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新生児からの教育は何をする?教育の意味とママが気をつけたいこと

新生児からの教育は何をする?教育の意味とママが気をつけたいこと

おなかに近い位置から話しかける

新生児であってもママの声は聞き分けられるとありましたが、実は妊娠5カ月ごろには耳の機能が完成し、おなかの中で音を聞くことができるようになってきます。また、このころ記憶をつかさどる脳の海馬も発達し、聞いた音の記憶ができるようになります。

おなかの中で胎児が聞いている音はプールの中のようにこもった音ですが、ママの声は体内に反響して聞こえてくるため、より覚えやすいと考えられています。それでも、ママが誰もいないからと言葉を発しないでいると、声を聞く機会が減ってしまいますよね。

妊娠中は赤ちゃんといつでも2人と考えて、積極的におなかに向かって語りかけてみましょう。そのとき、おなかに近い位置から声をかけると赤ちゃんに届きやすいですよ。

妊娠中にできるエクササイズをする

カナダの研究によって、妊娠中にエクササイズをすると胎児の脳の発達が促進される可能性があるという結果が発表されました。妊娠中には適度に体を動かした方がよいといわれますが、これが赤ちゃんの脳の発達にも関わるとなると真剣にならざるを得ませんよね。

しかし、妊娠中の運動には細心の注意を払い、体調を考えて無理のない範囲で行う必要があります。体調が悪いときは安静にして、妊娠を継続させることを第一に考えましょう。

脳の発達を促進するためのエクササイズは、1回20分、週に3回程度でも効果があるようなので、ストレス発散できる程度のストレッチやウォーキング、マタニティスイミングなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。

簡単に始められる新生児への教育方法

言葉かけが教育のスタート

妊娠5カ月の胎児の時期からママの声を覚えることができる赤ちゃんですが、新生児期もママの声が大好きです。新生児は生活音よりも人の声を好み、中でもママの声は特別です。

ママが赤ちゃんに語りかけるとき、優しくゆっくり、普段よりも高い声で話すことがありますが、この声を「マザリーズ」と呼び、赤ちゃんが好む音だそうです。赤ちゃんが心地よいと感じる声でママがたくさん話しかけることで育脳効果もアップします。

とにかく赤ちゃんに話しかけることが教育になっていると考えて、恥ずかしがらずに色々なことを話してみましょう。何を話したらよいか分からないというママは、絵本の読み聞かせや子守唄を歌ってみてもよいかもしれませんね。

知育おもちゃを使って遊びながら育脳

知育おもちゃは、五感を上手に刺激しながら記憶力や考える力を養うことを目的に作られています。新生児期はまだ上手にものを掴んだり運んだりすることはできませんが、聴力は発達しているので音が出る知育玩具などがおすすめです。

知育玩具といっても月齢に合っていることが重要なので、メリーやガラガラ、布絵本などでOKです。手に触れたものを握る、口に入れる、振り回すなどの行動も出てくるので、安全面に配慮して口に入れても安全、体に当たっても痛くない素材のおもちゃを選ぶようにしたいですね。

知育おもちゃはただ赤ちゃんに手渡すのではなく、声かけをしながら一緒に遊ぶようにすると効果的です。新生児はまだ長い時間遊べませんので、その分楽しい時間になるよう工夫しましょう。

絵本と音楽で脳に刺激を

「本を読む子は賢い子になる」「絵本の読み聞かせは賢い子を作る」とよくいわれますが、新生児のママにはまだまだ先のことのように感じてしまいますね。しかし、ママの声を聞くだけで脳への刺激になる新生児期、絵本の読み聞かせをすることは立派な育脳になります。

まだ言葉が分からないと思っても、将来の語彙力を伸ばすのに絵本を読み聞かせる習慣は効果があるようです。また、音楽に合わせてママが歌を歌うのも語彙力の向上、想像力の育成に効果があります。

絵本の読み聞かせや歌を聞くことによって発語が早くなることもあるそうです。ママとのコミュニケーションなくしては言葉の発達も見込めませんので、新生児ののうちから積極的に行ってみましょう。

新生児教育をする上で気をつけたいこと

ほかの赤ちゃんと比較しない

子どもそれぞれに成長するスピードがあり、それも個性の一つです。新生児教育をしようという心がけを持つママは教育熱心であることに間違いはありませんが、その熱心さがほかの赤ちゃんとの比較につながらないように注意しましょう。

新生児期はほんの短い時期ですが、この間にも大きく成長する子、そうでない子など比べてしまうかもしれません。しかし、ほかの子がどう成長するかではなく、大事なのは我が子がどのように成長していくかです。

焦る気持ちはせっかくの赤ちゃんとの時間をつまらないものにしてしまいかねません。ママが幸せを感じていないと赤ちゃんも不安になってしまいます。なるべくゆったりと穏やかな気持ちで赤ちゃんを見守るようにしましょう。

無理せずに赤ちゃんの様子を楽しもう

新生児期から絵本の読み聞かせ、童謡を歌って知育玩具で遊び、同時に赤ちゃんのお世話もするとなるとママも忙しいと感じてしまうかもしれませんね。しかし、新生児には眠ることの方が大事です。

一日の大半を寝て過ごす新生児に、あれもしなくちゃこれもしなくちゃと無理に教育の時間をつくる必要はありません。また、首すわり前の新生児は長い時間遊ぶということで疲れる原因にもなってしまいます。

ママの方も産褥期ですので、無理をしてストレスを抱えることは避けた方がよいでしょう。新生児期はママも赤ちゃんも新しい環境、新しい生活の中で体を整える大事な時期です。生まれたばかりの赤ちゃんには見ているだけで幸せな気持ちにさせる何かがあります。今はそれを存分に楽しみましょう。

大切なのはママの笑顔とコミュニケーション

教育というと難しく考えてしまいがちですが、新生児教育でもっとも大切なのはママも赤ちゃんも幸せを感じているということです。そのためには触れ合いや笑顔を忘れず、優しい気持ちでママが赤ちゃんに接することが一番です。

新生児はママの声がたとえ一瞬であっても、その声がママのものであると聞き分けることができるといわれます。そのとき、脳の中では聴覚部分だけでなく、感情、喜び、コミュニケーションといった部分に関わる領域まで大きく反応するのだそうですよ。

ママの声は単に聞こえるというだけでなく、脳の発達にも大きな影響を与えるんですね。新生児期の赤ちゃんにとってママは世界そのものです。この世界が楽しく素晴らしいものになるよう、ママの言葉で伝えていきましょう。
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