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ママの不安は赤ちゃんに伝わるの?赤ちゃんへの影響や上手な対処法

ママの不安は赤ちゃんに伝わるの?赤ちゃんへの影響や上手な対処法

初めての育児は分からないことだらけで不安に思うことがたくさんありますよね。ママが不安に思っていることは、赤ちゃんに伝わっているのでしょうか?ママの不安は、赤ちゃんにはどのような影響があるのかも知りたいですよね。ママの不安が少し軽くなるように、赤ちゃんに与える影響や上手な対処方法をまとめました。

赤ちゃんはママの気持ちを見抜くのが上手

意思疎通は胎内にいるころから始まっている

赤ちゃんはお腹の中にいるときから、ママの言葉を聞いてママを認識しています。声でママだと認識するだけでなく、ママの気持ちも分かっているといわれています。

ママが悲しんだり、怒ったりすると、それに対応するカテコールアミンというホルモンが分泌されます。このホルモンが分泌されるとお腹の中の赤ちゃんにも分泌したホルモンが伝わり、そのホルモンを感知することでママの感情を理解するようです。

ママの体内からは、セロトニンやエンドルフィンなどの多数のホルモンが分泌され、赤ちゃんは分泌されたホルモンを感知して、怒りや悲しみ以外の感情も理解します。赤ちゃんはママのお腹にいるときから、分泌されたホルモンによってママを気持ちを受け取っているのです。

赤ちゃんがママの気持ちを知る方法

赤ちゃんはお腹の中にいるときから、ママやパパの声を聞き分けています。違う人がどんなにママの声を真似しても、ママの声にだけ反応するようです。

それだけママの声を理解している赤ちゃんですから、生まれてからもママの声の表情を読み取ることができるでしょう。ママの声の様子から、喜んでいる、悲しんでいる、怒っているなどの感情を学んでいるのですね。

また、喜怒哀楽だけではなく、ママが感じる不安や緊張も赤ちゃんには伝わります。声だけでなくママの全体の雰囲気を感じ取って、気持ちを理解しているのでしょう。ママが赤ちゃん以外に関心が向いていることも、赤ちゃんには気づかれてしまいます。ママが赤ちゃんを見ずにスマホを見ていたら、泣いて自分に意識を向けさせることもありますよ。

赤ちゃんはママを見て感情を発達させる

赤ちゃんは3~4カ月ごろから、ママやパパを安心できる人と理解し笑いかけてくれるようになります。これを「社会的微笑」といいます。

ママが笑顔で赤ちゃんに話しかけたら、赤ちゃんも笑い返してくれるでしょう。もし、ママが悲しそうな顔をして赤ちゃんを見ると、赤ちゃんは泣き出すこともあります。

これは、人の真似をする神経細胞の「ミラーニューロン」が働いて、目で見た他人の仕草と、同じ行動を取るように指令を伝えるのです。ママの表情や声を真似することで様々な表情を学び、感情も豊かになっていきます。また、同時に相手の気持ちを理解する共感力も身につけていきます。感情まで真似されると思うと、イライラして悲しい顔ばかりせずに笑顔でいたいと思いますよね。

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赤ちゃんと気持ちを通わすためにできること

赤ちゃんにたくさん話しかける

先ほどご紹介したように、赤ちゃんはママのお腹にいるときからママの怒りや悲しみ、喜びなど、様々な感情を理解しています。しかし、ママは初めての育児にいっぱいいっぱいで、心にも余裕を持てないときも多いですよね。

そのため、「赤ちゃんがどうして泣いているのか分からない」「赤ちゃんとどう触れあえばいいの?」など、赤ちゃんとどのように気持ちを通わせればよいのか悩む方は多いでしょう。まだ話せない赤ちゃんとの意思疎通は難しいと感じるかもしれませんが、ママが笑顔でたくさん話しかけることが大切です。

赤ちゃんは言葉を話せなくても、ママの声をしっかり聞いています。普段からたくさん話しかけることで、赤ちゃんは優しいママの声に幸せを感じられますよ。

スキンシップが効果的

言葉を話せない赤ちゃんとは、「ちゃんと意思疎通ができているのかな?」「愛情が伝わっているのか心配」など、信頼関係が築けているのかどうか心配になりませんか?赤ちゃんとは会話を楽しめないので、どう話しかければよいのか分からないママも多いですよね。

赤ちゃんと気持ちを通わせるには、スキンシップが効果的といわれています。スキンシップは言葉のいらない最大の愛情表現で、赤ちゃんのころからたくさんママとスキンシップを取って育った子どもは、自己肯定感が高くなるようです。

抱っこはもちろんですが頭を撫でる、手をつなぐ、マッサージをするなど、なんでもよいので赤ちゃんとのスキンシップを楽しみ、信頼関係を深めてくださいね。

おおらかな気持ちで触れ合おう

赤ちゃんはママのことが大好きなので、ママが悲しい気持ちになっていたり、イライラしていたりすると、赤ちゃんの心も不安になってしまいます。「赤ちゃんと気持ちを通わせたい」と思うママは、おおらかな気持ちで赤ちゃんと接するようにしましょう。

育児や家事に追われていると、時間や心に余裕がなくなりイライラするときもあるでしょう。しかし、イライラを赤ちゃんにぶつけても、赤ちゃんは不安になって泣いてママを困らせますよね。

