共働きパパママの残業は大変!子育てと仕事を両立させるコツとは
共働き家庭の場合、パパとママ2人とも残業がある仕事に就いていると、子どものお世話や家事をこなすことに限界を感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、共働きをしているパパやママはどのような働き方をしているのかや、残業がある日の乗り越え方などをご紹介します。
共働きパパママの仕事と子育ての実情
日本の残業時間の平均は1日2時間ほど
厚生労働省が発表している毎月勤労統計調査によると、日本人の残業時間は1カ月で平均10時間くらいだそうです。しかし、実際はタイムカードを押してからも仕事をしていたり、雇用主が残業を把握できていなかったりするため、10時間以上残業している方も多いでしょう。
労働者にしたとあるアンケートによると、1カ月に30時間以上残業していると答えた方が半数以上に及ぶ結果となりました。この結果から計算すると、1日に2時間くらいの残業をしていることが分かりますよね。
ママは育児と家事の両方の負担が多い
パパと同じように正社員として働いていても、「育児や家事は女性の仕事」という風潮が日本にはまだ残っているため、毎朝早起きして子どものお世話や洗濯、料理などの家事をこなして仕事に行く、保育園の送り迎えはほとんどママがしている、毎晩子どもを寝かしつけてから溜まっている家事をこなしているなど、時間がないなかで育児と家事をこなすのは本当に大変でしょう。
ママの負担を少しでも軽くするためには、パパの協力が必要不可欠ではないでしょうか。
パパはママに比べて休みにくい
子どもが保育園を休むときは、パパとママ、どちらかが仕事を休まなければなりません。順番に夫婦で仕事を休めるならお互いの負担も軽く済みますが、実際はママに比べてパパは子どもの体調不良で仕事を休みにくい状況の方が多いようです。
子どもの体調不良は仕方のないことですが、ママも頻繁に休むとなると仕事にも影響が出るため、職場の方に申し訳ない気持ちになるでしょう。「私が休むとほかの人に迷惑がかかる」と悩み、仕事をすることを諦める方もいるようです。
忙しいママが頼れるサービスや事前の対策
たまには仕出しや冷凍食品で手抜きOK
毎日手の込んだ料理を作るのは大変なので、たまには仕出しや冷凍食品で料理を手抜きするとよいですよ。料理を手抜きすることでママの負担が軽くなるだけでなく、調理や後片付けにかかる時間を子どもと遊ぶ時間に費やすことができますよね。
働いていると平日は子どもと遊ぶ時間がなかなか作れないので、手抜き料理の日を作って子どもとゆっくり過ごすのもリフレッシュになりますよ。
ベビーシッターや家事代行の業者を利用する
ベビーシッターや家事代行サービスを利用するのは、悪いことではありません。それよりも、ママが1人で頑張りすぎていつもイライラしていたり、疲労で体調不良になってしまったりするほうが子どもは悲しい気持ちになるでしょう。
疲れたときやストレスが溜まっているときは業者を上手に利用して、ゆっくり休む、子どもとお出かけを楽しむなど、気分転換するとよいですよ。
パパと事前に話し合って家事分担を
パパと上手に家事を分担するためには、事前に夫婦で話し合うことが重要です。家事を手伝わないパパに「忙しいんだから、ちょっとくらい手伝ってよ」「どうして家事をしてくれないの」などと怒ってしまうと、夫婦仲が悪くなる可能性があります。
事前に「仕事をしながら育児と家事を全部こなすのは大変だから、パパも手伝ってもらっていい?」「曜日ごとに家事を分担してみない?」など、話し合いをすると夫婦で協力して家事をこなしやすいですよ。
子育てのために働き方を考えよう
短時間勤務制度を利用する
子育てをしながらフルタイムで仕事復帰するのは、ママの負担が大きく大変ですよね。フルタイム勤務に限界を感じている方は「育児・介護休業法」という法律を利用して、短時間勤務を検討してみてはいかがでしょうか。
短時間勤務制度を利用すると、残業をなくす、勤務時間を短くする、出勤時間を遅くする、日によって出勤や退勤時間を変更できるなど、働くママの負担を軽くすることができますよね。会社独自でママが仕事を続けやすいように、時短勤務を定めているところもありますよ。