臨月や正産期の里帰りでは遅いの?里帰り出産で帰省する時期や段取り
初めての出産の場合は不安なママが多いため、できれば里帰りして両親の元で安心して赤ちゃんを生みたいと思うものでしょう。しかし、そんなに長く実家にいられないママや、里帰りとなるとパパのことが心配になるママもいますね。そこで、里帰り出産をするときの帰省時期や段取りなどをご紹介します。
里帰り出産はいつまでに帰省するとよい?
妊娠9カ月ごろまでには里帰りを済ませよう
里帰り出産を受け入れている病院の多くは、妊娠30~35週(妊娠8~9カ月)までに里帰りするようにいわれるようです。臨月や正産期に里帰りすればよいというイメージがあるママもいるでしょうが、受け入れる病院側としては臨月などに入る前に健診をして状態を確認したいと考えるものです。
ただし、飛行機移動のママはそれより早く行動をする必要があります。妊婦が飛行機に乗るのに適した時期は、妊娠12~28週までだからです。もし出産予定日近くに搭乗するときは、各航空会社の規定に従いましょう。
出産予定の病院にも確認しておくと安心
里帰り出産したいママは、目当ての病院にできるだけ早く電話することをおすすめします。病院により条件が違うだけでなく、もうすでにいっぱいで受け入れは無理と断られることがあるからです。出産の予約をすると「◯週目までに里帰りして健診を受けてください」といわれます。
受け入れ先の病院が決まったら、すぐに健診に通っている病院にも伝えましょう。また、里帰り出産には通っている病院から受け入れ先の病院への紹介状が必要になりますよ。
臨月は遠出やひとりでの行動を控えて
なぜなら、この時期はいつ出産が起こってもおかしくない時期だからです。遠出をしていると、出産予定の病院とは別の病院に運ばれたり、ひとりで外出中だと急な陣痛や破水などで対処に困ったりすることもあります。
だからといって、ずっと家に閉じこもっているのはよくありません。近くを散歩したり、パパも一緒に出かけたりすると安心ですよ。外出には診察券や保険証、母子手帳を常に持ち歩くようにしましょう。
里帰り希望のママは早めの相談と段取りを
まずはパパや里帰り先に相談を
里帰り出産は、病院へ予約をする前にパパと両親の承諾を得ましょう。パパの中には仕事が多忙で、あまりそばにいられないから里帰りしてくれた方が安心だとすすめてくれることもあるようです。そのときは、両親と話をして里帰りを決めるとよいですね。
里帰り出産に関しては、できれば妊娠を望む段階でパパと話し合いを始める方がよいかもしれません。なぜなら、留守中の家のことはパパにおまかせすることになるので、よく考えてもらう必要があるからです。
通院先に相談し、出産する病院を早めに選ぶ
しかし、悩んでいても時間は過ぎるばかりです。時期が遅くなれば希望の病院では予約ができず別の病院を探すことになったり、最悪里帰り出産を断念したりしなければならないこともあるからです。
そのため、希望の病院へは早めに連絡を入れて確保し、通っている病院へも里帰り出産予定であることを早く伝えましょう。健診に通っている病院ではママがそのまま出産まですると思い、予定日前後に予約が入らないように優先的に調整している場合があります。返事を先延ばしにしていると、返事の期限を切られることもありますよ。
里帰り出産までの通院スケジュール例
・妊娠2カ月(妊娠4~7週)
胎嚢、胎芽、心拍が確認される。里帰り出産希望の病院に問い合わせをする
・妊娠2~5カ月(妊娠4~19週)
里帰り先の病院に予約がとれたら、通院中の病院に里帰り希望であることを伝える
・妊娠4~6カ月初め(妊娠12~20週)
通院中の病院に紹介状を書いてもらい里帰り出産先の病院で健診を受ける
・妊娠6カ月ごろ(妊娠19~23週)
必要であれば、里帰り先の母親または両親学級を受講する
・妊娠8~9カ月(妊娠30~35週)
里帰り先の病院へ転院する
里帰り前に準備することや移動時の注意点
産後のママと赤ちゃんに必要なグッズを用意
里帰りする場合、早めに準備を進める方が安心でしょう。なぜなら、母子の状態により早く帰ることを指導されることがあるからです。多胎や飛行機移動のときは、それを念頭に動きましょう。
入院中に必要なものは病院によって変わってきます。事前に里帰り先の病院へ確認してから購入しましょう。
用意するのは、入院中から1カ月健診までに必要なものです。大荷物になりますので、事前に購入したものは宅配便で送ったり、ネット購入で送付先を実家にしたり、早めに帰るなら実家からのネット注文や店舗で購入したりしてもよいですね。