子どものイタズラに毎日イライラ!イタズラの理由から止める方法まで
日々、色々なことに興味が出てくる子どもたちは、毎日思いがけないイタズラでママを困らせることがありますね。笑ってしまうようなものはよいですが、忙しいママはつい「イラッ」としてしまいますね。子どもはなぜイタズラしてしまうのでしょうか。その理由とイタズラをストップする方法を紹介します。
子どもがイタズラをする科学的な理由
イタズラをするのは脳が成長しているから
ママがしていたこと、パパがすることを真似したくてうずうずしているのです。「こうしたらどうなるかな?」「これは何かな?」の気持ちに正直に、好奇心に従って色々なことをしてみます。
また、イタズラをすることでママや友だちの注目を集めたり、笑顔にしたりということもイタズラをする理由になります。自分の行動によってどんな結果が得られるか、イタズラそのものだけではなく、周りの反応も楽しみながら経験していくことで様々なことを学んでいます。
怒られてもイタズラをする理由はドーパミン
このとき、子どもの脳の中では神経伝達物質であるドーパミンが分泌されていて、イタズラをやめられない状態になっているのかもしれません。子どもは新しい発見を求めてイタズラをしていますが、それを見たママが今までにない声や表情で怒ることで新たな刺激となり、ドーパミンが分泌され「面白い!」と感じます。
ドーパミンは分泌される直前の行動に意識を集中させ、もっとやるように促す作用があるので、怒られていながらもイタズラを続けてしまうのだそうです。
ママがイライラするのも脳の影響
子どもがイタズラの最中に怒られてドーパミンが分泌されるように、ママの脳内でも子どもの理解不能なイタズラを見てドーパミンが分泌されます。ママは「やめなさい!」と口にしているにもかかわらず、無意識にもう一度子どもがイタズラをするのを待ち構えているという不思議な現象が起こっているのです。
そのため、子どもはイタズラし、ママは怒ることがやめられないという険悪な状況に陥りやすいんですね。この状況を打破するためには、ママの方が冷静になって対処法を変えましょう。
ママがイライラしないイタズラのとらえ方
子どものイタズラは英才教育だと考えてみる
イタズラであっても飽きずに集中して取り組むことは、これからの人生で物事をやりきる、達成するために大切な土台となります。「なんだろう?」「やってみよう」「分かった!」を繰り返すことで子どもの脳は急成長していきます。
特別なことをしなくても、子どもにとってはイタズラが英才教育になるのです。ママはあまり神経質にならず、存分にイタズラができる環境を作るようにしてもよいかもしれませんね。
ただし叱った方がよいときもある
このとき「やめなさい」「ダメ」よりも「ストップ」と言った方が子どもにとって理解しやすいようです。ストップと言うことで行動そのものを止めることができます。
それから改めて「なぜしてはいけないことなのか」を説明しましょう。このとき子どもと目線を合わせて真剣な表情で話すのがポイントです。
ただ、誰でも叱ったり叱られたりは好きではないので、叱らないで済む環境になるように危険な場所にガードをつける、危ない物はしまうなどの工夫は必要です。
自分だけじゃない!爆笑体験談で気分転換
子どもが急に静かになったら、それはイタズラ真っ最中の合図。「料理中のママが静けさに不安を感じ、後ろを振り返ったら壁中にマジックでイタズラ描きをしていた」「炊飯器に人形を入れられ一緒に炊き上げた」「ママのブーツの中にぶどうが入っていた」なんていう体験談も目にします。家の中はさながらびっくり箱のようですね。
面白過ぎて怒れなくなってしまうイタズラは、困りますが微笑ましいものです。ネット上ではたくさんの爆笑体験談がみつかります。ほかのママの体験談を読んで元気をもらうのもよいですよ。
どうしてもイタズラをやめてほしい場合には
困ったイタズラには淡々と対応する
たとえば、ママが笑いをこらえて叱っていると子どもにはイタズラは面白いことなんだと認識させてしまいます。ママが激しく怒っても、逆にそれがママの注目を集めたとしてさらにイタズラをエスカレートさせていくかもしれません。
イタズラをやめてほしい場合は、真剣な顔で冷静になぜしてはいけないのかを説明するようにしましょう。注目を集めたと思わせないために、説明の時間は短く、淡々と対応するのがポイントです。