開業後にママ友と上手に付き合うには?良好な関係を維持するコツ
子育て中のママが開業して自宅で仕事をするようになると、仕事と子育ての両立がしやすいなど多くのメリットがあります。一方で開業後にママ友と良好な関係を続けられるかなどの不安も残ります。ここでは、開業した後もママ友と上手に付き合っていくためのコツを紹介していきます。
ママが開業する前に知っておきたいポイント
今話題のサロネーゼで夢をつかもう
かつて、あるファッション誌が自宅でサロンを始めた女性たちのことを「サロネーゼ」と名づけて特集を組んだことから、自宅で趣味や特技を活かした教室を開いている女性は「サロネーゼ」と呼ばれています。
サロンには、料理・手芸・絵画・リラクゼーション・美容・インテリアなど様々な分野があります。SNSが普及した現代では、サロンの告知や集客が誰でも簡単にできます。自分が持つスキルを活かして自宅で開業するというハードルはグッと低くなりました。子育て中のママでも、サロネーゼで夢をつかむことができるのです。
サロネーゼのメリットを確認しよう
〈子育てと両立しやすい〉
ママにとっては一番のメリットともいえるでしょう。子どもを預ける必要がないため、保育費用の節約にもなります。通勤しなくてよいというのもママには嬉しい点です。
〈低コストで起業できる〉
自宅を職場にすれば、場所代がかからないため起業するための資金も少なくて済みます。
〈自分のペースで働ける〉
仕事の量や時間を自分で設定できるので、子ども中心の生活を崩さなくても働くことができます。
〈好きなことを仕事にできる〉
趣味や特技など、自分の持つスキルを活かせると同時に、好きなことを仕事にできるという一石二鳥の働き方です。
サロネーゼにはこんなデメリットもある
〈収入が安定しにくい〉
自由度が高い働き方だからこそ、収入が安定しにくいというデメリットもあります。サロネーゼは自営業となるため、会社員と違って休んでいる間の収入の保障は得られません。サロンでの収入が家計に大きく貢献している場合、注意が必要でしょう。場合によってはサロン経営が赤字となってしまうこともあるようです。
〈セキュリティ面の不安〉
自宅にたくさんの人が訪れるため、金品の管理などセキュリティ面の不安があります。
〈人間関係のトラブル〉
家族の理解が得られない、生徒さんともめた、ママ友付き合いが悪化したなど、人間関係のトラブルが多くなるケースが考えられます。
開業後にママ友と上手に付き合うには
ママ友を勧誘しすぎないようにしよう
ネットで「サロネーゼ」と検索すると、「うざい」「痛い」「トラブル」などネガティブなキーワードが関連づけられています。もちろんすべてのサロネーゼに当てはまるわけではありませんが、しつこく誘われて辟易しているママも多いということのようです。
大切なママ友との関係を良好に保ちたいのなら、サロンへの勧誘はほどほどにしておいた方がよいかもしれません。知り合いに声を掛ける場合は、一度誘った後、相手の反応を見ながら対応することが大切です。
マウンティングや自慢話はやめておく
自慢するつもりはなくても、相手にとっては自慢と捉えられる場合もあります。マウンティングや自慢話をしすぎると、人間性を疑われたり信用を失ったり、サロン自体の評判も落としかねません。
大切にしたいママ友に開業の話をするときは、慎重に言葉を選ぶようにしたいですね。仲がよかったママ友と疎遠になってきていると感じたら、要注意サインと捉えて発言や態度を見直しましょう。
ママ友のプライベートをほかの人に話さない
また、ママ友から聞いたプライベートな話を、サロンに来た生徒やママ友に話すことも御法度です。サロネーゼは「信用商売」といっても過言ではありません。
「口が軽い」「噂好き」ということが広まれば、サロンの評判にも傷がつきます。ママ友関係を保つためにも、サロンを守るためにも、開業後は他人のプライバシーには注意を払うようにしたいですね。
開業しているママ友との付き合い方
お互い深く入り込まず適度な距離を保つ
開業に興味があったり、サロネーゼママに憧れていたりして付き合っていても、本当に「友だち」としての付き合いができるかどうかは別の話です。無理してママ友でいることでストレスを感じたり、トラブルに巻き込まれそうになったりするなら、思い切って関係を断ち切るのも一つの選択です。
とはいえ、子ども同士の関係を崩したくないという面もあるでしょう。気が合わないように感じるママ友には深入りせずに、あいさつや世間話をする程度の距離感でいるのが得策です。