安産祈願を東京でするならおすすめは?予約の有無から場所の決め方
日本では、妊娠5カ月の戌の日に、安産祈願をする風習があります。東京には有名な神社がたくさんありますが、ご利益が高いとされる神社に行ってみたいというママもいるのではいでしょうか。今回は、東京で有名な安産祈願ができる場所や、祈願の事前予約について、また、安産祈願をする場所を選ぶポイントを紹介します。
東京で有名な安産祈願の場所といえば
東京での安産祈願といえば有名なのは水天宮
安産祈願は、当日受付順に15~20分の祈祷をします。普段は家族そろって社殿に入れますが、混雑する戌の日は妊婦さんだけが入って祈祷します。
安産祈願では、鈴の緒御子守帯(腹帯)、護符、お守が授与されます。鈴の緒とは、お参りするときに鳴らす鈴から下がっている紐です。江戸時代、ある妊婦さんが鈴の緒を交換するために参拝しました。持ち帰った古い鈴の緒で作った腹帯をつけたところ、とても安産だったとのことで、この腹帯が誕生しました。
夫婦の猿神様の像がまつられている日枝神社
社殿の左右には夫婦の猿神様がいます。猿はお産が軽く、いつも子どもを抱いて育てています。このことから、子猿を抱いた母猿をなでると安産になるといわれ、申の日も安産祈願をする日とされているのです。
安産祈願は当日受付順に20分の祈祷をします。安産祈願では、腹帯、お札立て、安産錦守、そして、猿神様と同じように雄猿と子猿を抱いた雌猿の、まさる守土鈴(まもりどれい)が授与されますよ。
小高い丘の上にありますが、外堀通りに上りエスカレーターがあるので、妊婦さんはこちらを使うとよいでしょう。
格式の高い東京五社の一社である大國魂神社
本殿裏にある樹齢千年の大銀杏の根元に生息する蜷貝(にながい)をせんじて飲むと乳が出やすくなるといわれていました。近年では、大銀杏に手を合わせると産後の肥立ち(産褥期の状態)がよくなるといわれています。
境内にある宮乃咩(みやのめ)神社は、北条政子が安産祈願した神社だそうです。7月12日には、安産特別祈願祭が行われるので、たくさんの妊婦さんが集まりますよ。
安産祈願は当日受付のみで、安産祈願をすると、腹帯、お札、お守、などが授与されます。
安産祈願で事前予約が必要な場所も
国の重要文化財でもある鬼子母神堂
ここの鬼子母神像は、鬼形ではなく菩薩形をして、角(つの)がないということで、「鬼」という字の上の点を省いています。気になるママは公式ホームぺージのロゴを見てくださいね。
一組ずつ行う安産祈願は、事前予約ができます。安産祈願では、腹帯、お札などが授与されますよ。また、樹齢約700年のご神木は、高さ約33m、幹の周囲が約11mと大きいので、圧巻ですよ。
1組ごとのご祈祷をする代々木八幡宮
代々木八幡はパワースポットとして有名です。この土地は、縄文時代の住居が発掘されており、古代から祀りごとや神事が行われていたようです。多くの武将が勝利祈願に訪れたり、有名人が参拝したり、近くに引っ越してくる人がいたりするほど、強力なパワーがあるそうですよ。
安産祈願の祈祷は原則1組ごとで、予約した人を優先して祈祷します。混雑時は空くのを待つことになってしまうので、事前予約するとよいでしょう。
予約が必要かどうかは確認するのがベスト
当日受付の場合、人気の寺社では大安や土日の戌の日は、受付までの時間も長くなります。事前に情報を仕入れておくと、心構えができてよいでしょう。
小さな寺社の場合、腹帯を自分で用意しないと手に入らない場合がありますし、予約が必要なところもあります。
安産祈願をする前には、寺社のホームページを確認して、予約が必要な場合、予約ページがあればそこから申しこみ、よく分からない場合は電話で問い合わせしましょう。
安産祈願に行く場所を考えるときのポイント
有名でなくても体調を考慮して行ける場所に
戌の日の安産祈願を行う神社は、家の周りにもあるはずです。鎮守(ちんじゅ)といって、その土地に鎮まり、その土地や土地の人を守る神様がいますので、この機会に今住んでいる場所の鎮守について知るのもよいですね。
この先、お宮参りや七五三など、寺社にお世話になる機会がありますので、安産祈願からずっと近所の寺社にお世話になるのもよいのではないでしょうか。
寺社を調べると、それぞれ色々な由来があることに気づきます。意外と近くにご利益の高いところがあるかもしれませんね。