ママと赤ちゃんが穏やかな気持ちで笑顔で過ごすためには、まずはママが感情的にならずにおおらかな気持ちを持つことが重要です。気持ちに余裕がないときは深呼吸して、優しい気持ちで育児をしましょう。

心配!ママの不安が赤ちゃんに与える影響

昼夜、機嫌が悪く泣くことが多い

ママの体調が悪い日やイライラとしているときに限って、赤ちゃんがぐずったり泣いたりすることがありませんか?泣くばかりの赤ちゃんに、どう対応すればよいのか悩むママは多いです。

育児は本当に大変です。初めての育児は分からないことだらけですし、赤ちゃんをしっかりと育てないとというプレッシャーも感じますよね。ママは、孤独感や不安、緊張など、色々な思いを抱いているでしょう。

赤ちゃんが不快に感じる条件がないのに泣き始めたら、ママの不安や緊張を感じ取っている可能性があります。赤ちゃんがなかなか泣き止まないときは、ママの気持ちを落ち落ち着かせましょう。ママが落ち着いて抱っこをすれば、すぐに泣き止むかもしれませんよ。

愛情不足で様々な問題行動が出る

赤ちゃんは、愛情不足と感じると色々な形でサインを出します。まず、ママに愛して欲しいという願いから、泣いてママに必死に訴えるでしょう。

泣いてママに訴える行動は、愛情不足の初段階です。素直に感情をママにぶつけているので、ママは赤ちゃんの気持ちを受け止めることが大切ですよ。愛情不足がストレスになってくると、指をしゃぶる、爪をかじるなど、今まで見られなかった癖が出てくる赤ちゃんもいます。

愛情不足が続くと、赤ちゃんの感情表現が少なくなっていきます。笑わない、泣かない、喜ばないなど、どんな感情表現をしても無駄だと諦めているのかもしれません。このような赤ちゃんをサイレントベビーといい、将来の性格に影響が出てしまうこともあるそうです。

長期間のストレスは赤ちゃんの脳に悪影響も

ストレスを抱えたママが赤ちゃんを抱っこすると、抱っこされた途端に赤ちゃんの心拍数が上がり、ママよりもストレスがかかった反応をするそうです。赤ちゃんは抱っこされた途端に、ママの心の状態を敏感に察知しているのでしょう。

ママのストレスは、赤ちゃんのストレスになります。そのストレスが長時間かかることで、赤ちゃんの脳に悪影響を与える可能性がありますよ。ストレスが長時間継続すると、コルチゾールというストレスホルモンが分泌され、記憶力や新しく学習する気持ちまで阻害されます。

長くストレスがかかることで、覚えたり、記憶したり、新しいことを学んだりしにくくなるのです。赤ちゃんの発達のためにも、心にゆとりを持って接したいですね。

【先輩ママに聞きました】赤ちゃんを育てる不安をどのようにして乗り越えてきましたか?

先輩ママたちが赤ちゃんを育てる不安をどのようにして乗り越えてきたのか、不安を相談した相手や相談した後のママたちの気持ち等について聞いてみました。※テニテオ調査(n=100)

「ママ友や親しい人に話を聞いてもらう」と回答したママの体験談

  • 母や出産経験のある友人に相談しました。みんな初心者だし不安になるのは当たり前だし、人に話して楽になるならいつでも話を聞くよ、と言ってもらえて嬉しかったです。
  • 妊娠中に受けた母親教室で隣に座っていた方が偶然にもマンションが隣同士、出産予定も1か月違いでした。知り合ってから出産した後も、毎月家を行き来してお互いに子育ての情報共有をしたり、一緒にイベント(子どもを持つお母さん向け)に参加したりしました。お互いが知り合ったママ友同士と会うこともあったり、ママ友に沢山助けられました。

「パパと話す時間を取る」と回答したママの体験談

  • 知らない土地に引っ越ししたこともあり、周りに相談できる人がほとんどいなかったので、パパに話を聞いてもらってました。パパは子育ての本を読んだり、情報を集めてくれて、一緒に子育てしました。
  • 1歳をすぎて保育園に通わせたときには送り迎えをしたり慣れない生活で疲労し体力が持ちませんでした。そんなときにパパに相談したら、家事をもっと協力するよと言ってくれたのでとても助かりました。洗濯をすすんでしてくれるようになったので、その間は私はほかの家事をすることができたし、体力の消耗も抑えられリラックスして育児ができました。

「その他」と回答したママの体験談

  • 児童館へ通いそこの保育士さんに色々と相談するようにしていました。いろんなお子さんを見てきているので、とても参考になる話を聞けました。年齢に応じたアドバイスも貰えました。
  • Twitterで子育てのことをツイートするアカウントを作り、同じ月齢のお子さんがいるママのアカウントをフォローし、日常の様子や悩んでいることを共有し、不安を乗り越えてきました。

■編集部コメント

ママ友や親しい人に話を聞いてもらいながら赤ちゃんを育てる不安を乗り越えてきた、と、半数近くのママから回答がありました。小さな赤ちゃんの育児に奮闘しているという共通点のあるママ友や友人とは生活スタイルや悩みが似ているので、何気ない気軽な相談がお互いのためになるかも知れませんね。

また、パパと話す時間を取ると回答してくれたママは3割弱を占めました。育児ライフの中でも大変な時期のひとつである乳児期をパパと一緒に乗り越えることは、夫婦ふたりの絆をより強くしてくれることでしょう。

次のコーナーでは、不安な気持ちを抱えるママの対処法についてご紹介します。
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