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海外の幼児教育事情を知ろう!日本との違いや教育を取り入れる方法

海外の幼児教育事情を知ろう!日本との違いや教育を取り入れる方法

自分の子どもにはよりよい教育を受けてもらいたいですよね。最近では海外の幼児教育やさまざまな教育法について耳にすることが多く、どんな教育を受けさせたらよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、海外の幼児教育事情とそれらを取り入れる方法について紹介していきます。

そもそも幼児教育って何か考えてみよう

幼児教育ってなんだろう?

幼児教育とはその名の通り、幼児を対象とした教育のことです。一般的には幼児とは1歳から6歳の子どものことを指しますが、幼児教育では0歳の赤ちゃんを含むことが多いです。「教育」といっても勉強して学力を伸ばすだけではなく、家庭でのしつけや保育園や幼稚園で受ける教育、また習い事で学ぶことなど多くのことを含みます。

人間は学び続ける生き物だといわれていますが、特に幼児期の教育は今後の人生においてとても重要な役割を果たします。幼児期は学習したことを素直に吸収しやすく、この時期に受けた教育は、今後高度な教育を受けていくための土台となります。

日本でも幼児教育に関心のある人が多く、幼児教育のための習い事の教室や、幼児教育について書かれた書籍をよく見かけますよね。

海外では幼児教育熱が高いの?

海外でも日本と同様、幼児教育が注目されています。特に日本も加入しているOECD(経済協力開発機構)に加入している国の中で、幼児教育について関心が高まっています。

OECDの集まりの中で、「幼児期のスキル形成はその後の人的資本形成の基礎をつくる。幼児期への投資は重要である」といった内容の発表がされた背景もあり、特に注目が集まっています。OECD参加国を中心に、幼児教育や保育への投資が社会全体に大きな経済効果をもたらす、という考えが広がっています。

また日本と海外では幼児教育に違いも見受けられます。ドイツやイギリスでは、文字の読み書きや計算能力のみではなく、自分の意見ををまとめたり主張する能力を育てることに重きをおいています。

日本の幼児教育事情は?

日本の幼児教育の形態は、3歳以上が通うことができる幼稚園と、乳児から通うことができる保育園に分かれています。現在の日本ではほとんどの子どもが幼稚園か保育園に通うので、小学校入学までに100%近い子どもが幼児教育を受けていることになります。

近年日本でも個性を大切にする教育が注目されていますが、やはり今もなお個性よりも協調性が重視される傾向にあります。一方海外の教育は、個性をより重視され、自分の意見や考えを主張する力を学んでいきます。

最近では日本でも、海外の教育やメソッドを取り入れた幼稚園や保育園が増えてきています。日本の教育にも海外の教育にもそれぞれよいところがあるので、うまく取り入れていきたいですよね。

海外の幼児教育事情ピックアップ

国民幸福度の高い スウェーデンの場合

スウェーデンは北欧にある国ですが、世界の幸福度ランキングで常に上位に入っています。それほど幸福度の高い国の幼児教育がどうなっているのか気になりますよね。

スウェーデンでは1歳から5歳はプリスクールに通い、6歳児には個人保育所かプリスクールが用意されています。1歳から5歳のプリスクールは有料で保護者の収入によって保育料が決まります。一方で6歳から16歳を対象とした教育は無料で受けることができます。

スウェーデンではドイツ人の教育学者であるフリードリッヒ・フレーベルの影響を強く受けています。フリードリッヒは遊びの大切さを提唱しており、「遊びは子どもの成長に欠かせないもので、幼児期にどのように遊ぶかでその後の人生が決まる」と主張しています。

人種のるつぼ アメリカの場合

アメリカでは就学年齢が州によって異なります。就学前はデイケアやナーサリーと呼ばれる州の認可校や個人宅で0歳児から預かってもらうことができます。アメリカでプリスクールと呼ばれているのは、日本でいう幼稚園の年少です。

その後、キンダーガーテンと呼ばれる幼稚園の年長に進みますが、このキンダーガーテンはほとんどの州では、小学校の付属となっています。学習時間は小学生と同じで、算数や読み書きを学習します。

アメリカでも幼児教育に注目する親が多いのですが、その中でも最近特に人気なのが音楽教室です。子どもの能力を伸ばすためには音楽がベストであると提唱する児童心理学者や脳科学者の影響により、アメリカにはたくさんの音楽教室が存在します。

お隣の国 韓国の場合

お隣の国、韓国も日本と同様に幼稚園と保育所があります。そのほかにも民間が経営する学院というものがあります。学院には、絵画や陶芸を教える美術学院や、英語学習がメインの英語学院などがあります。割合としては、幼稚園に通う5歳児が4割、保育所が3割、学院が3割といわれています。

2012年にイギリスのピアソン・グループが発表した世界教育システムランキングによると、韓国はフィンランドに続いて2位となっています。

韓国の親たちの教育熱心ぶりから、「教育熱」「早期の教育熱風」という言葉があるほどです。親たちは自分の子どもがほかの子どもたちに遅れを取らないようにに、誰よりも早く英才教育を受けさせたいと考える人が多いようです。
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