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幼稚園に入園後発熱することが増えた。原因とママがすべきこと

幼稚園に入園後発熱することが増えた。原因とママがすべきこと

入園後に発熱することが増え「風邪かな?熱が下がらないけれど、どうしよう」「朝になると下がるのに、午後から熱が上がる日が続く」など、いつから登園させてよいのか、どのようにサポートすればよいのか悩むことは多々ありますよね。今回は、入園後に発熱しやすくなる理由やサポートの仕方についてご紹介していきます。

落ち着いて!わが子の様子をよく見てみよう

発熱している様子はどんな状態か観察しよう

子どもが発熱すると「どうしよう!」とあわててしまうママは多いかと思いますが、ひとまず落ち着いて子どもの様子を観察し、冷静に対処することが大切です。

まず最初に確認したいのが「平熱と比べてどれくらいの熱が出ているか」という点です。同じ37.5℃の熱が出ていても、平熱が36.5℃の子どもと37.2℃の子どもでは対処が変わってきます。

体温は1日のうちでも0.5℃程度の変動があるので、起床時、午前、午後、夜の計4回の熱を測り、時間帯ごとの平熱を把握しておきましょう。食後は体温が上がりやすいので、食前や食間に検温するのが適切です。

また発熱のほか、顔色や食欲、おしっこの回数、機嫌が悪いか、体のどこかが痛くないかなども観察しておくとよいですよ。

心配なときは主治医に相談してみよう

一口に子どもの病気といってもさまざまなものがありますが、38℃以上の発熱や発疹など、体の中であきらかに大きな異変が起きていると考えられるときには、かかりつけの病院を受診するのが賢明です。

とくに発疹が出る場合はなんらかの感染症である可能性が高いので、ほかの子どもにうつさないためにも受診が必要です。感染症が疑われる場合には、病院でも外来時間や診察室を別にしていることが多いので、事前に連絡してから受診するとよいですよ。

手足口病やリンゴ病など、本人が元気であれば登園できる病気もありますが、はしかやインフルエンザなど、一定の条件を満たすまで登園できない病気もあります。発熱以外の諸症状も含め、なにかしら心配な点がある場合には主治医の判断を仰ぎましょう。

まずはゆっくり休養させてあげよう

「昨晩は38℃の熱があったけれど、今朝測ってみたら36℃台にまで下がっていて本人も元気そうだ」など、発熱していても意外と元気そうにしていたり、時間がたつと熱が下がっていたりすることはよくあります。

子どもが発熱したときに熱が上がったり下がったりを繰り返すことはめずらしくありません。熱が下がったからといって無理に登園させると、活動中に熱が上がったり、ほかの子にうつしてしまったりする恐れがあるでしょう。

熱がこもって汗をかいていれば薄着にさせる、室内が乾燥しないように加湿する、喉が乾燥しないようにこまめに水分補給をするなどのホームケアのポイントを押さえながら、確実に諸症状が落ち着いて体調がもどるまで、ゆっくり自宅で休養させましょう。

幼稚園はたくさんの子どもが生活する場所

登園できる?ボーダーラインは37.5℃

起床時に子どもの体温を測って発熱していることがわかったとき、どれくらの体温であれば登園できるのか迷った経験のあるママは多いのではないでしょうか?

ふだんから平熱が高く、37℃台前半ぐらいの熱でも元気な子どもであれば、用事があったり、パートや在宅ワークをしていたりするママは、登園させるかどうか迷うこともあるでしょう。

年齢にもよりますが、子どもの体温の平均値は37.0℃前後です。そのため保育園などでは37.5℃以上を発熱とみなし、37.5℃を超えている子どもは預からないというルールを定めていることが多いようです。ひとまず37.5℃の発熱をボーダーラインと考え、そのほかの症状も合わせて判断するとよいでしょう。

予防接種は病気予防の大きな味方

入園する前はたいした病気をしたこともない子どもでも、入園したとたんに毎週のようにせきや鼻水が出たり、発熱して休んだりするということはめずらしくありません。「うちの子って、こんなに体が弱かったかしら?」と心配になるママは多いことでしょう。

しかしこれは入園後にはよくあること。集団生活では病原体と接触する頻度が家にいるときより高くなりますし、春特有の寒暖差で体調をくずしたり、大好きなママから離れることへのストレスがたまったりすることなども要因となり、体調をくずしやすくなります。

環境の変化による免疫力の低下から子どもを守るためにも、まずは入園前に接種できるはしかや風疹、おたふく、水痘などの予防接種を適切に受け、病気を予防することが大切です。

体調のすぐれないときは欠席させる勇気を

あきらかに高熱が出ている場合には病院を受診したり、自宅で様子を見たりする必要がありますが、なかには37.5℃以上の発熱があっても元気な様子で「熱以外は気になる点はないし、登園させても大丈夫だろうか?」と頭を悩ませるケースもあることでしょう。

パパやママの中には、37.5℃前後の熱で園を休ませるのは気がひけるという人もいるかもしれませんが、登園前は元気にしていても、活動中に熱が上がる可能性は十分考えられます。

発熱がある場合はもちろん、鼻水やせき、どこか元気がない、食欲がない、水分をとらない、夜にぐずって寝つけなかったなどのケースでも登園を見合わせ、ホームケアをしたり主治医に相談したりするよう心がけましょう。

発熱している子どもとママのサポート

わが子の身体の特徴を理解しよう

それまで家でママと過ごしてきた子どもにとって、はじめての集団生活は刺激の連続です。とくに感受性が豊かで、あらゆる刺激に対して敏感な子どもの場合、夜泣きがはじまったり、ストレスが原因で頭痛や発熱などの症状があらわれたりすることもめずらしくありません。

また38.0℃以上の発熱は熱性けいれんをともなうことが多く、およそ20〜30人に1人の割合で起こります。子どもにけいれんが起きたときには、落ち着いて以下の順で対応をしましょう。
・時刻を確認する
・衣服をゆるめて体全体を横に向け、頭を少しうしろに反らせて気道を確保する
・5分以上続く場合には救急車を呼ぶ
・はじめてけいれんを起こしたときや、対応が決まっていない場合には、当日中に医療機関を受診する
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