6歳の子どもが叩いてくる原因とは?心の葛藤を理解して対応しよう
6歳の我が子が急に暴力的になったり、友だちに対しても叩いてトラブルが起きたりしていると「子育てのやり方が間違っているのかな」とママは悩みますよね。ここでは、6歳の子どもが暴力的になる理由や、自分や友だちを叩いたときの対応法などを確認しましょう。
暴力的になるのは中間反抗期のせいかも
中間反抗期は就学前の6歳ごろから訪れる
イヤイヤ期が過ぎた3、4歳あたりから色々なことがひとりでできるようになり「イヤ」と反抗するのも落ち着いてくる子が多くママはホッとしていたかもしれませんね。「もうすぐ小学生になるし、子育てしやすくなってきた」と思っていたときに子どもがママや友だちを叩くなど、暴力的になるとママは悩みますよね。
6歳ごろは心の成長が子どもによって大きく違うので「ママに甘えたいのに素直に甘えられない」という子や、しっかり者で外に出るとよい子でいようと頑張る子どもに現れやすいようです。
子どもが暴力的になる原因とは
・親とのコミュニケーション不足
6歳はまだまだママに甘えたい子も多いので、ママとふれあう時間が少なかったり「もう6歳なんだから自分でできるでしょう」と子どもに構わなかったりすると、欲求不満になってママを叩く行為に発展することがあります。
・生活が不規則になっている
夜寝るのが遅いなど、不規則な生活をしていると子どもの精神は不安定になります。睡眠不足からキレやすい性格になる子もいますよ。
ほかにも、親の過干渉や幼稚園でのストレスなどの原因もあるようです。
中間反抗期の子どもへママができること
子どもは家庭でパパやママからたくさんの愛情を受けていると、精神面が安定し他人にも優しくできる心の余裕が生まれます。欲求不満な子どもほど暴力的に荒れてしまうので、子どもとふれあう時間をたくさん作りましょう。
スキンシップをとる、子どもの話に耳を傾けるなど、子どもの心に寄り添うことが大切ですよね。また、生活リズムを整えることも子どもの心の安定には重要です。毎日十分な睡眠が取れるように心がけてくださいね。
子どもの気持ちをママが読み取り対応しよう
子どもが話せる状況になるまで待とう
子どもの心が落ち着いてくると「ママと一緒に遊びたかった」「幼稚園の準備が間に合わないから、行きたくなくなった」など、どうしてママに対して反抗したのかを話してくれることが多いです。
理由を言わず黙っている場合は「ママ悪いことも全部聞きたいから、話してくれる?」「言いたくなるまで待っているからね」と「子どもの話をいつでも聞くよ」という姿勢を見せましょう。
話を聞いたあとにママの気持ちを伝えよう
「叩かれてママ痛かったよ」「叩かれると悲しい気持ちになるよ」などと伝えると、叩かれたほうの気持ちを初めて学ぶことができますよね。「叩くとママは悲しい気持ちになるんだ」「叩かれると痛いんだ」ということが分かると、悪いことをしたという自覚を持てるでしょう。
親子の信頼関係を深めていくためには、お互いが本音で話し合うことが重要です。「子どもが傷つくから悲しい気持ちは我慢しよう」と本音を隠すのではなく、子どものためにも叩かれたママの気持ちを伝えてくださいね。
「いけないこと」を子どもに向き合い伝える
暴力はいけないことなので、子どもの気持ちを受け入れたあとは「いけないこと」だと真剣に伝えましょう。ママが伝えたことで子どもがまた反抗的になったり、拗ねたりする可能性がありますが、諦めずに向き合い続けることが大切です。
一度分かってくれても、同じような状況になったときにママを叩くことがあるかもしれませんが、そのたびに子どもと向き合いながらしつけをしていくとよいですよ。