働き方改革でなにが変わるの?仕事と育児の両立を目指すママたちへ
働くママに優しい取り組みに成功した事例
託児所や時短勤務で育児支援のトヨタ自動車
例えば、トヨタ自動車の時短勤務制度は、子どもが小学校4年を修了するまで、勤務時間を6時間または7時間とすることができます。時短勤務制度の利用期限を3歳までとしている会社が多い中、ある程度手のかからなくなる年齢まで利用できることはありがたいですね。
また、0歳~小学校就学前までの子どもを対象に、事業内託児所を設けています。どの職種のシフトにも対応できるよう、早朝5時半から深夜2時半まで開園しています。
さらに、職種によりますが、テレワークもすでに導入しています。週1回、2時間出社すれば、勤務場所は原則自宅です。
育休中のフォローが万全な株式会社ふくや
しかもその面談は夫婦で受けることをすすめています。その面談では、配偶者の会社での残業状況や、配偶者以外に頼れる人がいるかどうか、さらに復帰後の勤務形態をヒアリングします。
この面談によって復帰後の勤務形態を決定するのですが、その種類は6種類もあるというのが驚きです。勤務時間や残業の有無、休日の取り方など、自分に合った働き方を選べます。
配偶者の残業が多い社員は定時退社にできたり、休日を土日指定にできたり、時短勤務も希望したりすることができます。
男性社員の育児休業に先進的な花王
花王では、まず子どもが生まれた男性社員に対し、育児休業や多様な働き方などを伝えるリーフレットを渡します。会社側から育児休業を取得する方法を教え、制度を活用するように促します。
花王の女性社員は全社員の約半数を占めており、積極的に育児休暇の取得や、時短勤務や在宅勤務の制度を活用しています。男性社員もそういった制度を利用することで、仕事と育児を両立する女性社員への理解が深まり、女性の能力を伸ばせる雰囲気づくりにもなっているようです。
まとめ
施行後は、働きたくても働くことが難しかったママたちの活躍の場が広がることが期待されます。出産後も働き続けられるよう、育休の期間延長や、時短勤務、テレワークなど、仕事と育児を両立できるようなしくみが作られていきます。
このような働き方が実現すれば、ママになっても安心して働き続けることができます。女性の活躍は、労働人口や出生率の上昇につながり、日本を支えていく底力といえますね。