乳児の首を守るチャイルドシートの使用法は?安全に乗せるための方法
健診や予防接種やお出かけなど、首すわり前の赤ちゃんと車で外出する際に必須なのがチャイルドシートです。ただ、実際に赤ちゃんをのせてみると何だか首や体勢が辛そうで、どうするのがよいか迷うこともありますよね。そこで首すわり前の乳児をチャイルドシートにのせる際に注意点やコツについて紹介します。
チャイルドシートを使う際の気になる点とは
首すわり前の赤ちゃんが苦しそうで心配
最近ではシートがフルフラットになる商品も販売されていますが、生まれる前に買う場合、実際に赤ちゃんが乗った状態を想像できないので、首の角度などは気にせずに買ってしまいがちです。
首すわり前、特に生後間もない赤ちゃんならなおさら、首への負担が心配になりますよね。初めて乗せたときに苦しそうになってしまっても、すぐに調節できるようにタオルなどは多めに持っておきましょう。
赤ちゃんを抱えて乗ってよいのか知りたい
ですが、現在は赤ちゃんを抱っこしたまま車に乗ることは法律で禁止されています。もしも衝突事故が起きたとき、その衝撃は想像以上に強いです。赤ちゃんをしっかり抱っこしていても、衝撃で手から離れ車外に放り出されてしまったり、エアバックの作動によって窒息したりと、さまざまな危険があります。
大切な赤ちゃんを守るためにも、正しい知識を身につけて安全に車を使用しましょう。
寝てしまったときの首カックンが心配
座ったまま寝てしまうと、前に頭が倒れるだけでなく、左右にも倒れたり起こしたりを繰り返します。赤ちゃんや子どもの表情を見ていると、やはり気持ちよさそうには寝ていないですよね。
最近では、チャイルドシートに取り付けて頭を軽く固定するアイテムも販売されているようです。まだあまり広く知られていない商品ですが、同じような心配をするママは多いようです。事故などによって衝撃を受けたときも、負担がかからない設計なので使ってみてはいかがでしょうか。
首すわり前の赤ちゃんを安全に乗せる方法
チャイルドシートの使い方で約6割が間違い
中でも、腰ベルトや肩ベルトが緩んでいたり、ねじれたまま赤ちゃんを乗せていたりすることは、車が衝撃を受けたときに危険です。赤ちゃんによってはぴったりベルトを締めることを嫌がったり、泣いて暴れる子もいるでしょう。かわいそうだと思って、ママはベルトを緩めがちですが、大切な赤ちゃんのためにも体に合わせてベルトを調節しましょう。
また、よく動くようになってくると、肩ベルトを脱ぐように腕を前に出そうとする赤ちゃんもいますが、これも危険ですので肩ベルトに緩みがないか確認しましょう。正しく使って、安全にお出かけしたいですね。
正しいチャイルドシートの設置方法
取り付ける場所は、車種に関係なく後部座席と決まっています。これは衝突事故などが起こった際に、助手席で作動するエアバックによって子どもを窒息させないためです。後部座席だと子どもの様子を見ることができず、さらに赤ちゃんのうちは後ろ向きに乗せるので、ママは心配ですよね。頻繁に声をかけたり、ミラーを取り付けると、様子がわかってよいでしょう。
チャイルドシートをシートベルトで固定するものは、ベルトのねじれがあると、手で動かすだけでもシートがグラグラするので必ず確認するようにしたいですね。
乗せる角度は45度にしよう
また、用意していたチャイルドシートが一番倒しても45度以上になってしまう場合、調節して45度未満にする必要があります。簡単なのは、赤ちゃんの腰の下にタオルを置いて調節する方法です。しかし、できれば購入する際にシートが45度未満に倒れるか確認しておいたほうがよいでしょう。
赤ちゃんを寝かせる角度はあまり気にしないで乗せてしまいがちですが、これにも安全性の面で大切な意味があるのですね。