
共働きと専業主婦の違い!それぞれのメリットと子どもへの影響
子どもが生まれ、共働きになるのか専業主婦になるのか、どちらを選ぶかで悩むママは多いといいます。どちらを選んでも後悔しないようにしたいですよね。ここでは、共働き家庭と専業主婦家庭のどちらがよいのか悩むママに、二つの家庭の事情の違いや、それぞれのメリットを紹介しますので、参考にしてくださいね。

目次
- 共働きの割合や生涯年収、出生率との関係
- 今の社会では共働きが専業主婦より多い
- 共働きは専業主婦の家庭より生涯年収が多い
- 共働きが増えると出生率が上がる可能性も
- 共働きと専業主婦だとどちらが得なのか
- パパとママが共働きの場合のメリット
- ママが専業主婦の場合の家族のメリット
- どちらを選ぶかは家族で話し合うことが大切
- 色々なワークスタイルを見てみよう
- 正社員でバリバリ働くママ
- 幼稚園の時間やパパの休日に働くママ
- 在宅ワークなどのできる範囲で働くママ
- どちらを選んでも子どもによい影響がある
- 共働き夫婦の子どもへのプラスになる影響
- 子どもとの時間が多い専業主婦の場合
- 大切なのは子どもとの時間をどう過ごすか
- まとめ
共働きの割合や生涯年収、出生率との関係

今の社会では共働きが専業主婦より多い
2000年以降、共働き世帯は増え続けています。その背景には、男性の収入が上がりにくくなったことに加えて、出産、育児制度や手当が整ってきたことで女性が働きやすくなったということがあるようです。
また、社会の意識も変化しています。夫が外に出て働き、妻が家を守るという従来の価値観は少しずつ変わってきています。パパとママ、どちらか一方が仕事や家事をするのではなく、仕事や家事をお互いが協力し合う家庭が増えているのです。
共働き世帯の増加には、社会制度や就労意識への変化が関係しているようですね。
共働きは専業主婦の家庭より生涯年収が多い
また、出産したときに専業主婦の場合は出産育児一時金しか受け取れません。しかし、就労しているママの場合、出産手当金に育児休業給付金を受け取ることができます。そのほかにも、産休・育休中の社会保険料も控除されるのです。
このようなことから、単純に共働き夫婦の世帯年収が上がるということだけではありません。出産や育児の際の手当があるのも大きな違いです。何かと出費が増える出産前後の時期に、ママが手当を受け取れるのは嬉しいですね。
共働きが増えると出生率が上がる可能性も
2017年の厚生労働省の調査によると、共働き率が高い沖縄、宮崎、島根は出生率も高く、反対に専業主婦率の高い東京や北海道では出生率が低いという結果が出たのです。
理由としては、郊外ほど親との同居率が高く、周りから子育てのサポートをしてもらいやすいことが考えられます。また、就労することで育児から解放され、精神的な余裕ができることがあるのではないかという分析がされています。
また、共働き世帯が多い県ほど、自治体が積極的に子育て世帯へのサポートを行っているという特徴もあります。
共働きと専業主婦だとどちらが得なのか

パパとママが共働きの場合のメリット
共働きであれば、当然世帯年収は増え、金銭的な余裕が出てきます。また、収める年金額も違うため、年を重ねたときに受け取れる年金額が増えるでしょう。
収入源が二つになることで、「何かあったときでもなんとかなる」という気持ちの余裕も生まれます。
精神面では、子どもから離れる時間ができ、外に出て仕事をすることで、時代に合ったママの社会性が身につくという点も大きなメリットです。
パパとママがお互いに仕事や家事を協力し合わなければ、共働きは成り立ちません。お互いの大変さを知ることで相手を尊重する気持ちも生まれますよ。
ママが専業主婦の場合の家族のメリット
子どもの成長を実感できる「初めての瞬間」を目にすることができたり、病気のときにそばについていられたりすることは、お金に変えることはできません。また、小さな子どもは、やはりママが1番なのでいつもそばにいてくれることで安心できます。
共働きに比べると、専業主婦は時間的にも精神的にも余裕が持てるという意見もあります。また、家事や育児に専念することでパパも帰宅後にゆっくりできるということも大きなメリットです。
お互いにゆっくりできる時間があったり、パパの休みに家族で過ごせる時間を作りやすかったりすることは、夫婦にとっても子どもにとっても嬉しいですよね。
どちらを選ぶかは家族で話し合うことが大切
働き方によっては、共働きでも損をしてしまうこともあるかもしれません。専業主婦の場合でも、家庭や育児のことに一生懸命になり過ぎて、追い詰められてしまうママもいます。
大切なことは、パパとママの考え方が一緒であることです。自分たちの環境や家計の状況をしっかりと話し合って決めることが大切です。
専業主婦と共働きはどちらが大変なのかという論争もあります。しかし、どちらにも大変なこともありますし、よい面もありますよね。夫婦二人でしっかり話し合って方針を決めるのがよい方法ですよ。