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新生児からの教育は何をする?教育の意味とママが気をつけたいこと

新生児からの教育は何をする?教育の意味とママが気をつけたいこと

これから出産を控えたママは、生まれてくる我が子にどんな未来を期待するでしょうか。だれでも、自分の子どもには幸せになってほしいですね。そのためにはよりよい教育をなるべく早く始めたいと思うのではないでしょうか。新生児からの教育とはどんなものか調べてみました。

生まれたばかりの新生児から始める教育とは

難しいものではなく楽しむもの

「子どもを天才に育てたい!」「難関校に合格してほしい!」など、親になると子どもに対する期待が膨らみます。そのためにはなるべく早く英才教育を施して、難しいことをどんどんクリアできるようにしないといけないと思ってしまいますよね。

しかし、生まれたばかりの赤ちゃんには、もちろん字を覚えることや難しい問題を解くことはできません。英才教育とはいかに難しいことをするかではなく、いかにその子の才能を伸ばすかが大事です。月齢にあったもの、その子にあった方法で無理なく学んでいくことが必要になります。

教育というと、教材や特別なメソッドが不可欠と思ってしまいますが決してそんなことはなく、日常のちょっとした心がけで新生児からの楽しい教育ができますよ。

親子のコミュニケーションを楽しむ時間

生まれて間もない新生児は、1日のほとんどを寝て過ごします。ママから言葉をかけても新生児から返事があるわけではないので、どうしても一方的な声かけになってしまうことに戸惑うこともあるでしょう。

ただ、あまり反応がないと思われる新生児ですが、その耳や感覚はママが思っている以上に敏感です。まだ視界はぼんやりとしていますがママの声を聞き分ける、においをかぎ分けるなどママという存在はしっかり認識しています。

新生児とどうやってコミュニケーションを取ったらよいか分からないママにとって、教育という名目があることで声かけへのモチベーションが上がります。ママの声を聞くことが新生児にとって教育の一環になっていることを忘れず、楽しい気持ちでお話ししてみましょう。

心と体の成長を促してくれる

コミュニケーションの方法は会話だけではありません。肌と肌の触れ合いは、ときに言葉以上に濃密なコミュニケーションになります。子どもにとってママとの触れ合いは喜びであり、安心感を得られる究極の方法です。

新生児もママからの声かけ、スキンシップを通して驚異的なスピードで心と体を発達させていきます。「皮膚は露出した脳」ともいわれることがあり、肌から得られる様々な刺激が脳にたくさんの情報を伝達します。この刺激が多ければ多いほど脳が発達していきますので、親子のスキンシップは心だけでなく頭にもよいといえるでしょう。

スキンシップと同時に声かけも行うと触覚、聴覚ともに刺激が得られます。ぜひおむつ替えや沐浴などのお世話の時間も優しい声で語りかけてみてくださいね。

赤ちゃんの脳の発達には五感が重要

新生児の五感はまだ未熟

新生児の脳は出生時にはほぼ大人と同じ構造になっていますが、その機能は未発達です。また、五感といわれる視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のうち、視覚だけは未熟なままですが、そのほかの感覚は大人と同じかそれ以上の働きをしていることがあります。

たとえば、新生児のころは英語の発音で日本人が苦手とされるLとRの音の聞き分けができる、ママの母乳とママ以外の人の母乳のにおいをかぎ分けることができるなどともいわれることがあります。音の聞き分けに関しては、日常で聞き取る機会が少ない音は忘れてしまうそうです。英会話など語学は早く始めた方がよいといわれる理由はそこにあるのですね。

新生児の五感は未熟な部分もありますが、ママの想像以上に働く部分もあるようですよ。

五感の刺激は脳に直結している

新生児の脳細胞はすでに大人と同じ数ほど存在しています。しかし、大人と同じように考えたり言葉を発したりするためには、もう少し訓練が必要です。そこで大事になるのが五感への刺激です。

赤ちゃんの脳細胞(神経細胞ニューロン)はまだバラバラの状態で、情報をうまく伝えることができません。この情報というのが五感からの刺激で、この刺激が多ければ多いほど神経細胞をつなげようとする働きが増します。

新生児にとっては見るもの触るものすべてが刺激です。真っさらな状態で生まれた赤ちゃんの脳は生後急激に発達し、6歳ごろにはほぼ大人と同じ大きさになります。このころまでにいかにたくさんの刺激を受け取ったかが脳の発達、賢さにも関係してきそうですね。

見たり触れたりすることで育脳になる

新生児のお世話ではママと触れ合う機会が多いですね。授乳や沐浴などをすればスキンシップは十分と思うかもしれませんが、脳の発達を促す育脳をするためにはより積極的に見たり触れたりする時間を増やしてみましょう。

このとき、目を見ながら触る、話しかけるなど一つだけではなく、いくつかの要素を組み合わせてスキンシップを取るとより効果的です。好きな人と触れ合うと誰でも幸せで温かい気持ちになります。これは赤ちゃんも同じことで、ボディタッチをたくさん受けた赤ちゃんはストレスホルモンが減る、発育がよくなる、よく眠るようになるともいわれています。

触れ合いは脳の発達だけでなく将来の心の穏やかさにも関わってきますので、優しい気持ちでスキンシップを取りましょう。

妊娠中のプレママができる赤ちゃんの育脳

妊娠初期はリラックスして過ごす

生まれた瞬間にはもう大人と同じ数の脳細胞がある新生児。ママのおなかにいる間に脳細胞が作られていることになりますね。

妊娠初期は体の器官が次々作られ、脳だけでなくあらゆる細胞が爆発的に生成される時期です。とくに情緒の安定に不可欠な幸せホルモン「セロトニン」の分泌に関わるセロトニン神経は、妊娠初期に作られることが分かっています。

しかし、ママのストレスや飲酒、喫煙などによって胎児の細胞生成を妨げてしまうことがあります。妊娠が分かったら飲酒を控えて禁煙をすることは基本ですが、なるべく穏やかな気持ちでリラックスして過ごすことも大事ですよ。

ママが穏やかな気持ちで過ごすと、赤ちゃんにもそれが伝わりすくすく育つというわけです。
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