共働きでもできるモンテッソーリ流子育て!今こそ才能を引き出そう
あのオバマ元大統領や藤井聡太棋士も受けたといわれている「モンテッソーリ教育」は、子どもの才能を引き出すことができるといわれています。ここでは、モンテッソーリ教育を実践したいと考えるママのために、モンテッソーリ教育の基礎知識や、忙しいママでもできる家庭での実践方法を紹介したいと思います。
モンテッソーリってなに?その特徴とは
感覚を刺激する教材を使って学ぶ
手触りのよい木の教具、数の概念にふれる教材、分類や物の形状を考える教材などを使います。それぞれの教材には、子どもの学びに役立つ機能や目的が備わっているんですよ。どの教材も大人の強制ではなく、子どもが自発的に「遊びながら学ぶ」ことができる工夫がこらされています。
例えば穴に円柱を差し入れていく「円柱差し」は、太さや高さの違う円柱を選んで、指やピンセットで摘んで入れる教材です。円柱差しで遊ぶことで、触覚の発達や集中力が育まれるといわれています。
集中しやすい環境で過ごす
例えば、水を使うのであれば、こぼれても大丈夫なように、床に何か敷いたりするなど、思い切り作業できるように配慮しましょう。水道が近くにあれば、準備や作業もスムーズにできて、好ましい環境ですよね。
それぞれの作業の内容によって、子どもが道具などをいちいち動かさずに済む環境を整え、「その場所であればその作業に集中できる」ような環境を作ってあげることが大切です。
自主性を重んじた教育法
・日常生活の練習
・感覚教育
・言語教育
・文化教育
・算数教育
例えば、洗濯やアイロンがけなど日常生活の行動の練習を通じて「自分でできること」を増やしていき、自立心を育んでいきます。その結果、自己肯定感が育まれる、子ども一人ひとりの個性が伸びる、前向きに取り組む心が養われる、自分で考えて主張できる、などの素晴らしい効果があらわれはじめるといわれています。
自主性を重んじることで、日本の学校や教育では不十分なさまざまな能力を伸ばせる教育法、ともいえるのではないでしょうか。ぜひ、家庭でもモンテッソーリ教育を少しずつでも取り入れてみてくださいね。
家庭でのモンテッソーリ教育の学び方
自宅環境を整えてみる
・自然素材のもの、清潔で手触りのよいものを選ぶ
・子どものサイズに合わせる
・自分で選べる、自分で元に戻せる
・秩序を大切にする
このように環境を整えることで、自宅でもモンテッソーリ教育を効果的に行うことができますよ。
例えば、モンテッソーリ教育では、絵本は表紙を見えるように整理することをすすめています。子どもは背表紙だけではわからないことがあり、表紙が見られる状態にしてあれば選びやすいですよね。
本を戻すときは、ママがゆっくりとした動作でお手本を見せてあげると、子どもが理解しやすく、片付けができるようになるといわれています。
教材と教具を揃えてみる
例えば、以下のものを用意して、指の感覚を養う教材を作ることができます。
・ふわふわぼーる(できれば5色ほど)
・ぼーると同じ色のシール
・ジュエリーケース
・トング
・透明のコップ
【準備】ジュエリーケースの底に、列ごとに同じ色のシールを貼ります。
それでは、遊び方を説明します。
1. 最初に「見ていてね」と声をかける
2. 透明なコップに入ったふわふわぼーるを、同じ色のシールを貼ったジュエリーケースのブロックに入れる
3. 今度はケースに入ったぼーるを、透明のコップに戻す
一連の動作を見せてあげたら「やってみる?」と声をかけてあげて、近くで見守りながら教えてあげましょう。
子どもへの関わり方を見直す
お伝えしてきたように、モンテッソーリの特徴は「自発性・自立」です。家庭だとつい、見守りきれずに、手や口を出してしまうことがありますよね。でも、あくまでも大人は「見守る」ことが基本スタンスです。本当に必要なときにだけ援助することを意識して、子どもとの時間を過ごすようにしましょう。
また、教材を買った場合も「せっかく買ったんだからやってよ!」と思うのはNGです。子どもが自然と手に取れるところに置いて、自発的に遊ぶのを待ちましょう。
モンテッソーリ実施園、シッターの選び方
国内のモンテッソーリ教育がある施設
東京都:日本モンテッソーリ教育綜合研究所附属「子どもの家」、モンテッソーリ自由ヶ丘子どもの家、早稲田フロンティアキッズ
神奈川県:モンテッソーリのお教室 キラキラ・ハウス 、うさぎ幼児園
千葉県:新浦安モンテッソーリ子どもの家
埼玉県:モンテッソーリ あかねこどものいえ
宮城県:モンテッソーリ子どもの家ぽこぽこ
大阪府:ハミンモンテッソーリスクール大阪
福岡県:名島保育園
そのほか、各地にある白百合学園の幼稚園でもモンテッソーリ教育を取り入れています。