践しよう
褒めることはやる気にさせ、子どもたちのもっとやりたいと思う気持ちを育むことになります。楽しいからずっとやり続けていたいという、遊んでいるときと同じ気持ちになるからです。
できないところばかりを指摘したくなりますが、楽しく褒めてあげるほうがパパやママの気持ちにも余裕が生まれます。ダメを見つけるのではなく、よいところを見つけることのほうが簡単です。それが、また明日も滑りたい、またスキーに来たいという気持ちにつながることでしょう。
スキーの教え方がうまくいかないときは?
ゲレンデの選び方を変えてみよう
若者グループやスピードを出して滑りたいという本格派のスキーヤー、スノーボーダーの人たちがファミリーゲレンデに来ることはまずありません。ファミリーゲレンデは斜面が緩やかでスピードが出ない、また子どもたちが多く危ないということを知っているからです。
それゆえに、ファミリーゲレンデは安心して楽しめるゲレンデです。スノーエスカレーターが備えられていると、さらに楽しく滑ることができますよ。