おじいちゃんは子どもに甘い?子育てを通したよい関係作り
依存しすぎずお互いを尊重する
ママはおじいちゃんに依存し過ぎていないか、ときどき振り返ってみてください。もちろんおじいちゃんにとっても、孫と触れ合うことを楽しみにしているかもしれないので、どう感じているか聞いてみるとよいと思います。
依存関係が強くなり過ぎると、何か問題が起きたときに解決が難しくなる場合もあります。適度な距離感でお互いの考えを尊重できるとよいですね。
ありがとうの感謝の気持ちを忘れずに
「親しき仲にも礼儀あり」とよく言いますが、自分たちの親だとしても子どもの親ではないので、育児を手伝ってくれることに対して「当然」と思ってしまうのはあまりよくないですね。些細なことでも「ありがとう」と言葉で伝えたほうが、相手にもよく伝わります。
また、子どもにも「おじいちゃんと一緒に遊べて楽しかったね」と、感謝の気持ちを持つような声かけをするとよいでしょう。年長者を敬う心を育てるのも大切なことです。
おじいちゃんとの関わりは将来にも役立つ
じっくり考える力が身につく
おじいちゃんに子どもを見てもらうと、一緒に囲碁や将棋で遊んでくれることもあるかもしれません。一緒にできなくても、おじいちゃんの姿から集中してじっくり考えることを学ぶことができます。
おじいちゃんの趣味にもよりますが、大人の趣味につき合える子どもは落ち着いていて聡明な印象がありますよね。こうした考える力やものを見る目は将来にもきっと役立つはずです。これも、自分の時間をたっぷり持っているおじいちゃんと子どもが過ごすメリットではないでしょうか。
冷静で理論的な性格になる
これは男女の違いにも似ていて、そのままおじいちゃんとおばあちゃんの違いにも見えますね。まだ幼い子どもにとって、誰とどんな時間を過ごすかはママが思う以上に重要で、その人の考え方や行動が少なからず子どもの性格にも影響してくるのかもしれません。
もちろんこれは傾向なので、必ずしもおじいちゃんと過ごすと冷静で理論的になるというわけではなく、子どもとおじいちゃんの関わる時間やそれぞれの性格によっても変わってくるでしょう。まずは、おじいちゃんの性格と生活をよく理解しておきたいですね。
「エイジズム」の予防になる
「高齢者差別って?」と思うママもいるかもしれませんが、例えば高齢者の発言を「時代遅れ」と聞く耳持たなかったり、高齢者が若者の真似をすると「恥ずかしい」と言われたりすることがエイジズムになります。
こうした差別は子どものころの環境によって根づいてくると考えられています。ある研究によると、幼いころから祖父母との良好な関係を持っていた子どもは高齢者に対する差別的な見方が少ないという結果が出ました。
こうしたエイジズムの影響は社会に出てから、さらには自分が高齢者になってから身をもって感じるものです。ぜひ自分の子どもにはこうした偏見を持たないように育って欲しいですね。
まとめ
また、おじいちゃんと良好な関係を築いて子育てに協力してもらうことで、年長者を敬う心を子どもに教えることもできますね。おじいちゃんにとっても孫と関わることはよい刺激になり、若々しく健康でいられる要素となるでしょう。