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煮ると柔らかい冬瓜で幼児食!冬瓜の基礎知識や美味しいレシピ

煮ると柔らかい冬瓜で幼児食!冬瓜の基礎知識や美味しいレシピ

夏が旬で、ゴロッとした形、緑の皮と白い実が綺麗な野菜・冬瓜(とうがん)。「スーパーで見かけたことはあるけれど、調理したことはない」というママも多いのではないでしょうか?冬瓜は癖がなく煮ると柔らかくなるので、小さな子どもでも美味しく食べられる野菜の一つです。今回は、冬瓜の基礎知識や美味しいレシピを紹介します。

幼児に冬瓜はいつから?栄養価や特徴など

夏が旬!冬まで貯蔵できるので「冬瓜」

冬瓜は「冬」と書くことから、冬の野菜と思われがちですが、実は「夏」が旬の野菜。夏収穫したものを冷暗所に保管すれば、冬まで長期保存ができることから、この名前がついたといわれています。原産国はインドとされ、日本でも平安時代の書物に冬瓜の記載があり、古くから親しまれている野菜です。

冬瓜には、いくつか種類があります。緑の艶のある表面で縦長の「琉球冬瓜系」や、円型で完熟すると表面に白い粉が吹く「大丸冬瓜」、小ぶりな「姫冬瓜」「小冬瓜」など。

味は淡泊で、煮るととても柔らかくなります。また、冬瓜は95%が水分でできていて低カロリーです。利尿作用のあるカリウムを比較的多く含むため、むくみの解消や高血圧、ダイエット食材としても人気が出てきています。

冬瓜は生後7〜8カ月から離乳食としてOK

冬瓜は、離乳食中期の生後7~8カ月から与えることができる野菜です。煮ると柔らかくなるので、簡単に潰してペースト状にすることができます。冬瓜は、とろっとした優しい食感で口当たりがよく、小さな子どもでも食べやすいですよ。

冬瓜自体に、ほとんど味は感じられません。そのため離乳食中期であれば、だし汁で煮込むのがおすすめです。後期であれば、鶏肉と和えたりほかの野菜と一緒にスープにしたりして、色々アレンジをしてみましょう。冬瓜は淡泊な味なので、アレンジ次第で美味しさの幅が広がりますよ。

茹でてすり潰した冬瓜は、1回ごとに小分けして冷凍保存することも可能です。こうしておけば、離乳食に使いたいときにさっと使用でき、便利ですね。

冬瓜のアレルギー発症の可能性について

冬瓜は、一般的にアレルギーが出にくい野菜といわれています。しかし、可能性がゼロというわけではありません。最初は小さじ一杯ぐらいを目安にあげ、アレルギーの症状が出ないかどうか確認してください。

食物アレルギーの症状としては、
・口や口周りが赤くなる
・かゆみがでる
・蕁麻疹や発疹がでる
・鼻水がでる
・目のかゆみや充血がでる
・下痢や嘔吐がある

などがあります。冬瓜はウリ科の植物です。今までカボチャやキュウリ、スイカやメロンなどでアレルギーを起こしたことがある場合は、特に注意しましょう。冬瓜に限らず初めての食材を試すときは、かかりつけの病院の診察時間帯に試すようにすると、もしものときに安心ですよ。

丸ごと使える冬瓜の下ごしらえと保存方法

冬瓜の硬い皮と種を取るコツ

初めて冬瓜を使うときは、扱い方に迷いますよね。まず、冬瓜の硬い皮と種を取るコツをお伝えします。

まず扱いやすい大きさに、冬瓜をカットします。それから、中心にある種を取り除いてください。種の周りにはワタもあります。スプーンなどで、果肉に沿って削り取るように取っていきましょう。

冬瓜の皮は硬いため、子どもが食べる場合は、皮を5~7mm程度少し厚めにむくのがポイントです。こうすると、全体が柔らかく口当たりよく煮ることができます。あとは、料理に応じた大きさにカットしてください。

冬瓜には若干のアクがあるため、下茹でしておくとより美味しく調理できます。水から冬瓜を入れ5~10分茹でましょう。冬瓜がほんのり透き通れば、下茹で完了です。

冬瓜の保存の方法や期間

大きな冬瓜は、一度で使い切れないことも。美味しく食べるためにも、正しく保存をしましょう。丸のままの冬瓜は、温度13~15℃、湿度70~75%の冷暗所であれば約6カ月保存することができます。冷蔵庫の場合は、乾燥を防ぐためキッチンペーパーで包んでからラップで覆い野菜室で約1~3カ月保存が可能です。

カットされた冬瓜を冷蔵保存する場合は、まず種とワタを取り除いてください。皮は取らず、キッチンペーパーで包んでからラップで覆い、野菜室で保存します。保存期間は約5日です。

冷凍保存する場合は、種とワタを取り除いたあと、皮をむき調理に使う大きさにカットします。冷凍保存袋などに重ならないように入れて、冷凍してください。保存期間は約1カ月です。

冬瓜の皮はきんぴらに、ワタはカレーに

冬瓜から取り除いた皮や種やワタは、実は美味しく食べることができます。捨てずに調理してみましょう。皮は洗った後、細く千切りに。フライパンにごま油をひき、皮を炒めます。しょうゆとみりんで味をつければ「きんぴら」のできあがりです。

種とワタは「苦そう」「パサパサした触感で食べにくそう」と感じるママもいるかもしれません。しかし、カレーに入れれば、とろみが出て美味しく食べることができます。そのほかにも、味噌汁やスープに入れるのもおすすめです。フワフワとした、果肉とはまた違った触感を楽しむことができます。

冬瓜の皮や種やワタにも、しっかりと栄養があります。美味しく調理することで、冬瓜の栄養を余すところなくいただくことができますよ。
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