体温調節が苦手な新生児の平熱は?心地よく過ごせるように工夫しよう
夜はタオルやスリーパーを活用して調節を
服を脱がしたり着せたりしようとすると赤ちゃんが起きてしまう可能性があるので、寝具の枚数で調節しましょう。厚みのある布団ではなく、バスタオルやタオルケットを使うと微調整がしやすくなります。
また、足を活発に動かして寝具を蹴ってしまう赤ちゃんにはベストのように着せられる「スリーパー」がおすすめです。
赤ちゃんの手が寝具から飛び出して冷たくなっていることがありますが、お腹や背中が温かいのであれば心配ありません。手には体温調節の役割があるので、そのままにしておきましょう。
靴下は寒そうなときのみの着用でOK
赤ちゃんは体内に余分な熱があるときは手のひらや足の裏から熱を発散し、寒いときは手足の血流を低下させることで体内温度を維持しています。そのため、気温が低い冬は手足が冷たくなることが少なくありません。
靴下をはかせると体温調節がうまくできなくなってしまいます。着用するの足の血色が悪くなっているなど、寒そうなときのみでよいでしょう。
おじいちゃんやおばあちゃん世代の人から「はかせなさい」と言われるのは、一昔前は「赤ちゃんには厚着させる」といわれていたためです。世代による育児法の違いなので、あまり気にしないでくださいね。
まとめ
また、赤ちゃんの平熱を把握しておくと体調の変化にすぐ気づくことができます。元気なときに一週間程度継続して熱を測り、平熱を調べておくとよいでしょう。
衣類の枚数や冷暖房の設定温度の目安はありますが、暑さや寒さの感覚には個人差があります。赤ちゃんの様子を見ながら適度な枚数や設定温度を決めてくださいね。